第24回全都市「住みよさランキング」(2017年)の結果

 株式会社東洋経済新報社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 山縣裕一郎)では、全国の市を対象に「住みよさランキング」を毎年公表しております。このたび、2017年6月19日現在の814都市(全国791市と東京23区)を対象にした最新結果がまとまりましたので、発表いたします。
 なお、「住みよさランキング」は1993年以来、今回で24回目の公表(2011年は非公表)となります。

 総合評価1位は印西(千葉)、2位は砺波(富山)が昨年3位から浮上
 2017年の「住みよさランキング」総合評価1位は印西市(千葉)で、2012年から6年連続のトップとなりました。2位は砺波市(富山)で、昨年の3位から順位を1つ上げました。3位は長久手市(愛知)で、昨年まで2年連続2位でしたが、今年は順位を1つ下げました。

 印西市は、千葉県北西部に位置し、東京都心まで約40㎞の位置にあります。3市にまたがる千葉ニュータウンの面積の過半を占める住宅都市です。人口は約9.2万人(2015年国勢調査)です。人口、世帯数ともに増加し続けています。「利便度」が3位、「快適度」が12位で、この2部門が全国トップクラスの評価を得ています。「安心度」が635位と下位にありますが、他の4部門の評価が相対的に高く、総合トップの座を守りました。
 東京区部の20%通勤圏であり、指標③で補正(*)を行っています。
(20%通勤圏による補正と、その対象となる指標(指標①~④)についてはP4をご参照ください)。

 2位の砺波市(富山)は、昨年3位から順位を1つ上げて、2位に浮上しました。
 砺波市は、富山県の西部、砺波平野の中心部に位置する人口約4.9万人(2015年国勢調査)の都市です。農村部は散居村の風景が広がる一方、市の西部で3つの自動車道が結節する交通の要衝です。郊外型の大型商業施設も多数進出しています。「利便度」10位、「住居水準充実度」30位の2部門が高い評価を得ています。

 3位の長久手市(愛知)は昨年2位から順位を1つ下げました。
 長久手市は、名古屋市の東部に隣接する典型的なベッドタウンです。市内には愛知県下最大級の「愛・地球博記念公園」があります。人口は約5.7万人(2015年国勢調査)です。「快適度」は全国2位、「富裕度」が32位、「利便度」は32位と、3部門で全国トップクラスの評価となっています。
名古屋市の20%通勤圏に該当し、指標②で補正を行っています。


■「安心度」は倉吉(鳥取)、「利便度」は野々市(石川)、が昨年に続き1位、「快適度」は東松島(宮城)が昨年6位から、「住居水準充実度」は氷見(富山)が昨年2位から上昇し、1位に
 カテゴリー別で見ると、「安心度」は、倉吉市(鳥取)が昨年に引き続き1位でした。2位は串間市(宮崎)、3位は七尾市(石川)でした。
 「利便度」は野々市市(石川)が昨年に引き続き1位でした。2位は新宮市(和歌山)、3位は印西市(千葉)でした。以下5位の草津市(滋賀)まで昨年と順位に変動はありませんでした。
 「快適度」は東松島市(宮城)が昨年6位から順位を上げて1位でした。2位は長久手市(愛知)、3位は福津市(福岡)でした。
 「富裕度」は千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、杉並区、武蔵野市(以上、東京)の11市区が1位でした。
 「住居水準充実度」は、氷見市(富山)が昨年2位から順位を上げて1位でした。2位は珠洲市(石川)、3位尾花沢市(山形)でした。(付属資料3)

■「北海道・東北」は名取(宮城)、「近畿」は草津(滋賀)、「中国・四国」は下松(山口)が昨年に続き1位、「九州・沖縄」は福津(福岡)が合志(熊本)に替わり1位に
 地域ブロック別で見ると、「北海道・東北」は名取市(宮城、総合11位)、「関東」は印西市(千葉、総合1位)、「甲信越・北陸・東海」は砺波市(富山、総合2位)、「近畿」は草津市(滋賀、総合24位)、「中国・四国」は下松市(山口、総合30位)、「九州・沖縄」は福津市(福岡、総合35位)が1位でした。(付属資料4)

○全814都市のランキング等は、6月19日発売の『都市データパック2017年版』をご参照下さい。
 



住みよさランキングとは
▼東洋経済新報社が公的統計をもとに、現状の各市が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類し、採用15指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出、その単純平均を総合評価としてランキングしたもの。

住みよさランキング算出方法
▼対象
全国814都市(全国791市と東京23区)。(2017年6月19日現在のすべての市区が対象)

▼算出指標
[安心度]
○病院・一般診療所病床数(人口当たり)/2015年10月:厚生労働省「医療施設調査」
○介護老人福祉施設・介護老人保健施設定員数(65歳以上人口当たり)
   /2015年10月:厚生労働省「介護サービス施設・事業所調査」
○出生数(15~49歳女性人口当たり)/2015年度:総務省「住民基本台帳人口要覧」
○保育施設定員数-待機児童数(0~4歳人口当たり)/2015年10月:厚生労働省「社会福祉施設等調査」、20
 15年4月:厚生労働省「保育所関連状況取りまとめ」
[利便度]
○小売業年間商品販売額(人口当たり)/2014年:経済産業省「商業統計」
○大型小売店店舗面積(人口当たり)/2016年4月:東洋経済新報社「全国大型小売店総覧」
[快適度]
○汚水処理人口普及率
 /2016年3月:国土交通省・農林水産省・環境省「汚水処理人口普及状況」、各都道府県資料
○都市公園面積(人口当たり)/2015年3月:国土交通省調べ
○転入・転出人口比率/2013~15年度:総務省「住民基本台帳人口要覧」
○新設住宅着工戸数(世帯当たり)/2013~15年度:国土交通省「建築着工統計」
[富裕度]
○財政力指数/2015年度:総務省「市町村別決算状況調」
○地方税収入額(人口当たり)/2015年度:総務省「市町村別決算状況調」
○課税対象所得額(納税者1人当たり)/2015年度:総務省「市町村税課税状況等の調」
[住居水準充実度]
○住宅延べ床面積(1住宅当たり)/2013年10月:総務省「住宅・土地統計調査」
○持ち家世帯比率/2015年10月:総務省「国勢調査」

▼評価方法
15指標それぞれについて平均値を50とする偏差値を算出し、それらを平均して「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の部門ごとの評価、および総合評価を行っている。特異数値による過度の影響を避けるため、各指標の偏差値は最高を75、最低を25に調整して算出。また、市町村合併のあった市については、転入・転出人口比率など整備不能なデータを除いて算出している。


▼20%通勤圏補正(*)
生活圏の広域化に対応するため、『2010年国勢調査』の従業地集計データを用いて「20%通勤圏」データを算出し、他市の「20%通勤圏」となっている市については、偏差値を算出する際に補正を実施している。具体的には、
1.採用15指標のうち、生活圏の広域化の影響が考えられる4指標が補正の対象。
  ☆「安心度」指標:①病院・一般診療所病床数(人口当たり)
           ②介護老人福祉・保健施設定員数(65歳以上人口当たり)
  ☆「利便度」指標:③小売業年間商品販売額(人口当たり)
           ④大型小売店店舗面積(人口当たり)    
2.補正の方法は、A市に住む就業者の20%以上がB市に勤務している場合(A市はB市の20%通勤圏)、上記4指標については、それぞれA市とB市の数値を比較し、高いほうの数値をA市の水準として採用(B市の数値のほうが高ければ、B市の数値をA市の数値として扱う)。

付属資料1



付属資料2-1



付属資料2-2



付属資料3



付属資料4

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