「さがデザイン」が2017年度グッドデザイン賞を受賞!
佐賀県が、総合計画2015の基本理念「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」の実現を目指すため、施策推進上の重要な視点の一つと位置付け、「モノ」と「コト」を磨き上げ、新たな価値を付与することにより、人のくらし、まち・地域を心地よくし、豊かなものにする取り組みである「さがデザイン」が、「2017年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
今回の受賞では、受賞全体の中でも特に「明日を切り拓く力をもつデザイン・未来を示唆するデザイン」として評価の高い「グッドデザイン・ベスト100」に選定されました。
今回の受賞では、受賞全体の中でも特に「明日を切り拓く力をもつデザイン・未来を示唆するデザイン」として評価の高い「グッドデザイン・ベスト100」に選定されました。
- 2017年度グッドデザイン賞のウェブサイト:https://www.g-mark.org/award/describe/45949
■審査委員の評価
「さがデザイン」は、佐賀県が取り組む行政組織や活動のReDESIGNです。一般的な行政では、事業は職員が立案し、利害関係者への調整を行い作り上げていくそうです。また、事業を実施する段階でも、縦割りの組織の中で幾度もチェックを行い、ユニークなアイデアも次第にありきたりなものになってしまうという傾向があるようです。
「さがデザイン」は、デザインの視点から行政を見直し政策立案する組織を県庁内に設置し、外部のデザイナーと県庁職員の共創の環境を形成したものです。利害調整だけでなく新しい県のビジョンを描く創造的な活動の創出を期待します。
プレゼンテーションで「県庁の職員の意識も変わって来た」というコメントがありました。この取り組みが定着するのには時間がかかるかも知れませんが、行政の手本となる取り組みに発展することを期待します。
■受賞対象の概要
受 賞 者:佐賀県
一般名称:行政施策へのデザイン視点導入の取組
固有名称:さがデザイン(※)
※「さがデザイン」とは、総合計画2015の基本理念「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」を実現するため、施策を推進する上で佐賀らしさを磨く視点の一つ。佐賀らしい「モノ」と「コト」をデザインの視点で磨き上げ、新たな価値を付与することにより、人のくらし、まち・地域を心地よくし、豊かなものにすることをいいます。
政策課さがデザイン担当では、外部のデザイナーやクリエイター、コンサルタント等とのネットワークを構築し、事業・施策の相談窓口として、福祉、教育、産業などあらゆる部局にわたるプロジェクトにデザインの視点を導入しています。
実 績 例:(1)「県庁CLASS」プロジェクト
旧知事室等を見学可能な形で開放するという目的に対し「開かれた県庁」を目指すべく子供たちの学びの場としてリノベーションしたプロジェクト。佐賀県のこと、知事の仕事について映像やパネルで学び実際に使われていた調度品にも触れられる都道府県では例を見ない体験型施設です。
(2)「勝手にプレゼンフェス」プロジェクト
「さがデザイン」の仕組みが生まれたことで外部の専門家から佐賀県に対し事業アイデアの提案がなされるようになりました。その中から実際に予算が組まれ事業化されたアイデアもあります。
【2017年度グッドデザイン賞 概要】
応募総数 4,495件、受賞件数 1,403件、BEST100受賞件数:100件
グッドデザイン賞とは・・・1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
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