キャンサーネットジャパン、早稲田大学ビジネススクールと共同で小児がん啓発へ
社会課題を題材に教育と実践の両立へ
早稲田大学ビジネススクール「企業経営と社会変革ゼミ」のメンバーとキャンサーネットジャパン理事古賀真美、同中井美穂
- ビジネスと社会課題解決の両立をテーマに取り組む姿勢と、CNJの想いが合致
CNJは、がんになっても生きがいのある社会の実現を目指し、情報発信を中心とした様々な取り組みを行っています。これまで、社会的認知の低いがんの認知拡大や、科学的根拠に基づく情報発信などに積極的に取り組んでまいりました。現在、小児がんの、希少がんともいうべき状況に鑑み、その認知拡大に取り組んでいます。
この度、がんというテーマを通じて、社会課題の解決を重要なテーマの一つとしているWBSとその志をひとつにし、ビジネススクールにおけるゼミ活動の一環として、小児がん啓発プロジェクトに共同で取り組むことといたしました。
WBSで「企業経営と社会変革ゼミ」を担当する鶴谷武親客員教授は「我々が学ぶマネジメントは営利団体も非営利団体もなく、あらゆる組織において共通するテーマ。今回のプロジェクトから学べるものも多く、積極的に取り組みたい」と抱負を述べています。
キックオフミーティングの様子
本ゼミには医師、企業人など、幅広いメンバーが属し、これまでの経験と学びを活かし、このテーマに取り組んでいきます。5月に開かれたキックオフミーティングでは、さっそく両者の想いを共有するとともに、様々なアイディアや意見が交換されました。
- 古賀真美CNJ理事 「学びの実践の場になればありがたい」
共同プロジェクトへの期待を語る古賀理事
共同プロジェクトの開始にあたり、古賀真美CNJ理事は「小児がんの啓発をどのように進めると有効なのか考えあぐねていました。社会人として様々な経験をされている皆さんから新しいアイディアをいただけることを楽しみにしています。このプロジェクトが日頃のビジネススクールでの学ばれていることの実践の場になれれば光栄です」とのコメントを寄せています。
- 中井美穂CNJ理事 「当事者に限らず多くの人に理解してほしい」
想いを語る中井理事
CNJの活動を全国に広げる活動をしてきたフリーアナウンサーの中井理事は「私自身が大きな病気をしてみて初めて病は他人事ではなく、誰もがいつかは出会うものなのだと実感しました。まして、がんは二人に一人がかかる時代です。今回、小児がんの子ども達やご家族、医療に携わる従事者の方々の状況を知り、多くの方に自分ごととして考えていただくために出来ることを皆さんと一緒に模索したいと思っています」と語っています。
- 飯野義之さん(ゼミ生・電機メーカー勤務)
抱負を語る飯野さん
ゼミ生の一人で本プロジェクトのリーダーを務める飯野義之さんは「日頃、大量のインプットをしているビジネススクールでの学びをアウトプットする場だと考えています。また、メンバーそれぞれが異なる専門分野ならびに価値観を持っており、それらを持ち寄って取り組めることも我々の強みだと思っています。結果にこだわりつつ、関わる多くの人に『やって良かった』と思っていただけることを目指していきます」と抱負を語っています。
小児がん啓発プロジェクト概要
- 目的
- 内容
CNJは小児がんの啓発を通じて、こうした状況の改善をテーマに取り組むこととなりました。早稲田大学ビジネススクールでは社会で有用な学びを志向していることから、本プロジェクトに賛同し、ゼミにおいてそのテーマに取り組むこととしました。ゼミ生は修士論文の完成に向けた各自の研究テーマと並行して、本プロジェクトに取り組みます。小児がんのシンボルであるゴールドリボンの認知拡大策に加え、日本では認知度の低い「世界小児がん啓発月間」への取り組みも予定されています。
今後、小児がん啓発以外のテーマへの取り組みも視野に入れ、協働を深めていく予定です。
キャンサーネットジャパン URL:https://www.cancernet.jp/
早稲田大学ビジネススクール URL:https://www.waseda.jp/fcom/wbs/
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