プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
  • Top
  • テクノロジー
  • モバイル
  • アプリ
  • エンタメ
  • ビューティー
  • ファッション
  • ライフスタイル
  • ビジネス
  • グルメ
  • スポーツ

PR TIMESのご利用について

資料をダウンロード

特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
会社概要

不治の病「1型糖尿病」の患者・家族の想いを託し、“1型糖尿病根絶”を目指す研究3件への支援を決定

認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

 全国の1型糖尿病患者・家族を支援する認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(理事長 井上龍夫、本部 佐賀市)は、1型糖尿病の根絶(=治療+根治+予防)を目指す研究3件に対し支援を行います。
 第16回の研究費助成公募によるもので、日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで113件5億7750万円(本研究助成を含む)の研究費助成を行っています。

 

移植膵島量の非侵襲的縦断的評価に基づく、移植膵島増殖・保護法の開発【治療】
【研究代表者】村上隆亮 京都大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・栄養内科 助教
【助成金】100万円(最長4年間)
【研究概要】
 移植された膵島を保護または増やしてインスリン注射からの離脱を長期に可能にすることを目標に、①移植後に体内に残っている膵島の量を画像検査で分かるようにできるか、②生存する膵島量を保護または増やす有効な方法はないのかを、マウスなど小動物を使って検証します。
 移植後に生き残っている膵島量を画像で知ることができれば、その増減を繰り返し評価でき、病状のより詳しい評価や適切な治療の選択に役立ちます。また、生き残っている膵島量を保護または増やすと予想される方法・薬剤が本当に有効なのかを知り、新しい根治的な治療の開発が加速できると考えています。

 

異種移植用ブタ膵島の機能評価とその改善のための探索的研究[根治]
【研究代表者】
小須田南 日本大学医学部 内科学系糖尿病代謝内科学分野 助手
【助成金】100万円
【研究概要】
 近い将来実現される「バイオ人工膵島移植」に向けて、使用するブタ膵島の機能を詳細に解析し、より効果的な移植につなげることを目指します。
バイオ人工膵島に用いられるブタ膵島細胞のインスリン分泌の仕組みは、大まかなところはヒトやマウスのものと同等ですが、インスリン分泌に影響が出るとされている薬剤に対する反応等の詳細な点では異なる特徴がある可能性があります。ブタ膵島細胞の特徴を調べ、ブタ膵島を移植に使用する際に改変すべき遺伝子を明らかにします。
 また本研究では、実験を効率的に進めるためにブタインスリン分泌細胞にウイルスの遺伝子を組み込んで不死化させた実験用のブタインスリン細胞株の作成を目指します。

 

1型糖尿病におけるHybrid Insulin Peptideの免疫学的な意義[根治]
【研究代表者】
及川洋一 埼玉医科大学 内分泌内科・糖尿病内科 准教授
【助成金】100万円
【研究概要】
 1型糖尿病では膵臓内の膵島に存在するβ細胞のみがリンパ球によって攻撃を受けることから、β細胞だけに発現している何らかのタンパク質がリンパ球の標的となっている可能性があります。この原因タンパク質として考えられているのが、膵β細胞内でのみ形成されるハイブリッドインスリンペプチド(HIP)です。
 本研究グループは、「特定のタンパク質を攻撃するリンパ球を検出するシステム」を日本で初めて確立・改良し、HIPを攻撃するリンパ球を検出できる環境を整えました。このシステムを用いてHIPが1型糖尿病の発症にどのようにかかわるか、またHIPがワクチン療法の候補分子として有用であるかを明らかにします。


参考:
1型糖尿病研究基金 第16回研究費助成課題募集(募集終了)
https://japan-iddm.net/news/research_grant/25769/

1型糖尿病研究基金
https://japan-iddm.net/support/fund/research/
 

【1型糖尿病とは】
 原因不明で突然、小児期に多く発症し、現在の医学水準では発症すると生涯に渡って毎日4~5回の注射又はポンプによるインスリン補充がないと数日で死に至る難病。一般に糖尿病として認知され、糖尿病患者の大半を占める2型糖尿病に対し、国内での患者数は約10〜14万人、年間発症率は10万人当たり2人程度と希少な病であるため患者と家族の精神的、経済的負担は大きい。

【日本IDDMネットワークについて】
 日本IDDMネットワークは、インスリン補充が必要とされる患者とその家族一人ひとりが希望を持って生きられる社会を実現することを目指しています。その当面のゴールは、1型糖尿病を「治らない」病気から「治る」病気にすることですが、究極の目標は“1型糖尿病の根絶(=治療+根絶+予防)”です。
 日本IDDMネットワークでは、2005年の1型糖尿病研究基金設立後、これまで113件5億7750万円(本研究助成を含む)の研究費助成を行っています。

【お問い合わせ先】
名 称:認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク
所在地:〒840-0823 佐賀県佐賀市柳町4-13
電 話:0952-20-2062
Fax :050-3385-8940
E-mail:info@japan-iddm.net
WEB:https://japan-iddm.net/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー新規登録無料

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


種類
その他
ビジネスカテゴリ
医療・病院医薬・製薬
関連リンク
https://japan-iddm.net/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク

4フォロワー

RSS
URL
https://japan-iddm.net/
業種
医療・福祉
本社所在地
佐賀県佐賀市八戸二丁目1番27-2号
電話番号
0952-20-2062
代表者名
井上龍夫
上場
未上場
資本金
-
設立
1995年09月
トレンド情報をイチ早くお届けPR TIMESを友達に追加PR TIMESのご利用について資料をダウンロード