春の本格的な花粉飛散期を前に『重症花粉症』の啓発を開始
女優の“川口春奈さん”が“啓発アンバサダー”に就任。2月15日から放映開始するテレビCMにメインキャラクターで出演
花粉症には症状の程度があり、重症度に応じた対応が必要です。そこで、重い症状に悩む患者さんに自らの重症度に考えるきっかけを提供するため、2020年2月15日より、自らも花粉症に悩みSNS等でその辛さを訴え、多くの反響を得ている川口春奈さんをメインキャラクターに起用したテレビCMの放映を一部の地域で開始する他、タクシーのデジタルサイネージや病院内に掲示するポスターなど、各種メディアを通して、啓発活動を展開します。
また、重症花粉症の情報に特化したWEBサイト「重症花粉症ドットコム」※開設し、花粉症に悩む人に花粉症には重症度があり、それぞれに応じた治療法があることをお伝えしてまいります。
※https://secure.novartis.co.jp/kafun_kyousei/
「重症花粉症」啓発キャンペーンメインビジュアル
「重症花粉症」啓発キャンペーン概要
【背景】
いまや日本人の「国民病」にもなっている花粉症。1960年代以来、ブタクサ、次いでスギ、イネ科の花粉症などの報告がされており、年々増加傾向にあります[1]。
花粉症の有病率について、全国的な調査としては、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした2008年(1月~4月)の鼻アレルギーの全国疫学調査があります[2]。それによるとアレルギー性鼻炎全体の有病率は39.4%であり、花粉症全体の有病率は29.8%、そしてスギ花粉症の有病率は26.5%でした。1998年に行われた同様の調査の数字と比較すると、スギ花粉症の有病率は10年間でおよそ10ポイント増加していました。
そのスギ花粉症患者の約7割が重症以上の患者さんという調査結果[3]もあります。弊社が11月に全国47都道府県の花粉症患者9400人を対象に行った調査でも、治療ガイドラインが定義する1日にくしゃみをする回数が11回以上、1日に鼻をかむ回数が11回以上、1日中鼻づまりのどれか一つに当てはまる、重症花粉症の該当者がほぼ半数を占めました。
重症花粉症の場合、鼻症状、眼症状に加え、全身倦怠感や頭重感など全身症状を引き起こすことがあります。これらの症状やそれに伴うQOLの低下が患者の労働生産性の低下を引き起こすことは明らかにされており、鼻症状や眼症状が職場の事故や欠勤に繋がっているとの報告もあります[4]。
そこで、対処に向けた第一歩として、「重症花粉症かも」というメッセージで花粉症には重症度があることに気づくきっかけをお届けしたいと考え、啓発キャンペーンを展開しております。
- 環境省・花粉症環境保健マニュアル、2014
- 馬場廣太郎、中江公裕:鼻アレルギーの全国疫学調査2008(1998年との比較)-耳鼻咽喉科医とその家族を対象にして-Progress in Medicine 28(8):145-156.2008)
- 今野昭義 他.prog.Med.28,2008
- 南由優ほか: 日鼻誌. 9(4), 481, 2010
【内容】
川口春奈さん プロフィール
1995年生まれの女優、モデル。
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に出演中。
長年、重い花粉症に悩んでおり、公式Instagramに花粉症でつらそうな顔をアップし、話題になりました。
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、 これからの医薬品と医療の未来を描いています。ノバルティスは世界で約13万人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティス ファーマの詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp
参考資料
https://prtimes.jp/a/?f=d40583-20200217-8454.pdf
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像