静岡の国際サーキット「富士スピードウェイ」が「煙のないサーキット」へ一新 加熱式たばこ専用室・エリアを新設、サーキット内は全面禁煙に
元F1ドライバー 片山右京氏をゲストにお招きして富士スピードウェイにまつわるトークセッションも実施
フィリップ モリス ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、社長:シェリー・ゴー、以下「PMJ」又は「当社」)は、富士スピードウェイ株式会社(本社:静岡県小山町、代表取締役社長:原口英二郎)に協力し、同社が運営する世界でもトップクラスのサーキット場「富士スピードウェイ」がこの度、施設内を加熱式たばこ専用とすることで「煙のないサーキット」となったことを発表いたします。同施設内に、関係者用を含む20か所の加熱式たばこ専用室・エリアを新設し、サーキット内では燃焼をともなう紙巻たばこの使用は禁止となります。加熱式たばこ専用室は2021月11月26日よりオープンいたします。
また本日11月26日の、加熱式たばこ専用室・エリアオープンに伴い、メディア向け発表会も実施いたしました。発表会にはスペシャルゲストとして元F1ドライバーの片山右京氏をお招きし、富士スピードウェイにまつわるトークセッションも開催。片山氏は今回たばこの煙のないサーキットに生まれ変わった富士スピードウェイについて「サーキットに来るファンは家族連れや若い方も増えているし、海外からのファンも多いので非常に意義深い。富士スピードウェイが国内はもとより、世界で初めての煙のないサーキットに生まれ変わり、オピニオンリーダーとなって、世界にアピールしていくことは、非常に革新的だと思う。自分が若かったころから育ててもらった大切なサーキットなので、このような取組みについて誇りに思う」とコメントしました。
<発表会の様子>
PMJは、企業ビジョンとして掲げる「煙のない社会」の実現に向け、加熱式たばこのみ利用可能な「煙のない」施設や観光地などを全国で広げる取組みを推進しております。観光地や地域を代表する大型施設、飲食店などにおいて、紙巻たばこの喫煙をめぐる様々な課題解決への機運が高まる中、当社は、自治体や組織の課題解決をサポートする取組みとして、地域を代表する観光地やリゾート、商業施設などに加熱式たばこ専用室・エリアを導入していただく「煙のないランドマーク」を全国に広げています。
加熱式たばこは、たばこ葉を加熱し、燃焼させないので、煙が出ず、火災リスクを減らすことができるため、世界遺産の白川郷や平泉の中尊寺・毛越寺でも、歴史的建造物や自然を守るために加熱式たばこ専用エリアを設置しています。また、紙巻たばこは、たばこ葉が高温で燃えることによって、6000種類以上の化学物質が発生し、その煙には、喫煙関連疾患の原因となる有害性成分がおよそ100種類含まれます。たばこ葉に火をつけて「燃やす」のではなく「加熱」すれば、煙が出ず、発生する有害性成分の量も大幅に低減されます。「燃焼による煙」を取りのぞく加熱式たばこという、紙巻たばこより良い選択肢への切替えを推進することは、成人喫煙者のみならず、社会全体の公衆衛生にも資する取組みと考え、PMJは多くのステークホルダーの皆様と協力し、喫煙にまつわる様々な課題解決に努めています。
なお、2021年11月26日現在、PMJがパートナーシップを組む「煙のないランドマーク」は全国で合計16件を数えます。また、PMJのサポートを通じて国ならびに各自治体の基準を満たす加熱式たばこ専用室を導入した飲食関連施設は全国で合計2,700件に上ります。
静岡県においても、紙巻たばこの喫煙ならびに加熱式たばこの使用をめぐる課題解決を含めた環境整備が進み、県内の飲食関連施設における加熱式たばこ専用室・エリアは合計27件に上り、拡大が進んでいます。今後もPMJは、この変化の機運を高め、成人の紙巻たばこ喫煙者、加熱式たばこユーザー、また社会全体にとっての公衆衛生に資する環境整備を進めて参りたいと考えています。
<施設イメージ>
<関係者コメント>
■PMJ 社長 シェリー・ゴーよりコメント
「多くのお客さまが訪れ、世界的にも人気のサーキットである『富士スピードウェイ』に紙巻たばこの煙のない環境を提供できる一助となれたことを非常にうれしく思います。ご来場いただく全ての皆様に、これまで以上に快適で安全な環境の中でモータースポーツとエンターテインメントを楽しんでいただくと共に、加熱式たばこが、紙巻たばこに比べて有害性成分を低減させることを筆頭に、たばこをめぐる課題解決のために社会全体にもたらすことのできるメリットの正しい理解が広がるきっかけとなることを願っています」
■富士スピードウェイ 代表取締役社長 原口英二郎よりコメント
「『富士スピードウェイ』は、国際サーキットとしてさまざまなレースやイベントを開催し、多くのファンの皆様にご来場いただいております。この度、さらに幅広いお客様にモータースポーツを楽しんでいただくためには、当施設の喫煙環境にもさらなる配慮が必要と考え、PMJが掲げる『煙のない社会』を目指すビジョンに賛同いたしました。非喫煙者の方が快適にモータースポーツをお楽しみいただくために、また成人喫煙者、加熱式たばこユーザーの皆様のご要望にもお応えすべく、今回『煙のないサーキット』施設へ刷新いたします。加熱式たばこ専用室・エリアを新設することで、非喫煙者および昨今増加している加熱式たばこユーザーの皆様の紙巻たばこの煙による望まない受動喫煙への対策を行いながら、これまで以上に多くのお客様に対して、新しいスポーツエンターテイメントを提供してまいります」
<「富士スピードウェイ」内の加熱式たばこ専用室・エリア>
加熱式たばこ専用室・エリアについて
富士スピードウェイならではの特徴を活かしたデザインで、来場者に楽しんでいただけるよう企画いたしました。外装にはインタープロトレースシリーズで実際に使用された車両のデザイン(※3か所は実物大)を施しました。内装についても、サーキットガレージをイメージしたレーシングカーのパーツ展示や、レーシングドライバーが富士スピードウェイのコースを実際に走行したオンボード映像を放映する等、利用者にたばこの煙のない快適な環境で特別な体験を提供いたします。
フィリップ モリス インターナショナル(以下、PMI)は、「煙のない社会」の実現を目指し、今後もたばこ製品を使い続ける成人喫煙者にとって、公衆衛生の観点から社会全般と様々なステークホルダーにとって意義があり、科学的に実証された代替製品を提供すべく、紙巻たばこ全てを「煙の出ない製品」へと切替えることを目指し、たばこ業界において「変革」を推進しています。
PMI は、FDA(米国食品医薬品局)が「曝露低減たばこ製品」として米国 内での販売を許可した IQOS(プラットフォーム 1)のデバイスとたばこスティックに関してライセンス契約を締結しているアルトリア・グループに出荷しています。FDA は、同製品について「曝露低減」のコミュニケーションを付して販売することは、公衆衛生を促進するために妥当であると判断しました。
2021年10月19日時点で、PMIの加熱式たばこ製品は、IQOS ブランドのもと、世界で70市場における主要都市ないし全国規模で展開しており、全世界で約1,490万人の成人喫煙者が紙巻たばこの喫煙をやめ、PMIの煙の出ない製品へ切替えたと推定されています。詳細は、PMIのウェブサイト(www.pmi.com)およびPMIサイエンス(www.pmiscience.com)をご覧ください。
PMJは、 PMIの日本における子会社です。日本で販売されるPMI製品のマーケティング・販売促進活動を行っています。PMJは1985年に日本で営業を開始して以来事業拡大と成長をつづけ、全国に約1,900人の従業員を擁し、日本のたばこ市場で約38.7%のシェアを有する、加熱式たばこ市場を牽引する日本第2位のたばこ会社です(2021年6月末時点)。PMJはPMIが掲げる「煙のない社会」を目指す取組みをここ日本で推進しています。
<加熱式たばこをめぐる規制等の動向>
2020年4月1日改正健康増進法全面施行
2020年4月1日に改正健康増進法が全面施行されました。この改正は、「望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙を防止するための措置」(厚生労働省HPより抜粋)を総合的に推進することを目的としています。多くの方が利用される施設等の区分に応じ、事業者に対して、受動喫煙対策を屋内・屋外で一層徹底することを求めるものです。学校や病院、行政機関や航空機等は禁煙、その他の多くの方が利用される施設は「原則屋内禁煙」となり、飲食店等では専用の喫煙室における「喫煙のみ」が許され、飲食を行いながらの喫煙も禁止されています。一方、加熱式たばこに関しては紙巻たばこと扱いが異なっており、専用のエリアにおける「飲食」をともなった使用が可能です。
この改正に伴い、厚生労働省が公開している「加熱式たばこにおける科学的知見*」では、加熱式たばこの「主流煙」(PMJ注:たばこベイパー(蒸気)のこと)には、紙巻たばこと同程度のニコチンを含む製品もある一方で、以下の二点を提示しています。
- 加熱式たばこの「主流煙」(PMJ注: たばこベイパー(蒸気)のこと)に含まれる主要な発がん性物質(※現時点で測定できていない化学物質もある)の含有量は紙巻たばこに比べれば少ない
- 加熱式たばこ使用時の室内におけるニコチン濃度は、紙巻たばこに比べれば低い
「煙のない社会」の実現に向けた動き
2019年7月26日 千葉ロッテマリーンズがホームスタジアムとするZOZOマリンスタジアムが球場内のすべての喫煙所を加熱式たばこ専用エリアに改修し、新時代にふさわしい「煙のないスタジアム」に生まれ変わる。
2020年4月1日 南紀白浜空港がPMJの「煙のない社会」実現へのビジョンに賛同し、空港ビル施設内での紙巻たばこ全面禁煙を開始、「煙のない空港」となる。
2020年4月1日 白川郷が「煙のない世界遺産」へー白川郷合掌づくり集落を有する岐阜県大野郡白川村がPMJと包括協定を締結し、世界遺産エリアの加熱式たばこの使用環境を整備。火災リスクの少ない白川郷を目指すことを発表。
2020年10月23日 沖縄アウトレットモールあしびなーがショッピングエリア内の複数の喫煙所を4か所に集約、すべて加熱式たばこ専用エリアとなる。クリーンで快適なショッピングを楽しんでいただく施設となることを目指す。
2020年11月26日 日本最古の温泉と言われている有馬温泉が、屋外での路上喫煙やポイ捨て等による火災リスクからその歴史を守るために2か所加熱式たばこ専用エリアを設置。訪れる多くの観光客が快適に過ごしていただける温泉街を目指す。
2020年 12月21日 長野県白馬八方尾根スキー場と白馬岩岳スノーフィールドが、ゲレンデにおける屋外主要エリアを加熱式たばこ専用へと整備する事例としては国内初の「たばこの煙のないゲレンデ」となる。
2021年3月26日 福岡・天神エリア最大規模の商業施設「CAITAC SQUARE GARDEN」が九州の複合施設で初めて加熱式たばこ専用室・エリアを常設化。
2021年6月25日 宮崎県青島神社境内の喫煙所を撤去し、加熱式たばこ専用エリアを新設。「非の打ち所がない景色。火の使い所がない青島。」をコンセプトに、青島全島が禁煙となる。
2021年7月1日 岩手県平泉町と包括協定を締結し、「たばこの煙のない平泉町を目指す」プロジェクトを始動。中尊寺、毛越寺をはじめとする史跡だけではなく、喫煙所を擁する町内コンビニエンスストアにおける喫煙所撤去や加熱式たばこ専用エリア整備などを官民協働で推進。
- 2021年8月12日 宮城県仙台市の多目的アリーナ施設「ゼビオアリーナ仙台」にて、既存の屋内喫煙所2か所を加熱式たばこ専用室に転換するとともに、屋外にも移動型の加熱式たばこ専用スポットを新設。
- 2021年11月4日 千葉県千葉市の自転車競技施設「TIPSTAR DOME CHIBA」にて、4か所の加熱式たばこ専用室を施設内に新設。
PMJの「煙のない社会」の実現を目指し、加熱式たばこのみ利用可能な「煙のない」施設や観光地などを全国で広げる取組みに関して詳しくはPMJウェブサイトをご覧ください:https://www.pmi.com/markets/japan/ja/home
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