<“金融知識アレルギー層”の実態を調査>「子どもに金融教育は必要」と考える親の4割が、自分自身はお金について学べていない

77.4%がお金や投資に「難しい・苦手」と回答学べていない親の85.5%が「知識不足・教え方」に壁を感じる

株式会社miraii

これからの時代を生きる子どもにとって、金融教育の重要性は高まりつつあります。一方で、子どもの教育には熱心でも、お金や資産形成の話になると、難しさや苦手意識から避けてしまう保護者も少なくありません。

株式会社miraiiは、小学生の子どもを持つ保護者186名を対象に、「家庭における金融教育と保護者の金融知識」に関する実態調査を実施しました。

調査の結果、全回答者が、子どもに金融教育は「必要だと思う」と回答しました。その一方で、40.9%が、自身のお金や資産形成について「学びたいが学べていない」「学んでいない」と回答しています。また、77.4%がお金や投資について「難しい」「苦手」という意識があると回答しました。これより、金融教育の必要性を感じながらも、保護者自身の苦手意識や知識不足によって、学びや家庭内での実践に踏み出せていない実態が見えてきました。

本リリースでは、子どもへの金融教育の必要性を感じながらも、自身のお金や投資への苦手意識、知識不足などから学びや実践を避けてしまう保護者を“金融知識アレルギー層”と表現します。

本調査では、保護者自身の金融学習の状況や苦手意識、家庭内で金融教育に取り組む際の障壁を明らかにするとともに、親子で一緒に金融について学べる環境の必要性について考察します。

<調査概要>

◉調査対象:小学生の子どもを持つ保護者 186名
◉調査形式:WEBアンケート調査
◉調査時期:2026年8月1日~2026年8月2日
◉構成比は小数点以下第2位を四捨五入し、小数第1位で表記しています。

【問01】全回答者が「子どもに金融教育は必要」と回答。82.3%は「非常に必要」と認識。

「これからの時代、お子さまに金融教育は必要だと思いますか」と質問したところ、「非常に必要だと思う」が82.3%、「やや必要だと思う」が17.7%となりました。両者を合わせると100.0%となり、全ての保護者が、子どもに金融教育は必要だと考えていることが分かりました。

社会のデジタル化やキャッシュレス化が進み、子どもがお金に触れる環境も変化しています。保護者の間でも、お金の使い方や資産形成について、早い段階から学ぶ必要性が広く認識されていると考えられます。

【問02】40.9%がお金や資産形成について「学べていない」と回答。金融教育の必要性を感じても、親自身の学びにはギャップがあり。

「お金や資産形成について、ご自身で学ぶ機会を設けていますか」と質問したところ、「継続的に学んでいる」が20.4%、「時々学んでいる」が38.7%となりました。両者を合わせると、59.1%が何らかの形でお金や資産形成について学んでいます。

その一方で、「学びたいが学べていない」が28.5%、「学んでいない」が12.4%となりました。両者を合わせた40.9%が、自身のお金や資産形成について十分に学ぶ機会を持てていないことが分かりました。

全回答者が子どもに金融教育は必要だと考えている一方、約4割の保護者は、自分自身の学びには着手できていません。子どもの金融教育への意識と、親自身の行動との間にギャップが生じています。

【問03】子どもの教育で「金融教育をしている」家庭は20.4%。勉強や習い事には取り組んでも、お金の教育は後回しに。

「お子さまの教育について、普段どのようなことを行っていますか」と質問したところ、最も多かったのは「勉強を教える・見る」、次いで「塾や習い事に通わせている」「読書を勧めている」となりました。

一方、「金融教育(お金の話)をしている」と回答した保護者は20.4%にとどまりました。

子どもの学力や経験を広げる教育には積極的に取り組んでいても、お金について家庭で教えたり話したりすることは、まだ一般的な教育習慣にはなっていないことが分かります。

【問04】67.2%が、子どもとお金や資産形成について話す機会がない。必要性は感じても、家庭内の会話にはつながっていない。

「お子さまと、お金や資産形成について話す機会はありますか」と質問したところ、「よくある」が4.3%、「時々ある」が28.5%となりました。

一方、「あまりない」が40.3%、「全くない」が26.9%となり、両者を合わせた67.2%が、子どもとお金や資産形成について話す機会を十分に持てていないことが分かりました。

全ての保護者が金融教育の必要性を認識しているにもかかわらず、その意識が家庭内でのお金の会話には十分につながっていません。金融教育は必要だと思っていても、どのような内容を、どのタイミングで、どのように話せばよいか分からないことが、家庭内での実践を難しくしている可能性があります。

【問05】61.8%が、家庭での金融教育に「知識・教え方」の壁。最多は「自分自身に金融知識がない」。

「ご家庭で金融教育に取り組むうえで、難しさや障壁として最も近いものを教えてください」と質問したところ、最も多かったのは「自分自身に金融知識がない」の40.3%でした。次いで、「何を教えればよいか分からない」が21.5%となりました。両者を合わせると61.8%となり、約6割が、自分自身の知識不足や教え方の分からなさを、家庭で金融教育に取り組む際の障壁として挙げています。「難しそうだから避けている」と回答した人も5.9%存在しました。

家庭で金融教育が進まない背景には、保護者の関心の低さではなく、教える側である保護者自身が、お金について学ぶ機会を十分に得られていないという課題があると考えられます。

【問06】77.4%がお金や投資に「難しい・苦手」という意識を持つ。金融教育を遠ざける、保護者自身の心理的ハードル。

「お金や投資について『難しい』『苦手』という意識がありますか」と質問したところ、「とてもある」が31.7%、「ややある」が45.7%となりました。両者を合わせると77.4%となり、約8割の保護者が、お金や投資に対して苦手意識を持っていることが分かりました。一方、「あまりない」は16.7%、「全くない」は5.9%にとどまりました。

お金や投資に関する情報には、専門用語や複雑な制度も多く、学び始める前から「難しそう」と感じやすい傾向があります。この苦手意識が、親自身の学習だけでなく、家庭内で子どもと金融について話す際の心理的なハードルにもなっている可能性があります。

【問07】98.9%が「子どもの金融教育には、親自身も学ぶ必要がある」と回答。必要性は理解しているものの、実践には至らず。

「お子さまの金融教育のためには、親自身も学ぶ必要があると思いますか」と質問したところ、「とてもそう思う」が71.5%、「ややそう思う」が27.4%となりました。両者を合わせると98.9%となり、ほぼ全ての保護者が、子どもの金融教育を進めるためには、親自身も学ぶ必要があると考えていることが分かりました。しかし、問02では40.9%が、実際には学べていないと回答しています。

親自身が学ぶ必要性は理解していても、時間や機会、学び方が分からないことによって、行動に移せていない保護者が少なくありません。

【問08】97.8%が「親子で学ぶことは、親自身の知識向上にも役立つ」と回答。「親が教える」から「親子で一緒に学ぶ」へ。

「お子さまと一緒に金融について学ぶことは、お子さまだけでなく、親自身の金融知識向上にも役立つと思いますか」と質問したところ、「とてもそう思う」が69.4%、「ややそう思う」が28.4%となりました。両者を合わせると97.8%となり、ほぼ全ての保護者が、親子で一緒に学ぶことは、保護者自身の学び直しにもつながると考えていることが分かりました。

金融教育というと、知識を持つ親が子どもに教えるものと考えられがちです。しかし、保護者自身も金融知識に不安を感じている中では、「教える側」と「教わる側」に分かれるのではなく、親子で一緒に学び始める方法が求められています。

【問09】88.7%が、親子で金融教育を学べる無料サービスを利用したい。保護者自身も気軽に学べる環境へのニーズ。

「親子でゲームやクイズ、専門家への相談などを通じて、一緒に金融教育を学べる無料サービスがあれば利用したいと思いますか」と質問したところ、「ぜひ利用したい」が41.9%、「やや利用したい」が46.8%となりました。両者を合わせると88.7%となり、約9割の保護者が、親子で金融教育を学べる無料サービスを利用したいと考えていることが分かりました。

子どもへ一方的に知識を教えるのではなく、ゲームやクイズなどを通じて、親も一緒に学べる環境へのニーズが高い結果となりました。

【分析】“金融知識アレルギー層”とは?

本調査では、子どもへの金融教育の必要性を感じながらも、自身のお金や投資への苦手意識、知識不足などから、学びや家庭内での実践に踏み出せていない保護者を“金融知識アレルギー層”と表現します。これは、金融知識がない人や、子どもの教育に消極的な人と断定するものではありません。

実際に、本調査では全回答者が、子どもに金融教育は必要だと回答し、98.9%が「親自身も学ぶ必要がある」と考えています。一方で、40.9%が自身のお金や資産形成について学べておらず、77.4%がお金や投資に苦手意識を持っています。

「必要だと分かっている」「親も学ぶべきだと思っている」にもかかわらず、難しさや知識不足によって行動に移せない。この認識と行動のギャップが、家庭における金融教育を進みにくくしていると考えられます。

【分析①】親自身が学んでいる家庭ほど、子どもとお金について話している。学べていない親との間に31.0ポイントの差。

「問02:保護者自身の学習状況」と「問04:子どもとお金や資産形成について話す機会」をクロス集計しました。

「継続的に学んでいる」「時々学んでいる」と回答した保護者では、45.5%(50人/110人)が、子どもとお金や資産形成について話す機会が「よくある」「時々ある」と回答しました。

一方、「学びたいが学べていない」「学んでいない」と回答した保護者で、子どもと話す機会がある人は14.5%(11人/76人)にとどまりました。

両者には31.0ポイントの差があり、親自身が金融について学んでいることと、家庭内でお金について話す機会には関連が見られました。

子どもの金融教育を進めるためには、子ども向けの教材や機会だけでなく、保護者自身が金融について学び、会話を始められる環境づくりが重要だと考えられます。

【分析②】金融について学べていない親の85.5%が、家庭での金融教育に「知識・教え方」の壁を感じる。

「問02:保護者自身の学習状況」と「問05:家庭で金融教育に取り組む際の障壁」をクロス集計しました。

「学びたいが学べていない」「学んでいない」と回答した保護者の85.5%(65人/76人)が、家庭で金融教育に取り組む際の障壁として、「自分自身に金融知識がない」または「何を教えればよいか分からない」と回答しました。

一方、「継続的に学んでいる」「時々学んでいる」保護者で、同様の障壁を挙げた割合は45.5%(50人/110人)でした。

親自身が金融について学べていない家庭では、子どもに教える以前に、保護者自身の知識や教え方への不安が大きな壁となっていることが分かりました。

金融教育を家庭に広げるためには、保護者に「子どもへ正しく教えなければならない」と求めるだけでなく、親自身が基礎から学べる入り口を用意する必要があります。

調査まとめ

本調査では、全ての保護者が、これからの時代を生きる子どもに金融教育は必要だと考えていることが分かりました。また、98.9%が、子どもの金融教育のためには親自身も学ぶ必要があると回答しています。

その一方で、40.9%は自身のお金や資産形成について学べておらず、77.4%がお金や投資について「難しい」「苦手」という意識を持っていました。金融教育の必要性は理解しているものの、保護者自身の苦手意識や知識不足によって、家庭内での実践にはつながっていない状況が見えてきました。実際に、67.2%が子どもとお金や資産形成について話す機会を十分に持てておらず、61.8%が、家庭で金融教育に取り組む際の障壁として「自分自身に金融知識がない」「何を教えればよいか分からない」と回答しています。

クロス集計では、金融について学べていない保護者の85.5%が、知識不足や教え方に壁を感じていました。また、学べていない保護者で、子どもとお金について話す機会がある人は14.5%にとどまり、学んでいる保護者の45.5%と比べて31.0ポイント低い結果となりました。

これらの結果から、家庭で金融教育を進めるためには、保護者に「子どもへ正しく教えること」を求めるだけでは不十分だと考えられます。金融教育を「親が子どもへ教えるもの」から、「親子で一緒に学ぶもの」へ転換することが必要です。

実際に、97.8%が、親子で金融について学ぶことは保護者自身の金融知識向上にも役立つと回答し、88.7%が、親子でゲームやクイズ、専門家への相談などを通じて学べる無料サービスを利用したいと答えました。

株式会社miraiiでは、保護者向けお金の学びWebアプリ「みらいいコンシェル」を通じて、難しい金融知識を一方的に教えるのではなく、保護者が日常生活の中で気軽に学び始められる機会を提供しています。

これからも、子どもの金融教育に関心を持つ保護者が、苦手意識や知識不足によって立ち止まることなく、親子で一緒に学び始められる環境づくりに取り組んでまいります。

会社概要

会社名:株式会社 miraii

設立:2018年11月22日

代表者:代表取締役 福田紘也

所在地:東京都中央区八丁堀3-4-12 Emute kyobashi 101号

公式サイト:https://miraii.co.jp

事業内容:キャリア共創エコシステム「みらいいパーク X」の開発・運営

     インタラクティブ教育プラットフォーム「みらいいパーク」の開発・運営

     非営利型オンライン教室「みらいいアカデミア」の開発・運営

     お金と子育てのwebアプリ「みらいいコンシェル」の開発・運営

     次世代教育メディア「みらいいメディア」の開発・運営

お問い合わせ先

広報担当 press@miraii.co.jp

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都中央区八丁堀3-4-12 Emute Kyobashi 101号
電話番号
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代表者名
福田紘也
上場
未上場
資本金
9128万円
設立
2018年11月