レジルと三菱地所コミュニティが業務提携、共同開発の新サービスでマンションのレジリエンス向上と脱炭素化を推進
〜災害に強く、環境にやさしいマンションを通じてサステナブルな社会の実現に寄与〜
「脱炭素を、難問にしない」をミッションとして掲げるレジル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 丹治保積、以下 当社）はこの度、三菱地所グループのマンション管理を手掛ける三菱地所コミュニティ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 大井田篤彦、以下 三菱地所コミュニティ もしくは同社）と、マンションのレジリエンス向上や脱炭素化社会の実現に寄与することを目的として、業務提携契約を締結しました。当社の「マンション防災サービス」と、三菱地所コミュニティの防災コンセプト「そなえLiNK」を掛け合わせた新サービス（以下 本サービス）を共同開発し、ハード・ソフトの両面で災害に強いマンションを構築しつつ、マンション１棟の電力をまるごと脱炭素化できる仕組みを提供します。また当社の「マンション防災サービス」における他社との業務提携は初の試みとなります。
◾️共同開発するサービスについて
今回の協働では、当社の「マンション防災サービス」、三菱地所コミュニティの「そなえLiNK」を掛け合わせた新サービスを展開します。
「マンション防災サービス」とは、当社の「マンション一括受電サービス」に、初期投資なく太陽光発電システムと蓄電池を設置することで、災害発生時の非常用動力電源を保持すると共に、平常時も再生可能エネルギーを活用することにより脱炭素化が図れるものです。本サービスでは、設備の導入から保安、運用管理までのハード面を中心に提供します。
一方、「そなえLiNK」は、防災訓練や防災マニュアル作成等のソフト面のサポートを通じて、マンションにお住まいの方が災害を乗り越えられるよう自助及び共助の支援を行うマンションの防災コンセプトです。今回の取り組みにおいては、新たに設置する設備類を踏まえた防災マニュアルの作成・補足版を提供します。
本サービスでは、双方の強みを活かすことで、ハードとソフトの両面から各マンションの特性に合わせた防災対策・環境対策が実現できます。
◾️業務提携の背景と目的
昨今、日本での自然災害の増加や激甚化リスクを踏まえ、マンションでは各世帯の防災対策のみならず、建物単位での対策が必要とされています。その一方で、各設備を導入するための費用や運用リソース、マンション住民の方々からの賛同が必要な点などがハードルとなり、対策が進んでいない現状があります。加えて、気候変動による環境意識の高まりを受け、脱炭素化社会の実現に向けては企業や生活者の取り組みが急がれています。
これらの課題を解決すべく、当社では「マンション防災サービス」の導入を、三菱地所コミュニティでは「そなえLiNK」の提供をそれぞれが推し進めてきましたが、この度の業務提携により各サービスの強みや特長を掛け合わせることで、さらなる付加価値を生み出すことを目指します。
これにより当社では、パーパスに掲げる「結束点として、社会課題に抗い続ける」を体現すると同時に、三菱地所コミュニティにおいても、マンションの付加価値向上と、同社で定める「SDGs宣言書」の中の「Resilience」（防災対策）と「Environment」（地球環境の保全・脱炭素対策）にも貢献するものと考えています。
◾️今後の展望
まずは、三菱地所コミュニティが管理受託するマンションのうち、当社の「マンション一括受電サービス」を導入しているマンションを中心に本サービスを展開する予定です。
さらには、今回の取り組みをベストプラクティスとして、「マンション一括受電サービス」を導入していない物件に対しても「マンション防災サービス」の導入拡大を目指していきます。
当社では引き続き、クライアントやユーザーが脱炭素に貢献するサービスを利用しながら、そのことを意識する必要がない暮らし・世界を実現することで、ミッションである「脱炭素を、難問にしない」の達成を目指していきます。
◾️補足資料
● 三菱地所コミュニティ プレスリリース「管理受託マンションへの太陽光発電システムと蓄電池の設置を推進 ～災害に強く、環境にやさしいマンションの提供～」
■レジル株式会社について
レジルは、2004年に事業化したマンション一括受電サービスを通じて、マンションの修繕積立金不足という社会課題の解決に貢献してきました。現在は「結束点として、社会課題に抗い続ける」をパーパスとして掲げています。社会課題の解決という志を同じくする人々の結束点となり、協力しつつ一丸となって社会課題を解決する企業となることを目指し、分散型エネルギー事業、グリーンエネルギー事業、エネルギーDX事業、脱炭素ソリューション事業の４事業を展開しています。
■三菱地所コミュニティについて
三菱地所コミュニティは、三菱地所グループの一員として、約33万戸のマンション管理を手掛ける総合不動産管理会社です。企業理念「安心で快適な生活環境を創造し、豊かな社会づくりに貢献します。」を掲げ、建物維持管理や大規模修繕工事、時代に応じたサービスを通じて資産価値の向上を図り、永く快適で安全な住環境を提供しています。また「三菱地所グループの Sustainable Development Goals 2030」の達成に向け、「SDGs 宣言書」を策定し、地球環境にも配慮した魅力あふれる街づくりを通じて、真に価値ある社会の実現に貢献しています。
■企業情報
会社名 ： レジル株式会社 （証券コード：176A）
代表者名：代表取締役社長 丹治保積
本社所在地 ：東京本社 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 14階
設立日：1994年11月21日
資本金：3.5億円（2024年5月27日時点）
会社HP：https://rezil.co.jp
事業内容：
【分散型エネルギー事業】集合住宅への電力供給及び分散型電源の開発
【グリーンエネルギー事業】法人への再生可能エネルギーを主体とした電力供給
【エネルギーDX事業】エネルギー事業者へのBPO及びSaaSの提供を通じたDX支援
【脱炭素ソリューション事業】自治体や企業の課題に合わせた脱炭素に必要なソリューションをワンストップで提供
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