全国初開催!特別展「松平春嶽と勝海舟」――幕末の激動期を導いた二人の関係に迫る【福井市立郷土歴史博物館|7/19~9/7】

本展では、幕末期において「四賢侯」に数えられる16代福井藩主松平春嶽と、同じく「三舟」の一人として名高い幕臣勝海舟に注目し、両名の活動や交流を福井に遺る資料を中心に紹介します。
春嶽は徳川将軍家の一門である越前松平家32万石の藩主、海舟は初代将軍徳川家康の代から仕える幕府直参勝家の当主であり、両名ともに徳川家との繋がりを強く意識していました。そして、ペリー来航により体制がゆらぎはじめた幕府を立て直すため、幕府内外の力を結集して改革を図る「公議政体」派の一員として活動しました。彼らの考えは薩摩藩の西郷隆盛や土佐藩の坂本龍馬など、幕末期に活躍した志士たちにも影響を与えており、特に西郷と築いたつながりは、慶応4年(1868)の江戸城明け渡しに活かされています。
明治以降も春嶽と海舟は交流を続けており、互いを尊敬する間柄でした。春嶽は、明治期に執筆した回顧録「逸事史補」の中で海舟を「徳川家第一の功臣」の一人と称え、一方の海舟は幕末期の「海舟日記」において、春嶽には「小拙一世を以て報ずべからず」という深い感謝の言葉を記しています。本展で展示される多数の書簡や詩歌、贈呈品から、その関係の一端をご覧ください。
開催概要
会期 7月19日(土)~9月7日(日)
開館時間 9時~19時 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 8月18日(月)~21日(木)
観覧料 一般 700円、高・大生 500円 ※中学生以下、70歳以上、障がい者とその介助者は無料
主催・会場 福井市立郷土歴史博物館(福井県福井市宝永3丁目12-1)
展覧会WEBサイト https://www.city.fukui.lg.jp/kyoiku/gakusyu/museum/p071649.html
主な展示資料








関連イベント
見どころ講座
日時 8月16日(土) 14時~16時
会場 当館講堂
講師 山田裕輝(当館学芸員)
定員 60名(当日先着順)
参加費 100円
ギャラリートーク(担当学芸員による展示解説)
日時 7月20日(日)、7月27日(日)、8月31日(日)、9月7日(日) いずれも11時から約50分間
会場 企画展示室 ※展示室入場には特別展観覧券が必要です。
勝海舟生誕200周年記念展パネル(東京都墨田区作成)出張展示
日時 特別展と同時開催
会場 当館2階ロビー
パネル提供 墨田区
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