【スーパー業界初】ベルク、障がい者就労支援のコーヒー焙煎室を本社内に開設し、新たな働き方を創出

株式会社ベルク

2025年12月11日 12時00分

　株式会社ベルク（本社：埼玉県鶴ヶ島市、代表取締役社長：原島一誠、以下ベルク）は、このたび、スーパーマーケット業界として初めて、株式会社スタートライン（本社：東京都三鷹市、代表取締役社長：西村賢治）が運営する障がい者就労によるコーヒー製造事業「TASKI COFFEE（タスキコーヒー）」を導入いたしました。

　2020年に開始した障がい者就労農園での野菜づくりにつづき、障がい者の多様な就労機会の創出を目指し、本社施設内に専用の焙煎室を設置。これにより、雇用機会の創出と企業の多様性推進に貢献してまいります。

新たな障がい者雇用の取り組み（コーヒー製造）

　本事業では、ベルク本社の一角に専用のコーヒー焙煎室を新設し、厳選された豆の選別、焙煎、ミル（粉砕）、ドリップバッグの包装作業等を実施します。特に、収穫後のコーヒー豆に混在し、味を損ねる「欠点豆」を取り除くため、障がい者メンバーの目と手で一粒ずつ選別する「ハンドピッキング」を実施。豆の種類や状態に合わせた焙煎により、豆の個性を最大限に引き出します。これにより、雑味のない豆本来の風味を引き立たせます。

　雇用面では、3名の障がい者を新たに雇用し、管理経験豊富な社員1名を専任で配置。障がい者が安心して就労できる環境を構築します。

働く意欲の向上と地域社会への貢献

　製造されたコーヒーは、主にベルクの従業員や関係者向けに、専用のコーヒーマシンやドリップバッグでの販売、手土産ギフトとして提供されます。今後は、一部店舗での販売も計画しており、感謝の声が直接届くことで、更なる働く意欲の向上に繋がると考えております。本事業は、地域の雇用創出に加え、食を通じた地域社会への貢献、そしてSDGsや多様な人材の活躍推進の一環として位置づけています。また、管理者向けにコーヒー焙煎研修の実施も計画しており、全社的な障がい者雇用に対する意識を一層高めてまいります。

入社式・オリエンテーションを開催

　本事業の本格稼働を記念し、2025年12月9日、ベルク本社にて、新規従業員およびその支援員を招いて入社式・オリエンテーションを開催いたしました。入社式では、原島一誠代表取締役社長が、新しい職場で活躍することへの期待と新たな一歩を踏み出すメンバーへ激励の言葉を贈りました。また、オリエンテーションでは、コーヒー製造の具体的な作業の流れや注意点など、安心して働けるためのサポート体制について詳細な説明が行われました。

継続的な障がい者雇用の推進と就労機会の拡大

　ベルクは、地域社会の一員として、障がい者雇用の促進と就労機会の拡大に積極的に取り組んでおります。これまで店舗や物流センター、農園等の多岐にわたる事業場で雇用を推進してまいりました。現在、364名の障がい者を雇用しており、雇用率は約4%で法定雇用率を大きく上回る水準にあります。こうした積極的な取り組みにより、厚生労働大臣表彰の受賞（2019年）や埼玉県障害者雇用優良事業所の認定をいただいております。当社は今後も、積極的かつ継続的な障がい者雇用の実現に向け、全社一丸となり、多様な人材が活躍できる企業を目指してまいります。

［連携先企業概要］

株式会社スタートライン

代表者：代表取締役社長西村賢治

設立日：2009年12月15日

事業内容：障害者雇用、ならびに障害者の就業支援

公式HP：https://start-line.jp/

スーパーマーケット「ベルク」とは

ベルクは、1959年埼玉県秩父市に「主婦の店」としてスタート。現在では関東エリアを中心に150店舗以上展開しています。

スーパーマーケット「ベルク」の特徴について

【1】標準化された店舗フォーマット

　→買い回りしやすい約600坪の売場と広い駐車場

【2】効率経営によるローコストオペレーション

　→売場や作業手順を統一化することで効率化を実現

【3】自社物流センターの保有

　→配送効率を高め、お求めやすい価格と安定した品質の商品を提供