キヤノンITS「EDI-Master Cloud」とセゾンテクノロジー「HULFT Square」の連携ソリューションを提供開始
EDIデータと基幹システムをシームレスに連携しDXを推進
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)と、株式会社セゾンテクノロジー(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:葉山 誠、以下セゾンテクノロジー)は、キヤノンITSの企業間電子データ交換を実現するクラウドEDIサービス「EDI-Master Cloud」とセゾンテクノロジーの日本発iPaaSクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」の連携ソリューションを提供開始することを発表します。
■連携ソリューション提供の背景と概要
近年、多くの日本企業では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一環として、システムのクラウド化を推進しており、EDIシステムでも、基幹システムの刷新を契機とするクラウド化の動きが加速しています。しかし、クラウド化にあたりオンプレミスを含むさまざまな業務システムとの連携が必要となり、連携に伴う開発工数やコスト増の課題を抱えています。
今回発表した連携ソリューションは、「EDI-Master Cloud」と「HULFT Square」を連携するアプリケーションテンプレート*1を「HULFT Square」上で無償提供します。「EDI-Master Cloud」を企業間の商取引における電子データ交換のB2Bインターフェースとし、授受したEDIデータの社内外システムとの連携を「HULFT Square」が担います。これにより、EDIデータと基幹システム間のシームレスな連携を容易に実現します。
また、キヤノンITSは、セゾンテクノロジーと「HULFT Square」の販売代理店契約を締結し、キヤノンITS が「EDI-Master Cloud」のサービスと組み合わせて「HULFT Square」を提供することが可能となりました。
キヤノンITS のEDIに関する豊富な実績/知見と、セゾンテクノロジーのデータ連携領域における技術と経験を融合させることで、EDIデータと企業内外のさまざまなシステムとのシームレスな連携および業務のオートメーション化を実現します。
*1 セゾンテクノロジーの「HULFT Square」の機能のひとつである「HULFT Squareアプリケーション」のことで、あらかじめ作成されたデータ連携スクリプトを再利用しやすいようにテンプレートとしてパッケージ化して提供する機能です。アプリケーションテンプレートを活用することで、SaaS接続や連携基盤を簡単に効率よく作成できます。
アプリケーションテンプレート掲載URL:https://www.hulft.com/service/hulft-square/applications
■「EDI-Master Cloud」と「HULFT Square」の連携で実現すること
両製品を用いた連携ソリューションにより、EDI業務(社内/社外との電子データ交換)だけでなく、「HULFT Square」を用いて、お客さま社内の既存システムや各種SaaSとの連携基盤を構築することが可能となります。これにより、各取引先と基幹システム間のシームレスなデータ連携とビジネスプロセスの最適化を実現します。
本連携ソリューションの想定利用イメージは以下の通りです。
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「EDI-Master Cloud」で受信したEDIデータを、「HULFT Square」経由で基幹システムと連携
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基幹システムのEDIデータをアプリケーションテンプレートで連携し、取引先へEDIデータを送信
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基幹システムと「HULFT」でファイル連携し、「EDI-Master Cloud」でEDIデータを送受信
さらに、送受信するEDIデータに対して「HULFT Square」でフォーマットの「整形/加工/変換/突合」(ETL:Extract Transform Load 機能)を行うことも可能となるほか、必要に応じて、「HULFT Square」からクラウドストレージへデータを保管/保存し、データのバックアップなども行えます。
■今後の展望
キヤノンITSとセゾンテクノロジーは、今回の連携をさらに深めることで、新たなビジネス価値を創出するプラットフォームの提供を加速し、お客さまのDX推進を積極的に支援してまいります。
<両社コメント>
キヤノンITソリューションズ株式会社 常務執行役員 デジタルイノベーション事業部門 担当 村松 昇
この度、セゾンテクノロジーのデータ連携プラットフォーム「HULFT Square」との連携ソリューションを提供できたことを大変うれしく思います。「EDI-Master Cloud」と「HULFT Square」との連携により、企業間取引データと企業内システムをシームレスにつなぎ、お客さまのDX実現に貢献できることを確信しております。
キヤノンITSは、今後もセゾンテクノロジーとの強固なパートナーシップを通じ、EDIを含むあらゆるデータ利活用環境を高度化することで、お客さまの価値創出につながるビジネス変革を支援してまいります。
株式会社セゾンテクノロジー 取締役 常務執行役員 営業本部長 石田 誠司
この度は、「EDI-Master Cloud」との連携ソリューション提供開始を大変喜ばしく思います。また、キヤノンITSにおける「HULFT Square」の取り扱い開始を心より歓迎いたします。
お客さまのシステム環境がクラウド化される中、キヤノンITSの「EDI-Master Cloud」とセゾンテクノロジーの「HULFT Square」をご提案させていただくことで、お客さまのDX推進の最適な課題解決につながります。オンプレミスの既存システムの連携にはセゾンテクノロジーのファイル連携ミドルウェア「HULFT」、さまざまなSaaSとの連携はクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」で担い、外部との電子データ交換は「EDI-Master Cloud」で運用いただくことで、シームレスなデータ連携が実現できます。セゾンテクノロジーは、今後もキヤノンITSと共に、お客さまのデータ連携/データ活用を強力に推進してまいります。
<EDI-Master Cloudについて>
マイクロサービスアーキテクチャを採用し、可用性/耐障害性/スケーラビリティを備えたクラウドネーティブなEDIサービスです。通信/変換/運用などEDIの基本機能をクラウド上で提供するだけでなく、OpenAPI(Web API)やEDI業務運用サービスも提供します。基盤からアプリケーション、EDI業務運用までワンストップで提供するとともに、OpenAPIを活用したさまざまなシステムとのデータ連携を実現することで、お客さまの業務効率化を図ります。
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製品紹介ページ:https://www.canon-its.co.jp/products/edi_mastercloud/
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HULFT Square連携紹介ページ:https://www.canon-its.co.jp/products/edi_mastercloud/linkage/hsq/
<HULFT Squareについて>
「HULFT Square」は、DX実現に必要な「データ活用するためのデータ準備」や「業務システムをつなぐデータ連携」を支援する日本発iPaaS(クラウド型データ連携プラットフォーム)です。オンプレミス・クラウド・SaaSなどの環境に分散し管理されているさまざまなデータを、業務システム間、業種、国・地域をまたぎデータを連携させることができます。
<キヤノンITソリューションズ株式会社について(https://www.canon-its.co.jp/)>
キヤノンITソリューションズは、キヤノンマーケティングジャパングループのITソリューション事業の中核企業として、長期ビジョン『先進ICTと元気な社員で未来を拓く“共想共創カンパニー”』のもと、SIやコンサルティング、各種ソフトウェアの開発/販売、データセンターサービスやネットワークインフラ構築/運用/保守など幅広く事業を展開しています。
<株式会社セゾンテクノロジーについて(https://www.saison-technology.com/)>
「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、安全・安心の基盤となるデータ連携製品や IT サービス、金融や流通業をはじめとする多種多様な業種向けのシステム開発・運用をグローバルに展開しています。長年にわたり環境の変化に即応してきた強みを活かし、現在はクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)「HULFT Square」など先進事業の拡大に注力するほか、未来を切り拓くテクノロジーの実装に向けた取り組みを強化しています。2024年4月1日に「株式会社セゾン情報システムズ」から社名変更しました。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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