【徳島県 鳴門市役所】第1回のフェーズフリーアワード事業部門 ゴールドを受賞した、「いつもともしもがつながる 学校のフェーズフリー」をリニューアルしました!
“いつも”と“もしも”という2つのフェーズをフリーにして、いつでも子どもたちの「生きる力」「生きぬく力」を高めることができる「フェーズフリー」
■ガイドブックについて

令和3年に作成したこのガイドブックは、幼稚園や学校において、フェーズフリーの考え方を取り入れる実践事例等を示したもので、第1回のフェーズフリーアワード事業部門ゴールドを受賞しました。
このたびのリニューアルでは、実践事例のアイデアを67から100に増やしました。また園や学校の活動で使いやすいように12の活動提案シートを盛り込んでおり、授業や活動でどのようにフェーズフリーを活用するかを具体的に提案しています。
ガイドブックは鳴門市公式ウェブサイト(下記URL)からダウンロードできます。
https://www.city.naruto.tokushima.jp/_files/00618069/phasefree_for_school_r7_3.pdf
■学校のフェーズフリーの考え方
いつもの暮らしがある「日常時」と、災害が起きた 「非常時」という2つの時間「フェーズ」について、分けるのをやめてみましょう。
そうすると私たちに必要となるのは、防災のための特別なものやことではなく、「日常時」も「非常時」も活用できるアイデアだと気付きます。 それが「フェーズフリー」です。
教員がフェーズフリーの考え方を理解し、毎日の学校生活に非常時に役立つ要素を取り入れることで、学校教育を子どもにとってより「身近なもの」「生活に即したもの」とするとともに、学校生活の全ての場面において、子どもたちに「生きぬく力」をつけることができるのです。

■フェーズフリーを学校教育に取り入れる利点
(1)学 力 向 上 の 視 点
①学習・活動内容を「わがこと」と感じ、量感や自らの感覚等を伴いながら、必要感をもって学習・活動することにつなげることができ、「主体的・対話的で深い学び」につながる手法の一つともなります。
②非常時の生活や命の視点などを学習に取り入れることで、教科教育を子 どもにとってより身近なものとし、単元目標を達成させたり、より意欲 的に学習に取り組ませたりすることができます。
(2)災 害 対 応 力 向 上 の 視 点
①フェーズフリーは「日常」の学校生活にも役に立つものであるため、続けることができます。
②教員が、子どもたちの「健康状態」「個別の学習習熟度」「学級内の人間関係」「家庭環境」「人権・道徳教育」「生徒指導」等を意識したり、 配慮したりして授業に生かすことは、ごく当たり前のことといえます。 その一つに非常時に役立つ要素を加えることで、日々の学校生活の中で子どもたちの防災についての意識を高めたり、役立つスキルを身につけさせたりすることができます。
③普段の授業の中で、非常時に役立つ内容を織り込み、取り組むことが可能であるため、余分な授業時数を必要としません。
④学校生活の全ての時間(授業・朝の会・掃除・給食・休み時間等)において取り入れることができ、衣・食・住等の生活全般にわたる、非常時に役立つスキルの習得へとつなげることができます。
■お問い合わせ
鳴門市 教育委員会 学校教育課
☎088-686-5917
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