東京大学と今治市がタッグで挑む「ローカル5G」活用の最前線!今治CATVと連携し、今治市民のまつり「おんまく」で映像伝送実証を実施【愛媛県今治市】
今治市・大三島を拠点に活動する「しまなみテクノロジー市民大学講座」による最先端技術の実証
今治市は、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科・工学部、日本アイ・ビー・エム株式会社と2023年に「しまなみ学び・交流の場」事業に関する包括連携協定を締結し、大三島を拠点としたプロジェクト「しまなみテクノロジー市民大学講座(通称:しまテク)」を実施しています。
その一環として、地域に特化した高速通信技術「ローカル5G」の実証が、8月2日・3日に開催される今治市最大のお祭り「おんまく」で行われます。屋外での映像伝送の新たな可能性を探る、注目のフィールド実証実験です。

有線からケーブルレスへ。ローカル5Gが変える映像伝送の常識
今治市では2024年に、東京大学大学院工学系研究科中尾研究室(以下「中尾研究室」)と今治CATVが連携し、市公会堂でローカル5Gの映像伝送実験を実施しました。有線伝送と比較しても遜色ない映像品質を確認し、さらにケーブルレスによる作業の軽減、撮影の自由度向上といった多くのメリットを実感しました。今年の実証はさらにスケールを拡大し、8月2日(土)、3日(日)に開催される今治市民のまつり「おんまく」をフィールドとして、屋外で多くの人が集まる環境下における映像品質や利便性を検証します。祭りの熱気と密集の中で、ケーブルを気にせず自由自在にカメラを動かせる未来の可能性が示されることが期待されています。
○今治市民のまつり「おんまく」のホームページはこちら

未来をつなぐ、ローカル5Gとしまなみテクノロジー大学講座
今回の実証を主導する中尾研究室は、しまなみ地域で「次世代サイバーインフラ活用の地域創生」を掲げ、さまざまな分野で先端技術の実証を進めています。ローカル5Gは、地域が主体となって整備可能な無線通信インフラ。地域の課題解決や価値創造を促す重要なツールとなります。お祭りのような多数の人が密集する環境で、有線では難しかった自由で高品質な映像伝送を可能にすることで、地域の活力向上や観光促進につながると期待されています。
しまなみ発・全国へ広がるローカル5G活用の未来像
今治市と東京大学は、今回の実証を通じて、ローカル5Gの可能性をさらに追求し、映像伝送以外にも農業分野や防災・インフラ管理分野での実用化を目指します。しまなみ地域全域でICTを活用した地域課題解決を目指す取り組みも進行中であり、地域が持つ可能性を全国に発信していく狙いです。テクノロジーの力で地域の未来を切り拓く挑戦に、ご注目ください。
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