人工知能を活用したSWIFT電文リアルタイムモニタリング共同利用サービスの実証実験開始

株式会社JSOL

株式会社JSOL(以下 JSOL)は、2月よりBottomline Technologies (de), Inc.(以下 Bottomline)の協力の下、アンチマネーロンダリングや不正送金検知を目的とし、人工知能を活用したSWIFT電文のリアルタイムモニタリングシステム「Secure Payment」を、共同利用型でサービス提供する実証実験を開始しました。
本実証実験では、まずBottomlineのシンガポールシステムセンターで稼働しているSecure PaymentとJSOLのシステムセンターを接続することで、Secure Paymentシステムを共同利用できる環境を構築し動作検証します。
次に2019年7月からはJSOL SWIFTサービスビューロ(※1)をご利用いただいている複数の金融機関協力の下、SWIFT電文をSecure Paymentに連携し、リアルタイムで検知されることの確認を予定しています。
JSOLは今後、2019年度下期をめどに本サービスの有効性を評価し、JSOL SWIFTサービスビューロご利用の金融機関へサービス提供開始を予定しています。さらに将来的にはJSOL SWIFTサービスビューロご利用金融機関以外の金融機関へも当プラットフォームを介したサービス提供を目指しています。

(※1)JSOL SWIFTサービスビューロについては以下URLをご参照ください。
https://www.jsol.co.jp/solution/swift.html

【背景】
ますます高度化、複雑化するコンプライアンス業務に対応するため、SWIFT電文のリアルタイムモニタリングの必要性が高まっていますが、個別にシステム構築すると高額であるという課題がありました。
そこでJSOLはSWIFTサービスビューロという基盤を生かし、共同利用型でサービス提供することで、より安価にシステム導入を実現します。リアルタイムモニタリングの製品は、海外で200以上の金融機関の採用実績のあるBottomlineが提供する「Secure Payment」を選定しました。日本国内では初めての取り組みとなります。

【特徴】
・リアルタイムモニタリング
「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」でも対応を求められているアンチマネーロンダリングモニタリングシステムとして、不正取引をリアルタイムでブロックし、未然に防ぐことが可能となります。
人工知能を活用したリアルタイムモニタリングシステムは国内では実例が少なく、先進的なアンチマネーロンダリング対策となります。

・アンチマネーロンダリングフィルタリングでは検知できない不正取引のブロック
リストを用いたアンチマネーロンダリングフィルタリングシステムでは看破できないような不正取引を検知することが可能となります。例えばNGワードが含まれるため送金停止した取引を、悪意のある送金者が再度NGワード抜きで送金しようとした場合、フィルタリングシステムでは検知不能ですが、モニタリングシステムでは短時間での類似送金として送金停止することが可能になります。

・SWIFT電文のモニタリング
SWIFT電文にしかない情報(中継銀行等)をモニタリング可能です。また、SWIFTシステムのモニタリングを行うことで、全ての外為取引トランザクションをカバーすることが可能となります。

・サイバーアタック対策
通常とは異なる送金先、総金額等電文のモニタリングに加え、操作ユーザーの挙動をモニタリング可能なので、外部からの不正アクセスによる送金、あるいは内部犯による不正送金の対策になります。

・SWIFT CSP対応
SWIFT社のセキュリティー規制Customer Security Programmeにおける6.4「Logging and Monitoring」、2.9A「Transaction Business Controls」に対応することができます。

【スケジュール(予定)】
2019年2月~6月  当社内実証実験
2019年7月~8月  金融機関様を含めた実証実験
2019年9月以降   本番サービス開始

【JSOL SWIFTサービスビューロ参加ユーザー向け実証実験参加費用】
実証実験参加費用: 1,000,000円/BIC
※税抜価格となります。

(参考) JSOL SWIFTサービスビューロ参加ユーザー向け本番利用時の予定価格
サービス申込み費用: 3,000,000円/BIC
年間サービス利用料: 2,640,000円/年・BIC
※税抜価格となります。
※実証検証等を通じて、予定価格でご提供できない場合がございます。
※実証実験にご参加いただいた金融機関様には特別価格にてご提供させていただく予定です。


◆提携先企業
BOTTOMLINE TECHNOLOGIES (de), INC.
https://www.bottomline.com/us

EU本社:Reading, England
米国本社:Portsmouth, New Hampshire
アジア本社:Or-Yehuda, Israel

事業内容
Cloud Solutions / Digital Banking /
Payment and Transactional Documents

■株式会社JSOL
(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前川 雅俊)
https://www.jsol.co.jp/
JSOLは、ICTコンサルティングからシステム構築・運用までの一貫したサービスで、お客様のより幅広いニーズにお応えできるICTサービスコーディネーターです。
2009年1月、NTTデータとの業務・資本提携により、社名を株式会社JSOLに変更するとともに、NTTデータグループおよびSMBCグループの一員として、お客様のビジネスに貢献できるICTソリューションの提供に取り組んでいます。
 

※本リリースに記載されている内容は予告無く変更することがあります。
※本リリースに記載されている製品名、会社名は各社の商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社JSOL

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URL
https://www.jsol.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区九段南一丁目6番5号 九段会館テラス
電話番号
03-6261-7610
代表者名
永井 健志
上場
未上場
資本金
50億円
設立
2006年07月