「わたしの平和」をテーマに描く第16回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール 受賞作品発表・授賞式開催
世界27の国と地域の子どもたちから集まった1327点の作品
中村キース・ヘリング美術館(山梨県・小淵沢)は、第16回となる「中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール」の授賞式を2024年11月10日(日)に開催します。ニューヨークのキース・ヘリング財団が認定する本コンクールは、アートを通して社会活動を行ったキース・ヘリングの遺志を受け継ぎ、自由な世界観を持つ子どもたちが、その想いを隔たりなく表現できる場を創出し、作品を通して子どもたちのメッセージを社会に伝えていくことを目的として2009年より毎年秋に開催しています。
本コンクール開催以来、世界中の50を超える国と地域から15,000通を超える応募がありました。これまで多くの子どもたちから環境問題をテーマにした作品が応募され、その問題意識に動かされて2022年より新たに「環境(サステナビリティ)」を考えるコンクールというコンセプトをかがけました。
今年は「わたしの平和」をテーマに1327通の応募から、キース・ヘリング財団をはじめとする11の賞の受賞者が選ばれました。
本コンクールは、美術の専門家だけでなく世界を舞台に様々なフィールドで活躍する審査員により、作品のもつ美しさや個性、社会へのインパクトなど、それぞれの審査員の観点から、その年のテーマに沿って子どもたち(4歳から18歳)の作品を審査します。
今年、中村キース・ヘリング美術館では、戦後80年を目前にヘリングの反戦・反核を訴える作品や活動を通して平和や自由について考える展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」を開催しており、本コンクールにおいても子どもたちと共に平和や自由について考えたいという思いから、今回のテーマを「わたしの平和」としました。「平和」という言葉の意味を子どもたち個人の視点から再解釈することで、一般的な概念を離れ、子どもたちが心から望む平和な世界をアートで表現し、世界へむけて発信します。
本コンクールの特徴
1. 世界で唯一のキース・ヘリングの美術館「中村キース・ヘリング美術館」が主催
本コンクールは、キース・ヘリング財団が認可する世界で唯一のコンクールです。世界各地の子ども病院や孤児院のために作品を制作し、平和で平等な未来への希望を子どもたちに託し、エイズによる合併症のため夭折したアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)の遺志を受け継ぎ、中村キース・ヘリング美術館は本コンクールを通して子どもたちのメッセージを社会へ発信します。
2. 多様なフィールドで活躍する審査員による審査
審査員を務めるのは、世界的スタイリストのパトリシア・フィールドや、キース・ヘリング財団ディレクターのギル・バスケスらに加え、ニューヨークの若者育成を行う非営利団体でヘリングとも縁の深い「シティキッズ財団」や、仙台を拠点にアート通じて医療・福祉をサポートするNPO法人「ワンダーアート」代表の高橋雅子らを交えた11名です。また、各審査員の賞を設けました。
【審査員】
・上村 英司(北杜市長)
・大石 圭子(シミックホールディングス株式会社 代表取締役社長 COO)
・中村 和男(中村キース・ヘリング美術館 館長)
・ギル・バスケス(キース・ヘリング財団ディレクター)
・パトリシア・フィールド(コスチュームデザイナー、スタイリスト)
・梁瀬 薫(中村キース・ヘリング美術館顧問、美術評論家)
・吉井 絵梨子(ミス・グランド・ジャパン運営代表)
・吉井 仁実(清春芸術村吉井財団理事長)
・高橋 雅子(ホスピタルアーティスト、NPO法人ワンダーアート代表)
・シティキッズ財団
・ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
3. ヘリング考案のワークショップを実施
毎年授賞式の後には、集まった子どもたちとワークショップを行います。今年のワークショップは、現在開催中の展覧会で紹介している、1987年にニューヨークの「自由の女神」完成100周年を記念して行われたプロジェクト「シティキッズ自由について語る」を再現します。1987年のプロジェクトは、シティキッズ財団から依頼を受けたヘリングがニューヨークの1,000人の子どもたちとともに約27mの巨大な作品を制作しました。今回のワークショップでは、子どもたちとのディスカッションやアート制作を通して「平和」と「自由」について考え、表現します。
本年度の受賞作品
2024年度のテーマ:わたしの平和
今年のテーマは「わたしの平和」です。
平和って、どんな色や形をしているのでしょう?
こころや気持ち?けしき?それとも世の中で起きていること?
平和のイメージはきっとさまざま。あなたの思う平和をえがいてみてください!
応募対象:4歳〜18歳(部門①:4〜10歳、部門②:11〜18歳)
出品規定:水彩・油絵・色鉛筆・クレヨン・コラージュ・版画などの画材は技法は自由でA4(21.0cm×29.7cm)以内、厚さ3mm以内の作品
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賞の名称
部門 受賞者氏名 年齢 作品タイトル 地域
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北杜市長賞
シミック賞
中村キース・ヘリング美術館賞
キース・ヘリング財団賞
パトリシア・フィールド賞
アートクリティック賞
ミス・グランド・ジャパン賞
清春芸術村賞
高橋雅子賞
シティキッズ財団賞
ロシュ・ダイアグノスティックス賞
授賞式開催概要
イベント名 |
第16回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール 授賞式 |
日 時 |
2024年11月10日(日) |
スケジュール |
10:00- 受付開始 10:30- 展示室内での記念撮影 11:00- 授賞式(会場:中村キース・ヘリング美術館) 12:30- 懇親会(会場:ヴィラキーフォレスト) 13:35- ワークショップ(会場:中村キース・ヘリング美術館) 15:00 閉幕 |
公式サイト |
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開催中の展覧会 |
Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか |
主 催 |
中村キース・ヘリング美術館 |
共 催 |
シミックホールディングス株式会社 |
協 賛 |
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 |
協 力 |
キース・ヘリング財団、シティキッズ財団、ミス・グランド・ジャパン |
後 援 |
文化庁 、山梨県、山梨県教育委員会、北杜市、北杜市教育委員会 |
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