カスタム抗体の市場規模、2026年に6億5200万米ドル到達予測
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「カスタム抗体の世界市場 (~2026年):サービス (抗体開発・生産・ラベリング)・タイプ (モノクローナル・ポリクローナル・組換え)・抗原種 (ウサギ・マウス)・研究領域 (腫瘍・免疫)・エンドユーザー (製薬企業・CRO)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を7月8日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1003986-custom-antibody-market-by-service-antibody.html
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カスタム抗体の市場規模は、2021年の3億9300万米ドルからCAGR10.6%で成長し、2026年には6億5200万米ドルに達すると予測されています。カスタム抗体市場は、特にライフサイエンス分野での研究活動の活発化と、産学連携の進展が主な成長要因となっています。また、カスタム抗体作製の目的は、特定の定性・定量的な免疫検出法に適した抗体を得ることです。この市場では、結果の再現性を確保するためのカタログ抗体の品質も重要な課題であり、エンドユーザーがカスタムメイドの抗体を好むのはそのためです。
COVID-19のカスタム抗体市場への影響
COVID-19による感染症を対象とした治療法やワクチンの開発には、既存の製薬会社だけでなく、多くの小規模な新興企業も参入しています。製薬会社やバイオテクノロジー企業、研究所、学術研究機関におけるワクチン関連の研究活動は必要不可欠なものと考えられており、その業務や生産はほとんどCOVID-19の影響を受けていません。研究活動の増加に伴い、研究費の確保とカスタム抗体を含む抗体の需要が増加すると予想されます。
現在、COVID-19に対するワクチンや抗ウイルス剤は、承認もしくは開発途中にあり、患者の多くは対症療法で対応していました。WHOによると、ワクチン候補は65種類あり、そのうち9種類がすでに承認されており、56種類が開発中となっています。COVID-19発生の最前線では、世界中の多くの研究者が研究に取り組んでいます。ワクチン、治療薬ともに、作製された抗体は標的ウイルスを中和する機能的な有効性が検証されます。
COVID-19ワクチンの開発では、カスタム抗体サービスの採用が増えています。カスタム抗体サービス市場に参入している関連企業は、2020年第1四半期および第2四半期に研究所が一時的に閉鎖されたことにより、事業に悪影響が及びました。しかし、ロックダウン規制が徐々に解除されるにつれ、世界中の研究室が再開し始めました。ほとんどのサービスプロバイダーは、COVID-19に関わる顧客の重要な業務をサポートするための行動を優先しました。これらの傾向を考慮すると、COVID-19がカスタム抗体市場に与えた影響はポジティブなものであったと言えます。
牽引要因:研究活動と資金調達の増加
研究開発部門は、開発期間や承認サイクルが長いため、従来から資本集約的な性格を持っています。研究開発投資は、世界の支出の中で重要な位置を占めています。各国政府は、研究開発を国家の発展、国際競争力、公共の利益のための重要な投資と認識しています。そのため、研究開発費や資金は年々着実に増加しています。R&D Magazine (2020) によると、2021年には115カ国以上で2.5兆米ドルが研究開発産業、政府の研究所、学術研究センターに投資されると予想されています。世界の研究開発費は、COVID-19パンデミックにより、急激な変化を遂げました。2020年には、さまざまな国で研究開発費が大幅に減少しました。一方、中国では、同年、CAGR10.0%という歴史的なR&D投資が報告されています。2020年の上位10カ国の研究開発シェアは79.2%で、2021年もこの数字は変わらないと予想されます。現在、副作用の少ない効率的な治療薬への需要が高まっていることから、バイオ医薬品の研究開発への注目が高まっています。
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