コーヒー豆のフェアトレード・ダイレクトトレードプラットフォーム提供のTYPICA Holidingsが、オランダ拠点を始め全5拠点にクラウド型会計・ERP「multibook(マルチブック)」を導入
4つの国と地域で世界標準の会計基盤を築き、透明性の高い管理体制構築を実現 〜「multibook」オランダへ初展開〜
海外拠点の業務標準化・人材不足・連結決算早期化・海外拠点業績の見える化などの経営管理課題を解決する、グローバル企業向けクラウド型会計・ERPサービス「multibook(マルチブック)」を提供する株式会社マルチブック(東京都品川区、代表取締役CEO:渡部 学、以下「当社」)は、コーヒー生産者と自家焙煎コーヒー事業者(以下「ロースター」)が、麻袋一袋単位からコーヒー生豆をダイレクトトレードできるオンラインプラットフォーム「TYPICA」を提供するTYPICA Holdings株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:後藤 将、以下「TYPICA」)の本社を含むオランダ、日本、韓国、台湾の4つの国と地域、全5拠点に「multibook」を導入しました。その結果、世界標準の会計基盤をグループで標準化し、透明性が高い管理体制の構築を実現しましたのでお知らせします。今後は、TYPICAが設立準備を進めているアメリカ拠点への導入を予定しています。
なお、「multibook」では本件がオランダでの初導入となります。
なお、「multibook」では本件がオランダでの初導入となります。
■導入の背景
TYPICAは、コーヒー生豆流通の透明化を目指し、コーヒー生産者とロースターによるダイレクトトレードを可能にする、世界初のオンラインプラットフォームをグローバルに提供しています。設立当初からグローバルで多拠点展開をしているグローバルスタートアップ企業で、現在、オランダ拠点をはじめ、世界4つの国と地域に5つの拠点を持ち、今後も海外展開を広げる計画があります。
プラットフォームは、サービスローンチから1年で世界12カ国、2,000軒以上のコーヒー農家とロースターのネットワークを有するプラットフォームへと成長し、日本発、世界59ヵ国で事業を展開する世界が注目するスタートアップです。
グローバルで急拡大・急成長するTYPICAでは、事業を支えるために世界標準に準拠した会計基盤の構築はもとより、提供するサービスの特性や企業理念を体現するために、クリーンで透明性がある経営管理を実現するため、「multibook」の導入に至りました。
■導入前の課題
TYPICAは世界に拠点数を伸ばし急成長を遂げる一方で、その成長に伴い以下の3つの課題を抱えていました。
①各拠点に経理担当者を設ける必要のない、経営・管理体制の構築
…グローバルで多拠点の設立を計画する中、人的資源やサーバーなどのITインフラに限りがありました。そのため、各拠点に経理担当者を配置しなくても本社の社員が経営状況をリアルタイムで把握できる、経営・会計体制の構築が必要でした。
②本社と拠点間の連携強化や、透明性のある管理体制の構築
…事業の急拡大に伴い、本社でスピーディに経営の意思決定を行う必要性や、より透明性のある持続可能な拠点管理を可能にする仕組みづくりの重要性が増していました。
③拠点新設時に、現地拠点の会計管理の体制を効率的に構築できる仕組みづくり
…2025年までには世界70カ国、5,000軒以上のコーヒー生産者とロースターのコミュニティを目指し、グローバル展開を急拡大する中で、迅速な拠点の立ち上げが重要でした。そのためすでに展開している拠点管理の効率化だけでなく、拠点を新設する際に、会計管理の体制を各拠点で迅速に構築できる仕組みづくりが求められていました。
これらの課題を解決するため、オランダを始め、全拠点となる4カ国の国と地域(オランダ、日本、韓国、台湾)、5つの全拠点での「multibook」導入に至りました。
■導入後の成果・今後の展望
2022年1月にオランダ拠点の導入を開始し、現在は4つの国と地域、全5拠点で「multibook」の導入が完了し、運営を行なっています。「multibook」を導入したことで、グループ内で統一した世界標準の会計基盤を構築することや、本社と拠点間の連携が強化されることで、各国における税務申告がしっかり回せる状況をつくりだすことができました。
また、海外拠点の業績・資金・不正取引・為替リスク・収益性などのデータを「multibook」で一元管理し、リアルタイムで現地に赴かなくても本社社員が把握できるようになったため、透明性が確保されたクリーンな管理体制が整い、本社における経営判断や意思決定の早期化を実現しました。
今後は今回の導入ノウハウをもとに、拠点の新設時から「multibook」を活用し、迅速な拠点の立ち上げやスモールスタートの実現を目指します。直近では、設立準備を進めているアメリカ拠点への導入を予定しています。
■TYPICA Holdings 管理部門担当 東 明代氏コメント
TYPICAは「共に幸せに生きる」を理念とし、生産者、ロースター、そしてコーヒーに関わる世界中の全ての人の幸せを実現するために活動しているスタートアップです。オランダ拠点をはじめ、現在は4つの国と地域に5つの拠点を保持しています。グローバル拠点の立ち上げと同時に、世界標準のグローバル会計システムを整え、透明性が高くクリーンな管理体制を築くことは必須でした。自分達もグローバル拠点を初めて立ち上げる中で、私たちに寄り添いながら、迅速に動いていただける会社を探していました。
マルチブックのご担当者は豊富な知識と経験をお持ちでしたので、個々の要望や疑問への丁寧な対応と柔軟性・機動力で既存業務を停滞させる事なく、スピーディーに稼働し、グローバル会計の基盤作りに成功することができました。私たちにとっては試算表をすべて統一して出せることがとても重要で、日本のみならず、海外の投資家にお見せできる資料を容易につくれるようになり、ほっとしています。
今後は自分たちの「multibook」を育て、業務をより良いものに改善していく際の拠り所として共に成長していきたいと考えています。
「multibook」は世界標準での会計基盤をつくりたいという企業には、当然ながらフィットすると思います。さらにグローバル会計管理のクリーンさという点でESG経営(「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の要素を考慮した経営)を目指す企業でも活用できると感じています。
■クラウド型会計・ERP「multibook」概要
海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービスです。11言語※・複数帳簿に対応し、各言語・通貨での会計業務や為替の換算が可能で、複数拠点を本社で一元管理できます。
製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、31ヵ国・250社への導入実績があります。
サービス名:multibook(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
利用料金:月額6万円〜。
主な機能:11言語対応※、各言語・通貨による会計、固定資産管理、在庫管理、経費精算、連結会計連携等
※11の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)
■TYPICA Holdings株式会社
会社名:TYPICA Holdings株式会社
代表者:代表取締役 後藤 将
設立:2019年11月1日
本社:大阪府大阪市中央区南船場4-12-8 7F
海外拠点:韓国・台湾・オランダ
事業内容:コーヒー生豆のオンラインマーケット事業
URL:https://typica.jp/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役CEO渡部学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・香港 ・ オランダ ・ドイツ
事業内容:クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/
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