~若者の農業離れに、ファッションからアプローチ~日本最古の国産デニムブランドと、現役学生の協力で実現した農業活性化に向けた作業ウェア<東京農業大学×豊島×共立女子大学>
豊島株式会社は、国産初のデニムブランドである「CANTON(キャントン)」を、2008年に「CANTON OVERALLS(キャントンオーバーオールズ)」にブランド名を改め新たに展開しています。この度、東京農業大学の「山村再生プロジェクト」学生委員会所属メンバーおよび、共立女子大学 家政学部 被服学科の学生との共同プロジェクトを通して、農業用デニムウェアを開発いたしました。
取り組みの背景
「CANTON OVERALLS」は、通常製品の生産・販売だけでなく、国産第一号のデニムブランドとして、国内におけるデニムウェアやジーンズの普及・継承に向けて、若年層への魅力発信や、大学生との勉強会などを開催してまいりました。異業種では、元来ワークウェアとして誕生したデニムウェアの価値を見直すために、“働く、CANTON”シリーズとして、音楽家や飲食店など各業界とコラボした製品の開発や販売展開をして参りました。また、当社では、1841年の創業時からの祖業であり、デニムの原料でもある綿花分野において、環境に配慮した継続的な綿花栽培や原産国の農家支援を目的とした、ブランド横断型のオーガニックコットンの普及プロジェクトにも取り組んでいます。
両大学所属学生とのプロジェクトを発足
CANTONのブランド刷新10年を迎えた2018年度には、現役大学生と協力したプロジェクトを発足。農林水産省の調査*によると、 2018年の国内農業就業人口は約175万人と、2000年の人口から半減、全国的に離農が進んでいる中で、従来の農業イメージの転換や従事者のモチベーション向上など、農業の活性化に向けた農作業ウェアの開発に向けて、東京農業大学の「山村再生プロジェクト」学生委員会所属メンバーと調査を実施しました。さらに、創立以来の伝統を誇る共立女子大学 家政学部 被服学科の学生にも協力を依頼し、調査結果を基に、機能性とファッション性を両立するデニムウェアのデザイン・開発を進めてまいりました。この度、両大学所属学生とのプロジェクトを通して、農業用デニムウェアが完成しました。今後もCANTON OVERALLSは、異業種コラボレーションや若者へのデニム普及を通して、デニム産業の活性化に寄与していきたいと考えております。
※農林水産省「農業労働力に関する統計」より http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html
CANTON OVERALLS (キャントンオーバーオールズ)
CANTON(キャントン)は、1963年に日本初となる国内ジーンズブランドとして誕生し、1968年まで操業しました。そのCANTON(キャントン)を2008年に豊島株式会社が「CANTON OVERALLS」(キャントンオーバーオールズ)として復活させました。
「ジャパンデニム」「ジャパンジーンズ」に対する高い評価は、今や世界のファッション業界に定着しています。国内のデニム工場は世界最先端技術と伝統技術を併せ持ち、日本独自の創造的な物づくりをしています。19世紀後半にアメリカ西部で生まれたジーンズが日本に上陸したのは戦後の混乱が続く1950年代でした。その後まもなく誕生したのが「CANTON」。1963年にデビューして一世を風靡したのち68年に姿を消した日本初の本格国産デニムブランドです。日本ジーンズ界の歴史をひも解くのにこのブランドを抜きにしては決して語ることの出来ない伝説のブランドです。
【CANTON OVERALLS公式サイト】 http://canton.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像