インドのTWSヒアラブル機器市場、Apple、Noise、JBL、Samsung、realmeが牽引し、前年比700%の成長を遂げる
トップ3社で2019年出荷のほぼ半分を占める一方、realmeは発売月でトップ圏内に躍り出た。スマートフォン上の音楽サービス、スマートアシスタント等でTWS(完全ワイヤレスステレオ)の需要が高まる。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、インドのTWS(True Wireless Stereo: 完全ワイヤレスステレオ)市場は、2019年に700%の大成長を遂げ、インドはウェアラブル分野で最速で成長する市場となったという調査結果を含むETO Serviceによる最新調査を発表致しました。
TWS市場の成長について、リサーチアナリストのShilpi Jain氏は以下のようにコメントしています。
「realme、XiaomiやNoiseなどのメーカーから手ごろな価格の機器が多数発売され、音質や使い勝手の良さで、瞬く間に消費者の関心を惹いた。これまでインド市場にはTWSはほとんど入っていなかったため、潜在成長力も新規メーカーへの参入機会も極めて大きい。」
TWSの用途について、Jain氏は以下のように付け加えています。
「音楽コンテンツを聴く時間が増え、携帯性が高く、加えて健康やフィットネスのモニター機能、スマートアシスタントといった先進機能があることで、スマートフォンユーザーにとってTWSの人気が高まり、需要を喚起している。」
インドのTWS市場における重要なポイント:
スマートフォンメーカーのIoT戦略について、リサーチアナリストのSatyajit Sihna氏は以下のように付け加えています。
「どんな機器でも繋がるIoT戦略の一環として、多くの企業がこの急成長しているセグメントに参入しつつある。戦術は実に様々で、手ごろな価格の商品を提供して成長の弾みをつけようとするメーカーもあれば、最先端の機能で差別化し価格のプレミアムを取ろうとするメーカーもある。TWSは、スマートフォンのエコシステムからユーザーを離れ難くする道具という意味で、スマートフォンメーカーのコネクテッド機器戦略の重要な一部となっている。未だにワイヤレス・イヤホンの装着率が低いインドには、Apple、Samsung、realmeに続き、もっと多くのメーカーが参入するだろう。そしてCOVID-19によるロックダウンが続く中、多くの人々が自宅から音声やビデオ会議で仕事をする状況では、TWSの需要はさらに伸びるだろう。」
トップ3社を除くと、SamsungとrealmeがインドTWS市場の主要プレイヤーとして位置づけられています。
包括的で詳細なレポート「India Hearables (TWS) Shipments and Revenue by Model Tracker 2019」は弊社のETO Serviceの一部です。レポートは次のリンクよりダウンロードいただけます。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Individual/1767
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【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
「realme、XiaomiやNoiseなどのメーカーから手ごろな価格の機器が多数発売され、音質や使い勝手の良さで、瞬く間に消費者の関心を惹いた。これまでインド市場にはTWSはほとんど入っていなかったため、潜在成長力も新規メーカーへの参入機会も極めて大きい。」
TWSの用途について、Jain氏は以下のように付け加えています。
「音楽コンテンツを聴く時間が増え、携帯性が高く、加えて健康やフィットネスのモニター機能、スマートアシスタントといった先進機能があることで、スマートフォンユーザーにとってTWSの人気が高まり、需要を喚起している。」
図: インドのヒアラブル機器(TWS)市場でのトップ5社のシェア 2019年
インドのTWS市場における重要なポイント:
- Appleは第二世代AirPodsの売上が好調で、2019年を通じてインドのTWS市場でトップシェアを獲得した。多くの企業がこのセグメントに参入し競争は激しくなっているものの、先駆者としての評判、ノイズキャンセリング機能、他のApple機器との接続しやすさ、急速充電といった点が評価され、リーダーの地位を守った。売上ベースでのシェアでは、Appleは引き続きゆるぎない地位を維持するだろう。
- スマートウェアラブルの新興企業Noiseは2019年に二桁のシェアを獲得し、第2位となった。電池寿命が長く高音質な商品を手ごろな価格でまとめた優れた設計のTWS商品ラインナップが、多くの人々を魅了した。NoiseのShots X1 AirとX5は共に2019年のベストセラートップ5機種にランクインしている。
- JBLは8%のシェアで2019年の第3位となった。12月に発売されたC100TWSは、4000インドルピー(約5,600円)の発売記念時のディスカウントに加え、優れた低音再現力、高速充電、SiriやGoogleにワンクリックで繋がる機能も消費者の間で好評となり、JBLはインドで3番目に売れた会社となった。
スマートフォンメーカーのIoT戦略について、リサーチアナリストのSatyajit Sihna氏は以下のように付け加えています。
「どんな機器でも繋がるIoT戦略の一環として、多くの企業がこの急成長しているセグメントに参入しつつある。戦術は実に様々で、手ごろな価格の商品を提供して成長の弾みをつけようとするメーカーもあれば、最先端の機能で差別化し価格のプレミアムを取ろうとするメーカーもある。TWSは、スマートフォンのエコシステムからユーザーを離れ難くする道具という意味で、スマートフォンメーカーのコネクテッド機器戦略の重要な一部となっている。未だにワイヤレス・イヤホンの装着率が低いインドには、Apple、Samsung、realmeに続き、もっと多くのメーカーが参入するだろう。そしてCOVID-19によるロックダウンが続く中、多くの人々が自宅から音声やビデオ会議で仕事をする状況では、TWSの需要はさらに伸びるだろう。」
トップ3社を除くと、SamsungとrealmeがインドTWS市場の主要プレイヤーとして位置づけられています。
- Samsungは2019年のインドTWS市場で第4位となった。Galaxy Budsのブランド知名度、優れたデザイン、装着のしやすさが注目され、2019年の出荷総数の7%を獲得した。大勢のSamsungスマートフォン所有者にターゲットにした販売と、フラグシップのスマートフォンとの抱き合わせによるプロモーションによって、家電で最速で成長するジャンルの中でシェアを伸ばすことができている。
- TWSセグメントの成長性は、スマートフォンを補完したいと考える多くのスマートフォンメーカーの興味を惹いている。インドでもっとも速く成長しているスマートフォンメーカーのひとつであるrealmeは、同社初のTWSであるBuds Airを2019年12月に発売し、初月のうちに第5位メーカーへと躍り出た。Apple AirPodsに似た形状、十分な音質、ゲーム用の低遅延モードなどが手ごろな価格で提供され、コストパフォーマンスの良い機種となった。
包括的で詳細なレポート「India Hearables (TWS) Shipments and Revenue by Model Tracker 2019」は弊社のETO Serviceの一部です。レポートは次のリンクよりダウンロードいただけます。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Individual/1767
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【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
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