米国・Moffitt Cancer Centerとシミック、国際的ながん臨床試験の推進を目的とした戦略的パートナーシップを締結

患者へのさらに革新的ながん治療の提供と国際的な研究活動の促進に向け協業

　健康な社会の実現を目指すシミックホールディングス株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男、以下：シミック）は、Moffitt Cancer Center（所在地：フロリダ州タンパ）と国際的ながん臨床試験の推進を目的とした戦略的パートナーシップを締結しました。Moffitt Cancer Centerは、がんの治療と研究において世界でも有数の医療機関です。シミックは本パートナーシップにより、国際的ながん臨床試験の推進と世界規模での治療実績の拡大を目指します。

パートナーシップの内容

　 Moffitt Cancer Centerは、シミックのアメリカにおける主要な臨床試験拠点として活用されます。また、Moffitt Cancer Centerが保有する専門知識を活かし、革新的ながん治療の実現に向けた的確な患者の選定と登録を行います。

　一方、シミックはMoffitt Cancer Centerとそのパートナーの臨床試験を日本および主要なアジア太平洋地域の国々で実施するためのパートナーとなります。

　本パートナーシップは、革新的ながん治療法の実現に向けたクロスボーダーな臨床試験の円滑化を目的としています。試験参加者の多様性を増やし、これまでにない新たな治療法の開発を加速することで、世界のがん研究をリードしていきます。

■Xavier Avat（Moffitt Cancer Center, Chief Business Officer）のコメント　

　本パートナーシップにより私たちは、当団体の患者にとって参加可能かつ革新的な臨床試験の選択肢を大幅に拡大できます。さらに、米国を拠点とした臨床試験を日本に展開する際には、シミックが保有する日本さらにはアジア太平洋地域における規制や試験管理に関する専門知識を活用し、医薬品医療機器総合機構（PMDA）との協議に向けた準備などが迅速化できるでしょう。また、シミックのお客様で米国での臨床試験に向けた拠点が必要な方々には、当団体より容易かつ迅速なアクセスを提供します。

■奥田 晃義（シミックホールディングス株式会社 CEOオフィス）のコメント

　本パートナーシップにより、Moffitt Cancer Centerが保有するがん研究、特に細胞・遺伝子療法の専門知識を活用することでアジア太平洋地域のお客様に対するさらなるサービス向上が期待できます。国を越えて連携し、先進的な研究・臨床試験をさらに幅広い地域の方々に提供することを目指します。

・Moffitt Cancer Centerについて

Moffitt Cancer Centerは、がんの予防と治療への貢献を使命としています。フロリダ州タンパを拠点とする施設は、全米がん研究所（National Cancer Institute）により指定されたわずか57ヶ所の総合がんセンターの一つで、その学術的な優秀性や多様な研究、充実した訓練と教育を認められています。また、Moffitt Cancer Centerの看護スタッフは、米国看護資格センター（American Nurses Credentialing Center）により最高位のマグネット（Magnet®）ステータスを認定されています。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。

https://www.moffitt.org/

・シミックグループについて

シミック（シミック）は、1992年に日本で初めてCRO（医薬品開発支援）事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC（"Personal Health Value Creator”）の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

https://www.cmicgroup.com