学校司書による初めてのブックガイド『学校司書みちねこ発! 中・高校生のためのブックガイド』を刊行!

若者に絶大な支持を得ている、小説紹介インフルエンサー・けんごさんとの対談収録!

学事出版株式会社

学事出版株式会社はこの度、『学校司書みちねこ発! 中・高校生のためのブックガイド』を刊行いたしました。本書は、40年間埼玉県の県立高校で学校司書を務め、岩波ジュニア新書『読みたい心に火をつけろ!』の著者でもあるオフィスみちねこ代表・木下通子先生が、雑誌に掲載していた書評の中から特に中学生・高校生に薦めたい本を厳選し大幅に加筆、さらに最新の書籍も加えたブックガイドです。また、巻末には小説紹介インフルエンサー・けんごさんとの対談も収録!けんごさんの本との出会いや今注目している書籍など、お二人の本にまつわるお話をたっぷりお聞きしました。本好きはもちろん、「本が苦手だなあ」「本なんて嫌い」という学生や、中・高校生に本を薦めたいけれど、どんな本を薦めたらいいかわからない大人の皆さまにもおすすめの1冊です。

10代の悩みに寄り添う本を、学校司書が約80冊選書!

全国学校図書館協議会では、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況の調査を毎年行っており、その最新の結果「第69回学校読書調査報告」では、「5月1か月間に本を何冊読んだか」という設問について、小学生は2024年は13.8冊と過去最高値となりました。一方で、中学生は4.1冊(前回5.5冊)、高校生は1.7冊(前回1.9冊)と減少傾向となっています。子どもたち、特に中高生の読書離れが顕著であることがうかがえます。

本書は、「本を読むのが苦手な人に読んでほしい」という著者の思いから、「自分を守るための本」「社会の不安と向き合う」「ひとり暮らしをするときに」など、10代の不安や悩みに寄り添った12からなる章構成で、中・高校生の力になるような、読書の第一歩となるような本を80冊ご紹介しています。各章のはじめにはイントロダクションとして、「こんなときには、この本」と、まるでソムリエのように章の本を並べているので、解説を読んでから各本の紹介を読むこともできます。司書教諭や学校司書のみなさまが選書する際の一助となれば幸いです。

■著者からのメッセージ

学校司書として勤務する中で、いろいろな本と出会い、生徒に紹介してきました。
この本には、本が苦手な中・高校生にも気軽に読んでもらえる本が集めてあります。
あなたも、ぜひ、本と友だちになってください!  

                                     ――木下通子

■本書で紹介している書籍(一部)

40年間学校司書として活躍し本と生徒をつないできた著者が、中・高校生の悩みに寄り添う12のテーマごとにおすすめの書籍をご紹介しました。本を読むことが苦手な生徒にも届くように、小説をふんだんに取り入れつつ、一人暮らしや時事テーマを取り扱った書籍も入ったバラエティ豊かなブックガイドとなっています。

〈特別企画〉小説紹介インフルエンサー・けんごさんとの対談も収録!

巻末にはけんごさんと木下先生との対談を収録!けんごさんの小説との出会いや現在注目しているおすすめの本など、お二人の本談義は必見です!

けんご

1998年生まれ。福岡県出身。小説紹介インフルエンサー。SNSで小説の紹介動画を投稿。短尺で的確に小説の魅力を伝える紹介動画は、幅広い年齢層から絶大な支持を得る。紹介動画の投稿後に、たちまち重版した書籍は多数。SNSの総フォロワー数は100万人以上。著書に『けんごの小説紹介─読書の沼に引きずり込む88冊─』など。

■目次

はじめに

序章 中・高校生のあなたへ

1章 自分を守るための本

『孤独に生きよ』(田中慎弥 著/徳間書店)

『親の期待に応えなくていい』(鴻上尚史 著/小学館)

『こども六法(第2版)』(山崎聡一郎 著/弘文堂)

『大人になるってどういうこと?』(神内聡 著/くもん出版)

『正しく疑う』(池上彰 監修/Gakken)

『老人ホテル』(原田ひ香 著/光文社)

2章 世界を知る、世界を広げる

『なぜ世界を知るべきなのか』(池上彰 著/小学館)

『はじめての戦争と平和』(鶴岡路人 著/ちくまプリマー新書)

『未来をつくるあなたへ』(中満泉 著/岩波ジュニアスタートブックス)

『THE LAST GIRL』(ナディア・ムラド 著/吉井智津 訳/東洋館出版社)

『MARCH』(ジョン・ルイス、アンドリュー・アイディン 著/ネイト・パウエル 画/押野素子 訳/岩波書店)

『「ナパーム弾の少女」五〇年の物語』(藤えりか 著/講談社)

『マイスモールランド』(川和田恵真 著/講談社文庫)

『JK、インドで常識ぶっ壊される』(熊谷はるか 著/河出書房新社)

3章 愛とか人生とか

『生きていくあなたへ』(日野原重明 著/幻冬舎文庫)

『子どもの脳を傷つける親たち』(友田明美 著/NHK出版新書)

『マンガでわかるLGBTQ+』(パレットーク 著/ケイカ マンガ/講談社)

『滅びの前のシャングリラ』(凪良ゆう 著/中公文庫)

『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子 著/集英社文庫)

『砂に埋もれる犬』(桐野夏生 著/朝日新聞出版)

4章 人間関係がめんどうなとき

『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』(森山至貴 著/WAVE出版)

『君の顔では泣けない』(君嶋彼方 著/KADOKAWA 角川文庫)

『「空気」を読んでも従わない』(鴻上尚史 著/岩波ジュニア新書)

『四日間家族』(川瀬七緒 著/KADOKAWA)

『「いじめ」や「差別」をなくすためにできること』(香山リカ 著/ちくまプリマー新書)

『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子 著/新潮文庫)

5章 社会の不安と向き合う

『どうしたらいいかわからない時代に僕が中高校生に言いたいこと』(内田樹 著/草思社)

『<弱さ>を<強み>に』(天畠大輔 著/岩波新書)

『10代のためのココロとカラダの整え方』(吉田誠司 監修/メイツ出版)

『誰もボクを見ていない』(山寺香 著/ポプラ文庫)

『自己肯定感は高くないとダメなのか』(榎本博明 著/ちくまプリマー新書)

『貧困は自己責任か』(高沢幸男 著/彩流社)

『生きる言葉』(俵万智 著/新潮新書)

6章 人の心はむずかしい

『こころってなんだろう』(細川貂々 著/講談社)

『笑いのある世界に生まれたということ』(中野信子、兼近大樹 著/講談社+α新書)

『新版 人は、なぜ他人を許せないのか?』(中野信子 著/アスコム)

『考えない練習』(小池龍之介 著/小学館文庫)

『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治 著/新潮新書)

『10代の脳とうまくつきあう』(森口佑介 著/ちくまプリマー新書)

7章 自分をみがこう

『ものがわかるということ』(養老孟司 著/祥伝社)

『君はどう生きるか』(鴻上尚史 著/講談社)

『13歳からの地政学』(田中孝幸 著/東洋経済新報社)

『大人になる前に身につけてほしいこと』(坂東眞理子 著/PHP研究所)

『女の子はどう生きるか』(上野千鶴子 著/岩波ジュニア新書)

『ひまわり』(新川帆立 著/幻冬舎)

8章 働くってなんだろう

『なぜ僕らは働くのか』(池上彰 監修/Gakken)

『キラリモンスター』(小川凛一・砂田智香 著/大野太郎 絵/大和書房)

『きみのお金は誰のため』(田内学 著/東洋経済新報社)

『チョコレートを食べたことがないカカオ農園の子どもにきみはチョコレートをあげるか?』(木下理仁 著/旬報社)

『今ない仕事図鑑100』(澤井智毅 監修/上村彰子、「今ない仕事」取材班 構成・文/ボビコ 漫画・イラスト/講談社)

『夢も金もない高校生が知ると得する進路ガイド』(石渡嶺司 著/星海社新書)

『松岡まどか、起業します』(安野貴博 著/早川書房)

9章 ひとり暮らしをするときに

『あなたがひとりで生きていく時に知っておいてほしいこと』(辰巳渚 著/文藝春秋)

『かんたんだけど、しっかり作る 基本の家庭料理』(牛尾理恵 著/成美堂出版)

『なにをどれだけ食べたらいいの?』(香川明夫 著/女子栄養大学出版部)

『トイレからはじめる防災ハンドブック』(加藤篤 著/学芸出版社)

『今さら聞けない 超睡眠の超基本』(柳沢正史 監修/朝日新聞出版)

『正しいパンツのたたみ方』(南野忠晴 著/岩波ジュニア新書)

『ルールはそもそもなんのためにあるのか』(住吉雅美 著/ちくまプリマー新書)

10章 やっぱ小説でしょ

『明日の子供たち』(有川浩 著/幻冬舎文庫)

『宙わたる教室』(伊与原新 著/文藝春秋)

『リカバリー・カバヒコ』(青山美智子 著/光文社)

『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬 著/早川書房)

『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈 著/新潮文庫)

『この夏の星を見る』(辻村深月 著/KADOKAWA 角川書店)

『タスキメシ 五輪』(額賀澪 著/小学館文庫)

『森は知っている』(吉田修一 著/幻冬舎文庫)

11章 〈読む〉〈知る〉〈図書館〉

『生きるための図書館』(竹内悊 著/岩波新書)

『ネット情報におぼれない学び方』(梅澤貴典 著/岩波ジュニア新書)

『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』(福井県立図書館 著/講談社文庫)

『夜明けの図書館』(埜納タオ 著/双葉社)

『税金で買った本』(ずいの 原作/系山冏 著/講談社)

『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(かまど、みくのしん 著/大和書房)

『未来のきみを変える読書術』(苫野一徳 著/ちくまQブックス)

12章 本と出会うためのブックガイド

『青春の本棚』(高見京子 編著/全国学校図書館協議会)

『中高生のための新書のすすめ』(岩波ジュニア新書編集部 編/岩波ジュニア新書)

『つながる読書』(小池陽慈 編/ちくまプリマー新書)

『10代のための読書地図』(本の雑誌編集部 編/本の雑誌社)

『人生を狂わす名著50』(三宅香帆 著/ライツ社)

『けんごの小説紹介』(けんご 著/KADOKAWA)

〈コラム〉

①新書を読もう!

②10代向けのブックランキング

③戦争の本を読もう

④図書館を活用しよう!

〈特別企画〉

小説紹介インフルエンサー けんごさんとの対談

おわりに

著者索引

■著者プロフィール

木下通子

オフィスみちねこ代表、社会教育士、書評家、ビブリオバトル普及委員、コグトレ中級トレーナー、JPIC読書アドバイザー29期、さいたま市未来くる先生、特定非営利法人つきぐるみ理事。

埼玉大学、東洋大学、日本女子大学非常勤講師(図書館学)。1985年から埼玉県立高校で学校司書として勤務し、2025年3月に埼玉県立浦和第一女子高校で定年退職を迎える。高校司書として勤務する中で、学校の探究活動支援に力を入れて、多数の実践発表を行う。退職を機に2025年4月から「オフィスみちねこ」を立ち上げ、「本と人をつなげる」活動を開始する。著書に『読みたい心に火をつけろ!』『知りたい気持ちに火をつけろ!』(岩波ジュニア新書)『学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』(学事出版)など。

■書誌詳細・ご購入はこちら

【木下先生最新刊!】

『学校司書みちねこ発! 中・高校生のためのブックガイド』

著:木下通子

ISBN:978-4-7619-3083-7

書籍仕様:A5・144ページ

定価:2,420円(税込)

学事出版オンラインストア:https://www.gakuji.co.jp/book/b10146837.html

Amazon:https://amzn.asia/d/fq6VkLr

【既刊も瞬く間に重版決定!】

『読書活動・探究学習を支援する 学校図書館を活用した楽しい読書ワーク』

編著:木下通子

ISBN:978-4-7619-3076-9

書籍仕様:A5・132ページ

定価:2,420円(税込)

学事出版オンラインストア:https://www.gakuji.co.jp/book/b10136442.html

Amazon:https://amzn.asia/d/hkkIj3R

■会社概要

会社名:学事出版株式会社

代表取締役社長:鈴木宣昭

所在地:東京都千代田区神田神保町1-2-5和栗ハトヤビル3F

事業内容:教育関連図書・教材の出版

コーポレートサイト:https://www.gakuji.co.jp/

公式X(Twitter):@gakuji_shuppan

https://x.com/gakuji_shuppan

公式Instagram:@gakuji_shuppan

https://www.instagram.com/gakuji_shuppan/

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会社概要

学事出版株式会社

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-2-5 和栗ハトヤビル3F
電話番号
03-3518-9067
代表者名
鈴木宣昭
上場
未上場
資本金
1380万円
設立
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