産業AIとサステナビリティの大規模展開:ハノーバー・メッセにてシーメンスは産業イノベーションを再定義

シーメンス株式会社

• 産業に特化した生成AI:Siemens XceleratorマーケットプレイスにてSiemens Industrial Copilotを提供開始
• Siemens Industrial Copilotを幅広く産業に浸透させるため、シーメンスとシェフラーは覚書を締結
• ステージ上でのライブ発表:シーメンスとNVIDIAによる産業用メタバースの共同実現についての紹介
• インフラの電動化変革に向けた幅広いIoT SaaSを提供する「Electrification X」を世界発公開
• ハノーバー・メッセの最大規模を誇るシーメンスのブースにはドイツのオラフ・ショルツ首相が高位来賓者として来場

産業界は、サステナビリティとレジリエンスの向上に向けたデジタル化を必要としています。環境問題に配慮した価値の創造と行動のバランスを取る必要があり、企業はより少ないリソースでより多くのことを行わねばなりません。そうしたこ

とを踏まえて、ハノーバー・メッセにてシーメンスは、実績ある最先端テクノロジーと強力なパートナーシップがあれば、産業界はよりサステナブルに、かつ競争力を高めていくことができると示しています。ホール9のブースD53では、自動車、食品、化学、半導体業界におけるサステナブルなデジタル化のためのコアテクノロジーを体験することができます。

 

展示では、産業用AI、デジタルツイン、サイバーセキュリティ、ITとOTの融合を取り上げています。さらに、ご来場できない方に向けて、2,800㎡のハノーバー・メッセ内最大の規模を誇るシーメンスのブースをバーチャルで体験可能にもしています。

 

「私たちは、お客様が複数の課題に対処していくにあたって、AI、デジタルツイン、ソフトウェア定義のオートメーションなどのイノベーションが、どのように役立つかをパートナーと共同して紹介しています。競争力の強化、コスト削減、労働力不足の克服、サステナビリティの向上など、シーメンスは産業界が今まさに必要としている技術を提供することができます。」と、シーメンスAG代表取締役社長兼CEOのローランド・ブッシュ氏は述べています。

 

シーメンスの記者会見とライブステージプログラム

シーメンスはハノーバー・メッセにて、シーメンスのデジタルビジネスプラットフォーム「Xcelerator」からお客様がどのようなメリットを得られるかをライブ実演します。AI対応マシンビジョンや、マイクロソフト、シェフラーとSiemens Industrial Copilotなどのアプリケーションにフォーカスした内容になっています。シーメンスのXceleratorエコシステムは常に進化しており、昨年だけでもパートナーと販売者数はほぼ倍増しました。

 

2024年4月22日(月)、中央ヨーロッパ夏時間の午後5時30分から午後6時30分の記者会見で、シーメンスは最新のトレンドと開発について発表します。ジャーナリストの方は、https://siemenspkhannover24.events.dc.siemens.com/に登録することで、ライブストリームで記者会見に参加することも可能です。

 

また、シーメンスAG取締役会のメンバー、専門家、パートナー、お客様をフィーチャーしたライブステージプログラムもあります。

 

シーメンスAGの代表取締役社長兼CEOローランド・ブッシュ氏と、NVIDIA Omniverseおよびシミュレーションテクノロジー担当バイスプレジデントであるRev Lebaredian氏が、AIを活用した産業用メタバースについて話し合います。ありとあらゆる業界のお客様に対して没入型体験の持つポテンシャルについて、またNVIDIA OmniverseとAIを活用したシーメンスの物理学を基盤とするデジタルツインがどのように生産性を向上させているのかをご紹介します。

 

4月22日(月)、中央ヨーロッパ夏時間の正午12時に「Supercharging transformation: how AI-powered digital twins enable the industrial metaverse」というセッションがシーメンスのブースで開催されます。参加ジャーナリストの質問も受け付ており、https://www.linkedin.com/events/siemens-nvidia-howai-digitaltwi7182007244371165186/theater/より講演とQ&Aのライブ配信がされます。

 

ショルツ首相、Siemens Industrial Copilotによるヒューマン・マシン・インタラクションの新時代を体験

ドイツのオラフ・ショルツ首相は、同展示会最大のシーメンスのブースを訪れ、生成AIの変革力を直接体験する予定です。シェフラー・グループCEOのクラウス・ローゼンフェルド氏も、シーメンスとシェフラーがデジタル化と生成AI面で緊密に協力していることから、首相の来訪に出席します。これを受け、両社はSiemens Industrial Copilotに関する共同作業を拡大するための覚書を締結します。

 

シーメンスとシェフラーは、昨年秋に開催されたSPSトレードショーで、生成AI搭載アシスタントを備えた生産マシンを世界発公開しました。 Siemens Industrial Copilotは、オートメーションのエンジニアがプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)のコード生成を高速化する際に役立ちます。PLCは、世界中の工場のほとんどのマシン制御をするデバイスです。Siemens Industrial Copilotにより、エンジニアリングチームは、自然言語入力によってコードを生成することができ、時間、労力、エラーの可能性を大幅に削減することができます。

 

シーメンスAGの取締役会メンバー兼デジタルインダストリーズのCEOであるセドリック・ナイケ氏は次のように述べています。「Siemens Industrial Copilotなど当社のAIソリューションは、現実世界とデジタル世界を融合させるという当社のコミットメントを示しています。昨年、私たちはAIを手元に置けるようにするというビジョンを発表し、これらの機能がもたらす大きなビジネスチャンスについて強調しました。そして今、私たちはAIをコンセプトからスケールアップさせることで、このビジョンを実現しています。この新しい現実は、エンジニアリングやオペレーションを超え、労働力不足や気候変動などの課題にも取り組むことができる画期的な変革です。」

 

産業活動とビルの脱炭素化

シーメンスは、Siemens Xceleratorのポートフォリオの一部として、Electrification Xを今回初公表します。拡張性の高いクラウドサービス上に構築されたElectrification Xは、商業、産業、公益事業に携わるお客様が抱える課題である電化インフラを管理、最適化、自動化するように設計されています。その目標としては、コストとCO2排出量を削減しながら、効率とパフォーマンスを向上させることです。

 

「ビル、電化インフラ、電力網のデジタル化は、よりスマートで効率的、かつ脱炭素化された産業部門を創造するために必須です。」と、シーメンスAGの取締役会メンバー兼スマート・インフラストラクチャーのCEOであるマティアス・レベリウス氏は述べています。「ハノーバーで開催される産業トレンドショーでは、非常に革新的なSentron電子回路保護装置やSF6フリー開閉装置など、サステナブルな変革を推進する当社の最新製品を展示しています。また、当社エコシステムの新しいパートナーも発表します。さらには、電動化インフラを変革するための拡張性の高いIoT SaaSであるElectrification Xの披露もします。」

 

シーメンスは、Building X デジタル・ビルディング・プラットフォームの一環としていくつかの新しいアプリの発表もします。その中には、製造スペースやオフィススペースの運営の透明性を高めるために使用できるSustainability Manager アプリも含まれています。他には、建物内の暖房、換気、空調システム全体をAIで制御することで、エネルギー消費の最適化を可能にするComfort AI アプリなどがあります。

 

シーメンスは、Siemens EcoTech のポートフォリオにインフラおよび産業用アプリケーション向けの製品も追加しています。Siemens EcoTechは、選択した環境基準に対して製品性能に関する包括的なインサイトをお客様に提供し、産業部門における透明性の新たな基準を打ち立てるものです。EcoTechラベルは、自社の事業と製品の環境フットプリントを最小限に抑え、お客様のデジタル化とサステナビリティに向けた変革のサポートをするというシーメンスの長年の取り組みにおける次なるマイルストーンを示しています。

 

Siemens Industrial Copilot については、以下をご覧ください。

https://press.siemens.com/jp/ja/pressrelease/pr-20240422

ハノーバー・メッセ2024―のシーメンスのブースの詳細については、以下をご覧ください。

Hannover Messe 2024 - Siemens Global HM

 

【参考資料】

本資料はシーメンスAG(ドイツ・ミュンヘン)が2024年4月18日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語および英語であり、その内容および解釈についてはドイツ語、英語が優先します。原文プレスリリースおよび関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。

https://press.siemens.com/global/en/pressrelease/industrial-ai-and-sustainability-scale-siemens-redefines-industrial-innovation


シーメンスAGについて
シーメンスAG(本社はベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。資源効率の高い工場、弾力的な供給網、スマートなビルや送電網から、清潔で快適な交通、先進医療に至るまで、目的をもったテクノロジーを開発することで、お客様のために実質的な付加価値を提供します。シーメンスは、デジタルと現実世界を結びつけることで、顧客企業が産業や市場を変革するための力になり、数十億もの人々の日常を変えていく上での支えとなります。またシーメンスは、世界的な大手医療技術プロバイダーとしてヘルスケアの未来を創造する上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。2023年9月30日に終了した2023年度において、シーメンスグループの売上高は778億ユーロ、純利益は85億ユーロでした。2023年9月30日時点の全世界の社員数は約32万人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。

 

日本におけるシーメンスグループ

シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、135年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして、日本の産業界の発展に貢献してまいりました。近年は特にデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する先進的な製品やサービス、ソリューションの提供を中核事業として展開しております。グローバルなテクノロジーと知見、日本市場における経験を活かし、日本のお客様にデジタル化とサステナビリティの実現、競争優位性と価値想像力の強化をご支援してまいります。2023年9月末に終了した2023年度において、日本のシーメンスの売上高は約2,232億円、社員数はおよそ2,600人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。

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会社概要

シーメンス株式会社

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URL
https://new.siemens.com/jp/ja.html
業種
製造業
本社所在地
東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー6F
電話番号
-
代表者名
堀田 邦彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年12月