愛媛新聞社、「西条市中小企業等DX総合支援事業」を受託
地元企業の支援をデータと伴走で加速、ウェイビーとともに
愛媛新聞社(松山市)はウェイビー(東京)との共同企業体で、株式会社西条産業情報支援センター(SICS[サイクス])を通じて、「令和7年度西条市中小企業等DX総合支援事業」を受託し、9月15日に事業を開始しました。事業は①市内約4,300事業所を対象としたデジタル化実態調査事業、②コーディネーターの伴走支援によるDX推進事業、③顧客管理システム(CRM)開発のデータプラットフォーム構築事業の3本柱。サイクスをハブとして、市内の中小企業の企業情報・支援記録を一元化し、段階的に支援体制を強化、地域のビジネス活性化とデジタルリテラシーの向上をはかり、将来的には地域が自走できる経済支援域をつくっていくものです。
本事業は西条市がサイクスへ委託し、サイクスが主体となって受託者に再委託するスキームで運用され、令和8、9年度も継続実施が予定されています。
愛媛新聞社は、全国の中小企業の多数の支援実績を持つウェイビーと連携し、事業者や事業支援者をサポートする経済コンテンツ配信プラットフォーム「BizG ehime」の知見を生かして、地域の生産性向上や付加価値創出を後押しします。9月24日には、経営課題に対するデジタル活用の実例を学ぶセミナーを行います。


西条市 高橋敏明市長
本市は四国屈指の工業集積地であり、ものづくりを中心に発展してきました。昨今のさまざまな環境変化に市内企業の多くがDXの必要性を感じながらも、人材や資金の不足で取り組みが進んでいない現状があります。そこで本事業では、西条産業情報支援センターが支援体制を整え、DXを推進します。生産性向上や人材育成を図り、企業競争力の強化と地域経済の活性化へとつなげてまいります。

(株)西条産業情報支援センター 秋山真一センター長
サイクスは、本事業を通じて愛媛新聞社、ウェイビーとの連携基盤を整えました。今後は「経営課題の抽出」と「適切な課題設定」を重視し、データ活用や業務改革につなげることで企業の競争力を高めてまいります。得られた成果を共有し、市内企業全体への波及を図り、地域経済の底上げを目指します。DXは単なる手段ではなく持続的な変革の基盤であり、地域と共に未来を切り拓いていきます。
■事業のポイント
①デジタル化実態調査:市内4,300事業所アンケート設計・分析を通じて全体傾向を可視化し、根拠ある政策立案につなげる。
②DX推進:コーディネーターが伴奏し、課題整理からロードマップ策定、クラウド導入・自動化等の実装まで連続プロセスで支援
③データプラットフォーム構築:支援履歴を一元管理するCRMを構築。マッチング・分析レポート等の出力機能で支援の高度化
■事業の背景
本事業は、西条市における産業構造の特性や人材流出、デジタル化停滞などの課題を踏まえ、内発型産業政策の継承・強化をDXで支える取組です。支援の可視化・体系化を通じ、企業変革の再現性を高めることを目的としています。
■セミナー(キックオフ)のご案内
日時:2025年9月24日(水)10:00~12:00
場所:SAIJO BASE(愛媛県西条市明屋敷131-2)
内容:経営課題に対するデジタル活用の実例共有
(基調講演、パネルディスカッション、ネットワーキング)
この件に関する問い合わせ
愛媛新聞社 営業局 デジタル開発部
秀野 太俊
TEL:089-935-2323(平日9:00~17:00)
Email:shuno@ehime-np.co.jp
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