横浜市×横浜トリエンナーレ×三菱総研DCSが共同して取組 ロボットと一緒にアートに触れるワークショップ
経緯
◆横浜トリエンナーレのこれまでの取組について
未来を担う世代を対象として、アーティストやアート専門家による多彩なワークショップの開催、市内の児童・生徒への鑑賞ポケットガイドの配布、学校団体の鑑賞受入れなどを行ってきました。また、前回の第7回展(2020年)では、身体的制約などにより外出が難しい人を対象とした遠隔地からの鑑賞会などを実施しました。
◆ロボットについて
横浜市では、企業が持つデジタル技術を用いて、行政課題や社会問題を解決する取組を推進しています。三菱総研DCSと共同で、令和4年にロボットによる障害児向けコミュニケーション支援ワークショップの実証実験を行いました。この実証実験では、子どもたちはロボットを操作することに興味・関心が高く、また、ロボットを自分の代弁者とすることで、コミュニケーションに前向きに取り組めるなどの効果があることがわかりました。この実証実験の成果を横浜トリエンナーレに生かします。
アートワークショップについて
横浜トリエンナーレのアート作品を見学して気づいたことをもとに、クイズの問題と解答の選択肢を考え、それぞれロボットに入力していきます。ワークショップの最後には、ロボットを使ってお互いに考えたクイズを発表し合います。ロボットで遊びながら展覧会のテーマや、作品に関する知識を得るとともに、それぞれの感想を共有できる場となります。本ワークショップは、障害のある子を対象とした横浜ラポールでの開催に加え、市内放課後キッズクラブでも実施します。ワークショップの詳細及び参加者募集については、後日、記者発表します。
【開催概要】
開催時期:令和6年3月頃
場所及び対象者:
(1)障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」
特別支援学校、特別支援学級などに通学する小、中、高校生
※保護者または支援者1名が一緒にご参加いただけることが条件
(2)市内放課後キッズクラブ
会場となる放課後キッズクラブに通う小学生
○特別支援学校・学級向けコミュニケーションロボットサービス「Link&Robo for グローイング」
三菱総研DCSが提供する、ロボットと話す・動かすことを通して、言葉を話すことによるコミュニケーションが苦手な子どもたちの自己表現をサポートするサービスです。
(横浜市「障害者のスポーツや文化活動の充実、施設の利便性向上」の実証プロジェクト)
https://www.dcs.co.jp/news/2022/220601.html (実証プロジェクトに採択について)
https://www.dcs.co.jp/knowledge/report/lr_growing/index.html (結果レポートについて)
○第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」 開催概要
アーティスティック・ディレクター:リウ・ディン(劉鼎)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)
会期:令和6年3月15日(金)~6月9日(日)
[開場時間:10:00~18:00|休場日:毎週木曜日 (4/4、5/2、6/6を除く) |開場日数:78日間 ]
会場:横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO
主催:横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
公式WEBサイト:https://www.yokohamatriennale.jp
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