BoxとAWSが複数年にわたるAIの協業を開始し、エンタープライズコンテンツ管理を変革
-
エンタープライズコンテンツの未来に向けてエージェント型AI機能を変革するための複数年にわたる戦略的コラボレーション契約を締結
-
新しい Box と AWS の統合により、Amazon Quick Suite、Amazon Q Developer、Amazon Bedrock AgentCore、Kiro、Amazon Strands に対応
-
BoxがAWS Marketplaceで購入可能となることで、調達を合理化し、双方のプラットフォームの価値を加速
インテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーであるBox, Inc.(NYSE:BOX)と、 Amazonの関連会社であるアマゾン ウェブ サービス(NASDAQ:AMZN)(以下、AWS)は本日、組織がAIを安全に使用して最も重要なコンテンツから価値を引き出す方法を変革するために、新たに複数年にわたる戦略的コラボレーション契約(SCA)を結んだことを発表しました。この契約は両社の長年にわたる関係に基づき、AWSの高度なAIサービスと信頼できるインフラストラクチャを使用して構築された、新しいBox AIエージェントとサービスの作成に重点を置いています。また、Boxは、Amazon Quick Suiteとの新たな統合、Amazon Q Developerのカスタマイズ、Amazon Strands、Kiro、Amazon Bedrock AgentCoreとの互換性を含む新しい提供内容と機能をリリースしました。これにより、コンテンツ中心のワークフローの自動化を合理化し、企業データから実用的なインサイトを安全に抽出するインテリジェントなアプリケーションを実現します。
Boxの共同創設者 兼 CEO であるアーロン・レヴィ(Aaron Levie)は次のように述べています。「AIは、アクセスできるコンテキストによってのみ力を発揮しますが、そのコンテキストは多くの場合、ビジネスに欠かせない契約書や計画書、アイデアの中に存在します。Boxでは、AIエージェントが真のインパクトを発揮できるように、企業のコンテンツからインサイトを引き出すことに重点を置いています。AWSとのコラボレーションにより、コンテンツを競争上の優位性に変えるための安全でスケーラブルな基盤をお客様に提供します。」
AWSのエージェント型AI担当副社長であるスワミ・シヴァスブラマニアン(Swami Sivasubramanian)氏は、次のように述べています。
「今日、AIエージェントは私たちの働き方を変革しています。Boxとのコラボレーションを通じて、お客様がエージェント機能を備えた貴重なビジネスコンテンツを安全に活用できるように支援し、すべてのコンテンツを効果的に機能させることで、さまざまな業界の仕事のあり方を変革できることを嬉しく思います。」
BoxとAWSが新しいエージェント統合を発表
Boxは、Anthropic ClaudeおよびAmazon TitanとのエンタープライズグレードのAI機能を提供する既存のコラボレーションに基づき、AWS統合を通じて新しいAIエージェント機能を発表しました。この度のSCAには、AIを活用したコンテンツソリューションと緊密な技術統合が含まれており、組織が機密性の高い企業データからより大きな価値を引き出すことを目指しています。
新しい統合には次のものが含まれます。
-
Amazon Bedrockを搭載した新しいBox AIエージェントは、長文ドキュメントの要約、複数文書からなるFAQの生成、検索性とコンプライアンス強化のためのメタデータ抽出、日常的なコンテンツ作業を自動化するインテリジェントワークフローの構築により、ワークフローの自動化と企業データからの新規コンテンツ生成を実現します。これにより、組織がAmazon Bedrockモデルを活用し、独自のビジネスニーズに合わせてエージェントをカスタマイズする柔軟性を提供します
-
Amazon Nova マルチモーダル埋め込みによる高度なマルチモーダルコンテンツ分析により、Box AIは、テキスト、画像、ビデオ、音声など、Boxに保存されているマルチモーダルコンテンツから分析および洞察を生成するオプションを提供し、多様なコンテンツ形式に統一的な意味理解が実現され、検索性の向上と自動化されたワークフローが促進されます
-
本日より利用可能なAmazon Quick SuiteとBoxリモートMCPサーバーの新たな連携により、両社の顧客はQuick Suite内で直接Boxコンテンツから安全にインサイトを抽出し、新規ファイルを生成し、アクションを実行できるようになります。これにより、生産性が向上し、意思決定が加速されます
-
現在利用可能なBox SDKとセルフホストMCP サーバー上のAmazon Q Developerのカスタマイズにより、インテリジェントなアプリケーションの構築と、生成AIによるコンテンツ中心のワークフローの自動化が容易になります
-
Amazon Strands、Kiro、Amazon Bedrock AgentCoreとBox SDKの互換性により、AIエージェント、コネクタ、Box のインテリジェントコンテンツ管理プラットフォーム間のオーケストレーションが保証されます
BoxがAWS Marketplaceに参加
SCAの一環として、2026年初頭より、米国のお客様はAWS MarketplaceでBox製品の購入が可能となります。この画期的な進展により、お客様はAWS環境内でコンテンツを管理するために、Boxのソリューションを容易に調達し、迅速に導入し、シームレスに活用するための効率的な手段を利用できます。本日の発表の詳細については、Boxのブログ記事をご覧ください。
*本プレスリリースは、米国カリフォルニア州で現地時間2025年11月17日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
Boxについて
Box (NYSE: BOX)はインテリジェントコンテンツ管理(ICM)プラットフォームのリーディングカンパニーです。Boxのプラットフォームは、企業のコラボレーション促進や、コンテンツのライフサイクル全体の管理、重要なコンテンツの保護、そしてエンタープライズAIによるビジネスワークフローの変革を実現することを目指しています。2005年に米国で設立され、アストラゼネカ、JLL、モルガン・スタンレーなどを含む大手グローバル企業や日本では約21,000社および日経225の84%の企業の業務効率化を支援しています。
Boxは、カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置き、米国、ヨーロッパ、アジアに拠点を持っています。また、Box.orgでは、非営利団体のミッション実現を支援するために多様な活動を行っています。
株式会社 Box Japan は2013年に設立された日本法人です。日本国内の情報については、下記のサイト「Box Square」で随時更新しています。
https://www.boxsquare.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
