LGディスプレイ社との協力により、液晶TVの新しい先進的インタフェース規格を発表
相互接続を大幅に簡略化し、
高いリフレッシュ・レートを持つ液晶TVの性能を強化する
ディスプレイ・インタフェース規格
高いリフレッシュ・レートを持つ液晶TVの性能を強化する
ディスプレイ・インタフェース規格
世界を代表する半導体企業の1社であるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、
以下ST)は、世界トップ・クラスの液晶パネル・メーカーであるLGディスプレイ社
(NYSE:LPL、KRX:034220)と共に、現在のLVDS(Low Voltage Differential
Signaling)規格の代替を目的としたiDP(Internal DisplayPort)インタフェース
規格案をVESA(Video Electronics Standards Association)のTVパネル・タスク・
グループに提出したことを発表しました。
よりリアルなアニメーション、グラフィックスおよび3Dビデオ、より優れた画質の
実現に向け、液晶TVのリフレッシュ・レートの高速化が急速に進んでおり、新たな
高速パネル・インタフェース規格が必要になっています。iDP規格案は、市場要求
への対応、市場における導入の加速、およびコンスーマ・エレクトロニクス産業の
革新を促進するため、オープンで著作権使用料無料の業界規格として作成されまし
た。
iDP規格案は、オープンで著作権使用料無料のVESAデジタル・ディスプレイ・イン
タフェース規格で、実績のある業界標準テクノロジーのDisplayPortをベースとし
た先進的テクノロジーです。DisplayPortインタフェースは、最新式のデジタル・
プロトコルを利用することによって、広帯域のオーディオおよびビデオ信号の伝送
を可能にします。STは、DisplayPortインタフェースの策定と導入を先導してきた
企業で、同テクノロジーの進化を加速させ、新しいアプリケーションへの
展開に取り組んでいます。
STのTV&モニタ事業部ジェネラル・マネージャであるLuigi Mantellassiは、次の様
にコメントしています。「iDPというテクノロジーの導入は、STが、メイン・
ストリームとハイエンドの液晶TV市場向け半導体の主要プレーヤとして前進し
続ける上で、重要な戦略の一部分です。iDP規格の作成と広範な採用に向けたLG
ディスプレイ社の協力を得て、STは、業界と消費者のメリットになること
を確信できるテクノロジーを共に開発しました。さらにSTは、TVメーカー各社
が最高水準のユーザ体験を顧客に提供できるよう、ビデオ/オーディオ品質、
インターネットTV、およびDisplayPort接続などを中心とする、競争力の高い
製品の広範な開発を進めています。」
LGディスプレイ社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント 兼 最高技術責任者
(CTO)であるIn Jae Chung氏は、次の様にコメントしています。「当社は、iDPが、
現在のLVDS規格の課題である広帯域幅のビデオに対する要求をサポート
すると確信しています。また、iDPは、より低い部材コストで性能を強化し、
電磁波ノイズ(EMI)といったシステムの問題を軽減することが期待されており、
当社はお客様に対してiDPの採用を奨励すると共に、市場に大きな価値を提供する
新たなパネル・ラインアップの1つで紹介する予定です。」
現在、STとLGディスプレイ社は、市場におけるiDPテクノロジーのプロモーション
ならびにデモンストレーションを共同で行うと共に、高リフレッシュ・レートの
次世代液晶パネルをサポートする共通のテクノロジーや革新的ソリューションの
定義と開発に向けて、より広範な共同作業を行う計画をしています。
iDPテクノロジーについて
iDP規格案は、TVシャーシ内におけるTVコントローラSoC(システム・オン・チップ)
と液晶パネル・タイミング・コントローラ間の接続を目的としています。実績の
あるDisplayPortテクノロジーを最もシンプルに利用することにより、相互運用性
の面で最高の堅牢性とコスト効率を実現しています。差動ペア当り3.24Gbpsで動作
するリンクによって、各色10bitの240Hz駆動フルHDをiDPリンク上で伝送するため
に必要な信号は、従来のLVDSリンクで必要になる96本の信号よりも大幅に少ない、
わずか17本の信号(8組の差動ペアと1本のホットプラグ検出(HPD)信号)のみで
す。動的レーン数調節機能を備えるiDPは、ビデオ・フレーム・レートの変化や3D
ステレオ表示でのディスプレイ・タイミングなどのイベントに起因するピクセル・
レートの変更を、TV画面上に映像ノイズを発生させることなくサポートします。
オープン規格であるiDP規格は、著作権使用料無料のため、多数のサプライヤの
競争により、コスト効率がさらに向上します。
STのiDP製品
STは、iDPの普及を促進するため、高度に差別化された新しい製品シリーズの発表
を計画しています。同シリーズの最初の製品は、2009年12月にサンプル出荷される
予定です。
・ブリッジIC (LVDSからiDPへ、iDPからLVDSへ変換)
・ビデオ・エンハンスメントIC (iDP出力、240Hz)
・TV用SoC (iDP出力、120Hz)
これらの製品は、iDPへのシームレスな移行を可能にする最大限の柔軟性を
TVメーカー各社に提供します。
本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/t2442h.html
LGディスプレイ社について
LG Display Co., Ltd. [NYSE:LPL、KRX:034220]は、薄膜トランジスタ液晶
ディスプレイ(TFT-LCD)パネル、OLED、そしてフレキシブル・ディスプレイの
主要メーカーおよびサプライヤで、TV、モニタ、ノートPC、モバイル製品、その他
様々なアプリケーションで使用される幅広いサイズと仕様のTFT-LCDパネルを供給
しています。現在、韓国、中国、ポーランドにおいて8カ所の生産工場および5カ所
の後工程組立て工場が稼働しており、全世界の従業員数は合計3万名にのぼります。
詳細は、http://www.lgdisplay.comをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumerセグメント
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216
以下ST)は、世界トップ・クラスの液晶パネル・メーカーであるLGディスプレイ社
(NYSE:LPL、KRX:034220)と共に、現在のLVDS(Low Voltage Differential
Signaling)規格の代替を目的としたiDP(Internal DisplayPort)インタフェース
規格案をVESA(Video Electronics Standards Association)のTVパネル・タスク・
グループに提出したことを発表しました。
よりリアルなアニメーション、グラフィックスおよび3Dビデオ、より優れた画質の
実現に向け、液晶TVのリフレッシュ・レートの高速化が急速に進んでおり、新たな
高速パネル・インタフェース規格が必要になっています。iDP規格案は、市場要求
への対応、市場における導入の加速、およびコンスーマ・エレクトロニクス産業の
革新を促進するため、オープンで著作権使用料無料の業界規格として作成されまし
た。
iDP規格案は、オープンで著作権使用料無料のVESAデジタル・ディスプレイ・イン
タフェース規格で、実績のある業界標準テクノロジーのDisplayPortをベースとし
た先進的テクノロジーです。DisplayPortインタフェースは、最新式のデジタル・
プロトコルを利用することによって、広帯域のオーディオおよびビデオ信号の伝送
を可能にします。STは、DisplayPortインタフェースの策定と導入を先導してきた
企業で、同テクノロジーの進化を加速させ、新しいアプリケーションへの
展開に取り組んでいます。
STのTV&モニタ事業部ジェネラル・マネージャであるLuigi Mantellassiは、次の様
にコメントしています。「iDPというテクノロジーの導入は、STが、メイン・
ストリームとハイエンドの液晶TV市場向け半導体の主要プレーヤとして前進し
続ける上で、重要な戦略の一部分です。iDP規格の作成と広範な採用に向けたLG
ディスプレイ社の協力を得て、STは、業界と消費者のメリットになること
を確信できるテクノロジーを共に開発しました。さらにSTは、TVメーカー各社
が最高水準のユーザ体験を顧客に提供できるよう、ビデオ/オーディオ品質、
インターネットTV、およびDisplayPort接続などを中心とする、競争力の高い
製品の広範な開発を進めています。」
LGディスプレイ社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント 兼 最高技術責任者
(CTO)であるIn Jae Chung氏は、次の様にコメントしています。「当社は、iDPが、
現在のLVDS規格の課題である広帯域幅のビデオに対する要求をサポート
すると確信しています。また、iDPは、より低い部材コストで性能を強化し、
電磁波ノイズ(EMI)といったシステムの問題を軽減することが期待されており、
当社はお客様に対してiDPの採用を奨励すると共に、市場に大きな価値を提供する
新たなパネル・ラインアップの1つで紹介する予定です。」
現在、STとLGディスプレイ社は、市場におけるiDPテクノロジーのプロモーション
ならびにデモンストレーションを共同で行うと共に、高リフレッシュ・レートの
次世代液晶パネルをサポートする共通のテクノロジーや革新的ソリューションの
定義と開発に向けて、より広範な共同作業を行う計画をしています。
iDPテクノロジーについて
iDP規格案は、TVシャーシ内におけるTVコントローラSoC(システム・オン・チップ)
と液晶パネル・タイミング・コントローラ間の接続を目的としています。実績の
あるDisplayPortテクノロジーを最もシンプルに利用することにより、相互運用性
の面で最高の堅牢性とコスト効率を実現しています。差動ペア当り3.24Gbpsで動作
するリンクによって、各色10bitの240Hz駆動フルHDをiDPリンク上で伝送するため
に必要な信号は、従来のLVDSリンクで必要になる96本の信号よりも大幅に少ない、
わずか17本の信号(8組の差動ペアと1本のホットプラグ検出(HPD)信号)のみで
す。動的レーン数調節機能を備えるiDPは、ビデオ・フレーム・レートの変化や3D
ステレオ表示でのディスプレイ・タイミングなどのイベントに起因するピクセル・
レートの変更を、TV画面上に映像ノイズを発生させることなくサポートします。
オープン規格であるiDP規格は、著作権使用料無料のため、多数のサプライヤの
競争により、コスト効率がさらに向上します。
STのiDP製品
STは、iDPの普及を促進するため、高度に差別化された新しい製品シリーズの発表
を計画しています。同シリーズの最初の製品は、2009年12月にサンプル出荷される
予定です。
・ブリッジIC (LVDSからiDPへ、iDPからLVDSへ変換)
・ビデオ・エンハンスメントIC (iDP出力、240Hz)
・TV用SoC (iDP出力、120Hz)
これらの製品は、iDPへのシームレスな移行を可能にする最大限の柔軟性を
TVメーカー各社に提供します。
本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/t2442h.html
LGディスプレイ社について
LG Display Co., Ltd. [NYSE:LPL、KRX:034220]は、薄膜トランジスタ液晶
ディスプレイ(TFT-LCD)パネル、OLED、そしてフレキシブル・ディスプレイの
主要メーカーおよびサプライヤで、TV、モニタ、ノートPC、モバイル製品、その他
様々なアプリケーションで使用される幅広いサイズと仕様のTFT-LCDパネルを供給
しています。現在、韓国、中国、ポーランドにおいて8カ所の生産工場および5カ所
の後工程組立て工場が稼働しており、全世界の従業員数は合計3万名にのぼります。
詳細は、http://www.lgdisplay.comをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumerセグメント
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