関西発の国際協力NGO、困難の中で生きる人々のため冬の募金キャンペーンを開始

ウクライナ、ミャンマー、マラウイー世界各地の紛争や自然災害で苦しむ人々に「希望」を届けるための寄付を呼びかけ

NICCO

2025年12月23日 10時30分

海外での難民支援や貧困削減、国内外の自然災害被災者に対する支援に取り組む公益社団法人日本国際民間協力会（以下：NICCO、所在地：大阪府高槻市、理事長：片山真理）は、NICCOが活動するウクライナをはじめとした地域に必要な支援を届けるため、「NICCO冬の募金キャンペーン2025」を開始しました。2025年12月23日(火)から2026年1月20日(火)まで、50万円を目標に寄付を募ります。

（URL：https://congrant.com/project/nicco/20563）

ロシアによるウクライナ侵攻から、まもなく4年が経とうとしています。ウクライナでは、なおも爆撃に脅かされる生活が続いており、3人に1人以上が人道支援を必要としています*。

特にウクライナ南部のオデーサ州イズマイール市とその周辺地域には、多くの避難民が流入しています。物価の高騰や生活必需品の不足が深刻化し、避難民だけでなく避難民を受け入れる地元住民も困窮した生活を余儀なくされています。また、医薬品や医療器具などの不足により、病院での医療サービスの量的、質的な低下も深刻な問題となっています。

こうした問題を解決するため、NICCOは2022年10月から隣国ルーマニアに拠点を置き、食料・生活必需品・現金・発電機などの配布活動を継続的に行ってきました。2025年3月からは、地域の中核病院であるサフィアニ中央病院へ、医療用物資を提供する活動を行っています。この病院を利用する国内避難民と同地域の住民合わせて約56,000人がより量、質の改善された医療サービスを受けられる体制を整えました。

しかし、戦闘の激化・長期化により、ウクライナの人々の命と暮らしを支えるためには、今後も継続した支援が求められています。NICCOは、引き続きウクライナの方々に寄り添い、明るい未来を届けるため活動を行っています。

*Ukraine 2025 HNRP People in Need and Re-prioritized Planned Reach by Cluster, UNOCHA