デジタル庁定義のデザインシステム、コマース管理機能、クラウド管理機能を搭載し、機能アップした「Kamihaya CMS」v1.1.0をジェネロ社が公開
v1.0.0で公開したデジタル庁定義のデザインシステムにさらにコンポーネントを追加し、全23デザインコンポーネントをV1.1.0としてリリース。またDrupal Commerceモジュール、Cloudモジュールを標準搭載しました。
「Kamihaya CMS」v1.1.0 ディストリビューションは以下のURLよりダウンロードできます
https://www.drupal.org/project/kamihaya_cms
「Kamihaya CMS」ディストリビューションv1.1.0では、デジタル庁が定義したデザインシステム(一貫したデザインや操作性でウェブサイト等を提供するための仕組み)全てが組み込まれたほか、コマース管理機能が標準搭載となりました。
これにより、誰もが利用できる使いやすいシステムの構築をされたい方、そしてコマースサイトを簡単かつ迅速にセットアップされたい方が更に利用しやすくなりました。
【デジタル庁定義のデザインシステムに準拠したコンポーネント】
■ デザインコンポーネントの追加実装
デジタル庁が定義したデザインシステムに準拠したコンポーネントの作成を行うことができます。
デジタル庁 - デザインシステム:
https://www.digital.go.jp/policies/servicedesign/designsystem
KamihayaCMSのディストリビューションからデザインコンポーネントを設定することで、ウェブサービス内のデザインに一貫性を持たせることができ、また、利用しやすく使いやすいウェブサービスとすることができます。
現在このデザインシステムは、府省庁のウェブサイトやウェブサービスへの適用に向けてデジタル庁が推進しておりますが、今後、各地方自治体や一般企業等にもこのデザインシステムが普及していくことが予想されます。
Kamihaya CMS ディストリビューションv1.1.0では、デジタル庁が定義した全23デザインコンポーネントの全てが組み込まれています。v1.0.0にて16コンポーネントを組み込み、v1.1.0では残りの7コンポーネントを実装しています。
<1>ボトムナビゲーション
ボトムナビゲーションは2〜5個までの目的地へのアクセスを可能にするものです。利用者がコンテンツの全体像と自分の現在地を把握し、自分のニーズに合う目的地を見つけやすくします。
<2>ランゲージセレクター
ランゲージセレクターはユーザーが コンテンツを表示するために優先言語を選択できるようにするユーザー インターフェイス要素です。
<3>メガメニュー
グローバルメニューから呼び出される、メニューリスト以外のコンテンツも内包できる領域が大きい、表示内容の幅的自由度の高いドロップダウンのバリエーションです。
<4>メニューリスト
メニューアイテムを束ねたコンポーネントです。ローカルメニューとしてコンテンツエリアに配置したり、ドロップダウンやメガメニューの中などに内包して使用します。
<5>ハンバーガーメニューボタン
ハンバーガーメニューボタンは画面スペース資源に制限のある、主にモバイルデバイスで使用されるモバイルメニューを表示するためのトリガーとなるボタンです。
<6>ドロワー
ブラウザ画面の四辺(上下左右端)から展開し、モバイルメニューなどのコンポーネントを格納可能なコンテナです。
<7>モバイルメニュー
モバイルデバイスなど、タッチスクリーンでのタップ操作を考慮したメニュー用コンポーネントで、ハンバーガーメニューボタン、ドロワーとともに使用されます。
【 Drupal Commerceモジュールを標準搭載】
Drupalコマースモジュールとは
Drupalコマースモジュールでは、製品の販売、顧客管理、注文処理、支払いゲートウェイの統合など、
コマースサイト運営を行うために必要不可欠となる機能が搭載されています。
Drupalコマースモジュールには、主に以下の機能があります。
製品管理
・製品カタログの作成と管理
・製品のカテゴリー、属性、バリエーションの設定
価格設定
・製品の価格設定とプロモーションの管理
・価格ルールの作成
注文処理
・注文の作成、管理、追跡
・顧客への注文確認メールの自動送信
支払いゲートウェイ統合
・クレジットカード、PayPal、その他の支払いゲートウェイの統合
・その他にも多くの支払いオプションを提供
在庫管理
・製品の在庫状況の追跡
・在庫切れの際の通知機能
多言語対応
・複数言語と通貨のサポート
顧客管理
・顧客アカウントの作成と管理
・顧客の注文履歴とプロフィール情報の表示
カート機能
・買い物カートの作成と編集
・カート内の製品の数量変更と削除
Drupalコマースモジュール:
https://www.drupal.org/project/commerce
Drupalコマース公式サイト:
【 Cloudモジュールを標準搭載】
Cloudモジュールは、複数のクラウドを一つのプラットフォームで管理することを可能とするDrupalのコントリビュートモジュールです。
パブリック・プライベートどちらのクラウドにも対応しており、Amazon EC2やKubernetes、Terraform, VMWare、Openstackをサポートしています。各リソースに対するオペレーションのみではなく、Drupalのロール管理と紐付けた、リソースに対するアクセスコントロールも可能となっています。
Kubernetesに関しては、リソースの利用状況やコストを可視化して表示する機能も備わっています。
「Kamihaya CMS」v1.1.0 ディストリビューションは以下のURLよりダウンロードできます
https://www.drupal.org/project/kamihaya_cms
Kamihaya CMS ディストリビューションに関するお問合せは、以下までお送りください。
Drupal ディストリビューションとは
Drupalのディストリビューションとは、特定の用途や業界向けにカスタマイズされた構成や機能を含んだパッケージのことを指します。
あらかじめ、テーマやモジュール、設定やコンテンツタイプ等が設定されており、ディストリビューションを利用することでDrupalサイトを簡単かつ迅速にセットアップすることができます。
KamihayaCMS ディストリビューションとは
KamihayaCMS ディストリビューションは、DXPを最速で導入するためのテンプレートです。
様々な適用事例に対応する為に、これまでのDrupalのモジュールに加えて、日本企業のエンタープライズ案件でよく使われる機能を汎用化したモジュールを今後開発していき、テンプレート(ディストリビューション)として管理していきます。
KamihayaCMS ディストリビューションでは、以下の機能を提供予定です。
この中の一部をv1.1.0として2023年9月18日に公開いたしました。
・コンテンツ管理
・製品管理ならびに検索システム
・コマース管理(顧客・商品・注文管理)
・商品情報管理(PIM)システムとの連携
・サブスクリプション管理システムとの連携
・認証基盤ならびに会員情報システムとの連携
・ユーザー情報合意管理システムとの連携
・MA・SFAシステムとの連携システムとの連携
・ペイメントゲートウェイとの連携
・ペイロール管理システムとの連携
KamihayaCMS ディストリビューション:
https://www.drupal.org/project/kamihaya_cms
KamihayaCMS ディストリビューションは、中小規模のプロジェクトをターゲットにしています。
プロジェクトの規模が大きくなるとプロジェクトの固有要件、つまり多くのカスタマイズが必要となります。
Kamihayaディストリビューションでは、カスタマイズを極力減らし、中小規模のプロジェクト導入を早めるために利用することを目的としています。
中規模もしくは大規模のプロジェクトについては、ジェネロ DXサービスにてコンサルティングから運用まで幅広くサポートいたします。
KamihayaCMS ディストリビューションもしくはジェネロDXサービスについてのお問合せは、以下までお送りください。
【ジェネロ株式会社について】 https://genero.jp
ジェネロは、オープンソースを活用した企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するデジタルエージェンシーです。大企業や政府機関に多数実績があるCMS(コンテンツマネジメントシステム)『Drupal』を中心にオープンソースの知見を生かした企業のDXの内製化を支援致します。DX事業開発・設計構築・運用の各領域で、お客様が目指す野心的なデジタルマーケティング、デジタル体験を実現致します。
設 立:2003年4月
所在地:東京都大田区山王2丁目5-6 山王ブリッジ 3F-6 (本社)
代表者:代表取締役 竹内大志
資本金:4,500万円
[本件に関するお問い合わせ]
企業名:ジェネロ株式会社
担当者名:岩田かずみ
TEL:03-6423-6910
Email:info@genero.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像