Learning for All 、yutoriと協業し、全国の困難を抱える子どもたちへ『自分で選ぶ1枚』を。
―新規事業「MY CHOICE PROJECT」始動。全国11都道府県・17団体へ新品衣服1,000着を配布

認定NPO法人Learning for All (所在地:東京都新宿区、代表理事:李炯植、以下「LFA」)は、株式会社yutori(所在地:東京都世田谷区、代表取締役社長:片石貴展、以下「yutori」)と協業し、全国の困難を抱える子どもたちへ新品衣服約1,000着を届けました。北海道から沖縄まで全国11都道府県の子ども支援団体と連携し、2026年6~7月に配布しました。
「MY CHOICE PROJECT」は今回のyutoriとの協業をスタートとし、全国の子どもたちへの『選ぶ経験』を届ける新規事業として今後も取り組みを行ってまいります。
■ 背景――日常のなかで、『選ぶ経験』を奪われている子どもたちがいる
子どもの貧困問題は、単にお金や物が足りないという話だけではありません。LFAがこれまで困難を抱える子どもたちと向き合うなかで直面してきたのは、「好きなものを好きと言う」「やりたいことをやりたいと言う」「そしてその気持ちを大切にしてもらう」——そんな日常のなかにある『選ぶ経験』が、誰にも気づかれないまま奪われてしまっている現実でした。
困難な状況におかれている子どもたちにとって支援物資そのものは、子どもたちの生活を支える大切な存在です。一方で、受け取る物資が中古品中心であったり、衣服であればサイズやデザインを自分で選べないことが多いのも事実です。こうした状況が続くと、子どもたちは「自分は与えられたものを受け取る側」であり、「自分は選べる立場ではない」という意識を持ちやすくなってしまいます。
『選ぶ経験』の積み重ねは、自己肯定感を育て、人との関係を築き、将来を自分で切り拓いていく力の土台になります。こうした経験の差は、長い目で見ると貧困が次の世代へと続いていくことにもつながりかねない、見えにくい問題です。
LFAは、目に見える困窮だけでなく、こういった「日常のなかにおいて『選ぶ経験』を奪われている」という現実もまた、子どもの貧困問題の本質だと考えています。
■ 今回の取り組み――yutoriとの協業、テーマは「衣服」
LFAがこの問題意識を、かつてLFAの学生ボランティアとして活動していた経験を持つyutori代表・片石貴展さんに相談したところ、すぐに協賛を申し出てくださいました。
yutoriは「TURN STRANGER TO STRONGER(ハグレモノをツワモノに)」——自分のズレや個性を強さに変えてほしいという思想を企業理念に掲げ、ファッションを通じて一人ひとりの自分らしさを大切にしてきた会社です。「ファッションが持つ力を通じて子どもたちの未来を支えたい」という片石さんの想いとLFAの問題意識が重なり、新品の衣服を通じて全国の子どもたちに『選ぶ経験』を届けることが決まりました。
配布にあたって大切にしたのは、服をただ渡すのではなく、子どもたちが自分で手に取り、選べる場をつくることでした。各現場では、子どもたちが自由に見て回りながら服を選べるよう、受け渡しの形を各団体とともに工夫しました。
また、一部の現場にはLFAのスタッフが直接足を運び、子どもたちが服を選ぶ場に立ち合わせていただきました。その場で見て、聞いて、感じたことが、今後の活動をより良くしていくための糧になると考えています。
■ 活動概要
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実施期間:2026年4月~7月
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実施地域:全国11都道府県
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北海道1団体/東北3団体/関東1団体/中部1団体/関西1団体/中国・四国1団体/九州・沖縄10団体 ※重複あり
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参画団体数:16団体
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配布着数:約1,000着
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主催:認定NPO法人Learning for All
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協賛:株式会社yutori(衣服のご寄贈)
■ 現地の様子

子どもとスタッフが服を選んでいる様子

子どもとスタッフが服を選んでいる様子

LFAスタッフが子どもと衣服を選んでいる様子
※いずれも、子どものプライバシー保護と本人・保護者の許諾を得たうえで掲載しています。
■ 参画団体一覧(順不同・敬称略)
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社会福祉法人 麦の子会 http://www.muginoko.com/
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特定非営利活動法人アスイク https://asuiku.org/
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認定特定非営利活動法人 STORIA https://www.storia.or.jp/
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特定非営利活動法人ビーンズふくしま https://beans-fukushima.or.jp/
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社会福祉法人越前自立支援協会 http://www4.ttn.ne.jp/e-jiritu/entrance.html
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特定非営利活動法人うみのこてらす https://www.uminokoterasu.com/
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特定非営利活動法人いるか http://npo-irukanet.com/
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特定非営利活動法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい https://www.churayui.org/
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一般社団法人福岡国際市民協会 https://fira2023.my.canva.site/home
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一般社団法人ほろん https://www.holon-fukuoka.com/
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明星寺団地コミュニティ活動企画
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社会福祉法人 熊本県ひとり親家庭福祉協議会 てとてとて https://tetotetote.kumamoto.jp/
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一般社団法人 ARU https://sokoniaru2021.wixsite.com/website
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子ども食堂よかよかネット https://www.facebook.com/yokayokanet/?locale=ja_JP
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福岡市ひとり親家庭福祉会 https://www.instagram.com/fuk_hitorioya/
■ 現場からの声
子どもたちの声
「いつも買うのとデザインが変わってイメチェンして、まわりにびっくりされて面白かった」(中1)
「普段白か黒か青しか選ばないけど、せっかくだから普段選ばない黄色にしてみました」(15歳)
「自分の個性を出せるのが嬉しい」(高2)
参画団体スタッフの声
「思った以上の反応で、子どもたちが持っている服に今回いただいた服を合わせてファッションショーをして楽しむ様子が微笑ましかったです。」
「中高生が利用する居場所拠点で、子どもたちが好みの衣類を選べるよう、テーブルに衣類を並べました。初めは遠慮している子どもが多かったのですが、スタッフに促されて試着を始める子どもや、友人同士でふざけ合いながら選ぶ子どもなど、普段は見られない表情を見ることができました。」
「子どもたちが自分の「好き」を知ることや、新しいデザインと出会い、「こんなのもいいかもしれない」と選択肢を広げるきっかけにもなっていたと感じます!」
LFAスタッフの声
「子ども支援団体様に訪問し、フードパントリーで子どもへ配布する機会に立ち合いました。好きな新品の衣服を選べることを聞くと、子どもや保護者の皆さんの顔がぱっと明るくなりました。実際に衣服を選ぶ場面では、子ども・保護者が「この服、サイズ合うかな?」「帽子欲しい!」と話し合いながら、欲しいものを吟味して選んでいる場面が印象的でした。」
■ 代表コメント
認定NPO法人 Learning for All 代表理事 李炯植
私たちは、「子どもの貧困」の本質は、お金や物の不足だけではなく、その裏側にある「経験の差」にあると考えています。困難を抱える子どもたちの中には、自分で決めることや選ぶこと、自分の「好き」を大切にしてもらうことが、当たり前の日常として得られていない子どもたちがいます。
今回のプロジェクトで届けたかったのは、衣服そのものだけではありません。自分で選ぶ楽しさや、「これが好き」と思える気持ち、自分らしくいられる感覚に出会う機会です。一着の服を選ぶという何気ない体験が、「自分で選んでいい」「自分の気持ちを大切にしていい」と思えるきっかけとなり、その積み重ねが、子どもたちが自分らしく未来を選び取っていく力につながることを願っています。
今回、私たちの問題意識に共感し、すぐに協力を申し出てくださったyutoriの皆さま、そして全国で子どもたち一人ひとりに寄り添い、このプロジェクトを届けてくださったパートナー団体の皆さまに、心より感謝申し上げます。
そして個人的には、今回のプロジェクトをyutoriの皆さんと始められたことをとても嬉しく思っています。
代表の片石さんは、約10年前の学生時代にLFAでボランティアとして子どもたちと向き合ってくれていました。
子どもたちとの出会いをきっかけに生まれた想いが、時を経て、それぞれの立場から再び子どもの貧困という社会課題に向き合うことで、新しい挑戦につながっていく。今回のプロジェクトは、そんなつながりの大切さを改めて実感する機会にもなりました。
——こうした仲間とのつながりを、これからも大切に育みながら、子どもたちの未来をともにつくっていきたいと思います。
今回の取り組みは、あくまで第一歩です。これからも全国各地の子ども支援団体や企業の皆さまと力を合わせながら、「選ぶ経験」を届ける取り組みを広げるとともに、この想いに共感してくださる仲間とのつながりも大切に育んでいきたいと思います。
株式会社yutori 代表取締役社長 片石貴展
私たちの日々は、常に「選択」の連続です。
何かを「する」のも選択なら、「しない」のも、また選択。前向きで能動的な、いかにも選択らしいものばかりが語られがちですが、立ち止まること、やめること、あえて選ばないこともまた、それ自体がひとつの選択です。
そうした大小さまざまな選択の積み重ねによって、人生は少しずつ紡がれていきます。結果がどうであれ「自分で選んだ」という実感は、その人生を自分のものとして引き受けていく力になる。私はそう信じています。
一方で、その当たり前に思える「選ぶ」という経験は、すべての子どもに等しく開かれているわけではありません。今回LFAの皆さんからお話を伺い、日々のなかで選ぶ機会そのものを持ちにくい子どもたちがいるのだと、改めて気づかされました。
yutoriは「TURN STRANGER TO STRONGER」——自分のズレや個性を、引け目ではなく強さに変えてほしいという想いを掲げてきました。その根っこにあるのは、「これが好きだ」と思える気持ちと、それを自分の手で選び取る自由への信頼です。ファッションは、誰かに与えられた正解ではなく、一人ひとりが自分で選び、まとうもの。だからこそ、私たちにも力になれることがあるのではないかと考えました。
今回お届けした一着が、子どもたちにとって「自分で選んだ服」になること。その小さな選択の積み重ねが、これからの人生を自分の手でつくっていく、ささやかな後押しになれば——心からそう願っています。
最後に、少しだけ個人的なことを。
実は私自身、学生時代にこのLearning for Allの現場で、ボランティアとして子どもたちと向き合っていた一人です。あの頃に教わった——課題から目をそらさずに向き合う姿勢、一人ひとりを大切にする組織のあり方は、形を変えながら、今もyutoriという会社の根っこに息づいています。
あの場所で学んだことを糧にyutoriをつくり、少しずつでも力をつけてきたからこそ、今度は届ける側として、こうしてLFAの皆さんとご一緒することができました。かつて自分が立っていた場所に、巡り巡って恩返しのような形で関われたことを、心から嬉しく思います。
自分で選んだ道の先に、また誰かの「選ぶ」を支える一日が待っていた。選ぶことには、やはり力がある——そう信じています。
■ 「MY CHOICE PROJECT」について――衣服にとどまらない、継続的な取り組みへ
「MY CHOICE PROJECT」は、今回の衣服配布にとどまらず、LFAが継続的に展開していく事業です。服・食・体験など様々な題材において、子どもたちが単なる物資の提供にとどまるのではなく、自分で選び、それが尊重されるという経験そのものを増やしていくことを目指しています。
LFAは約12年の活動を通じて全国各地の子ども支援団体と関係を築いてきました。企業・団体の皆さまが提供してくださる物資や体験機会を、このネットワークを通じて全国の子どもたちへ届けること——それがこの事業の仕組みです。LFAのネットワークを通じることで、一社では届けられなかった全国の子どもたちへ、皆さまの想いを届けることができます。
本プロジェクトの趣旨に賛同し、協賛・協力をご検討いただける企業・団体の皆さまは、以下からお問い合わせください。
→ https://learningforall.or.jp/contact/
■ 認定NPO法人Learning for All について
「子どもの貧困の本質的解決」をミッションに掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習・生活支援や居場所づくり、食事提供などを実施しています。地域の様々なステークホルダーと協力しながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、6歳から18歳の子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「地域協働型子ども包括支援」のモデル構築を推進。本モデルを全国へ広げ、すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指しています。
詳細はこちら → https://learningforall.or.jp/about/
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