サステナビリティの実務者・有識者が集うSustainability Leadership Community、初開催のコミュニティイベントに80名以上の会員が参加
〜オムロン執行役員常務 井垣氏による基調講演やグループディスカッションで交流〜
※本日現在
■コミュニティイベントの詳細
本イベントは、2023年4月5日(木)に都内で「今サステナビリティリーダーに求められていることとは」というテーマで実施されました。普段はSlack(SNS)上で交流を行っている会員が初めて一堂に会し、まずは自己紹介やサステナビリティに関するクイズによるアイスブレイク等を介してネットワーキングを行いました。次に、企業理念を軸にしたサステナビリティ経営をリードされているオムロン株式会社 執行役員常務 グローバルインベスター&ブランドコミュニケーション本部長 兼 サステナビリティ推進担当の井垣 勉 氏と、前職の花王株式会社にて、日本で唯一3年連続CDP「トリプルA」評価を獲得した、現職booost technologies株式会社CSuO(Chief Sustainability Officer)の柴田 学による2つの基調講演を実施。その後グループディスカッションを通じて、基調講演の感想や日頃の実務での悩みや課題、成功事例などをメンバー間で紹介・討議し、理解を深めました。
■参加会員のインサイトと感想
イベント当日に実施したアンケ―トより、参加会員のインサイトが明らかになりました。また、今回のイベントに関しては下記のような感想が寄せられました。
<インサイト>
サステナビリティ業務の中で一番困っていること(一部掲載):
- 「サプライヤーからの非財務情報の収集と分析の効率化」
- 「各種規制やガイドラインへの落とし込み」
- 「サステナビリティに係る企業活動の価値創出に対する経営者のコミットメントと、社員からの横断的理解」
- 「非財務情報の財務インパクトをどのように定量的に評価するか」
所属組織のESG経営の進捗状況:
① 「会社のミッション・経営理念の浸透」という点については70%以上の回答者が進捗度を5段階評価(5が最良)のうち、「4」または「5」の進捗度と評価した。
② 「マネジメント上層部の理解」という点については過半である55%以上の回答者が進捗度を5段階評価のうち、「4」または「5」の進捗度と評価した一方で、「組織メンバーレベルの理解」という点については73%の回答者が「3」または「2」の回答で評価した。これより、経営層の理解というより、メンバーレベルでの横断的理解が喫緊の課題という内容が把握できる。
③ ②回答の理由・背景については以下のようなコメントが寄せられた(一部掲載):
-「プライム市場上場企業としての要請対応の域を出ていない」
-「実行の必要性は感覚的に理解するも、ESG活動に対する明確な方針がなく、またそのインパクトも評価出来ていないため」
-「ESG経営を推進はしているがあくまで自社内での推進であり、ステークホルダーエンゲージメントはできていない」
今後希望する、SLCイベントのテーマ(一部掲載):
- 「ボトムアップで社内推進が成功した事例の紹介」 や「他社の詳細な取り組み事例」
- 「ステークホルダーエンゲージメントの取組の共有」
- 「環境省、経産省、財務省など政府のESG開示の報告制度など」
- 「各社ESG・脱炭素ツールやサービスの比較」
<感想>
「企業の大小/上場非上場を問わず、自社のサステナビリティを推進されていく方々とお会いすることができ、大きな刺激をもらった。」
「同じ悩みを抱える担当者が多いと感じた。社内の状況しかわからなかったため、こんなに同志がいるのだと心強く感じた。」
「社内のメンバーにもコミュニティへの参加を薦めてみたいと思う。」
次回のSLCコミュニティイベントは7月開催を予定しています。今後も、会員によるSlack(SNS)上での交流は継続し、日常的にリテラシーを高め合い、持続可能な社会・経済への構造的変革を目指してまいります。
■コンテンツ概要
テーマ:今サステナビリティリーダーに求められていることとは
~サステナビリティをどう経営戦略の根幹に置くか 実務を知り尽くす有識人に訊く~
プログラム:
①オープニングセッション
booost technologies株式会社 代表取締役 青井 宏憲
②アイスブレイク(グループワーク)
自己紹介、サステナビリティに関するクイズ
③基調講演
1.「企業理念実践を通じたオムロンのサステナビリティ経営」
オムロン株式会社 執行役員常務 グローバルインベスター & ブランドコミュニケーション本部長
兼 サステナビリティ推進担当 井垣 勉 氏
2.「サステナビリティ関係者に求められていること」
booost technologies株式会社CSuO(Chief Sustainability Officer) 柴田 学
④グループディスカッション
・講演を受け、所属している組織の中で実践してみたいと思った内容・テーマ
・サステナビリティ経営を実践するための特定されたボトルネック
・ボトルネックの解決案
⑤グループディスカッションのラップアップ、クロージング
booost technologies株式会社 取締役COO 大我 猛
⑥懇親会
■Sustainability Leadership Community(通称:SLC)について
SLCは、サステナビリティを推進する企業や個人、有識者を対象とした無料の登録制コミュニティです。Slack(SNS)を用いた交流やコミュニティイベント等でのネットワーキングを通して、サステナビリティに関わる広範なリテラシーを高め合い、持続可能な社会・経済への構造的変革を本格的に目指します。
設立日:2023年2月27日
SLCホームページ: https://booost-tech.com/slc
参加費:無料
入会登録フォーム: https://forms.gle/FnSktR8jogyKvhFw7
参加のメリット:
・ 本領域で活躍する業界人と繋がり最新の情報が得られる
・ サステナビリティ経営・戦略のベストプラクティスを吸収できる
・ 他業種の経営企画・ESG推進部門とのネットワークを作れる
運営: booost technologies株式会社 https://booost-tech.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像