兼松エレクトロニクスが参画する日本サイバーセキュリティファンドの第一号投資先企業に国産の従業員向けセキュリティ教育クラウドサービス「セキュリオ」を提供するLRM社が決定

兼松エレクトロニクス

 兼松エレクトロニクス株式会社(本社:東京都中央区、社長:渡辺 亮、以下KEL)が参画する日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合(以下、NCSF)は、従業員のセキュリティリテラシーを高める国産クラウドサービス「セキュリオ」を提供するLRM株式会社(兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10、代表取締役CEO:幸松 哲也、https://www.lrm.jp/、以下、LRM)を第一号出資先として決定いたしました。
 サイバー攻撃被害の原因として人為的なミスは永年の課題であり、IPAが毎年公表している情報セキュリティ10大脅威(*1)でも毎年上位10位にランクインしています。従業員向けセキュリティ教育の需要は年々高まっており、セキュリティ教育サービスの市場規模は2024年度に100億円を超えるなど(*2)、企業規模を問わず実施が拡大しています。
 NCSFは、従業員向けセキュリティ教育市場の伸びに合わせ、LRMの近年の業績成長、国産ツールであること、そして、NCSFに参画するL.P.(Limited Partner)企業との事業シナジーが望めることから、第一号投資先企業として決定いたしました。

(*1)IPA「情報セキュリティ10大脅威 2025」 https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2025.html

(*2)ITR「サイバー・セキュリティ・コンサルティング・サービス市場2024」

【 従業員向けセキュリティ教育の必要性とツールの課題  】

 セキュリティ態勢の強化は、EDR(Endpoint Detection and Response)といったツールで防ぐことに加え、システムやデータを扱う人の意識(Security Awareness)を高めることで実現されます。ツールの導入は費用面や導入・運用工数など実行のハードルが高い一方で、従業員向けのセキュリティリテラシー教育(Security Awareness Training)は比較的手軽に実施できることもあり、サイバー攻撃被害の拡大とともに、企業規模を問わず実施が進んでいます。
 サイバーセキュリティに関する知識を高めるためのeラーニングやメール訓練などのサービスは日本国内で多数提供されています。近年では外資企業のサービス導入も進んでいますが、LRMが提供する「セキュリオ」は国内で開発・運用されており、日本国内多様なニーズを反映し、日本人に適したサービスとして高い評価を受けています。

【 国産クラウドサービス「セキュリオ」 】

 セキュリオ(https://www.lrm.jp/seculio/)は、セキュリティ教育の実施・分析・繰り返しを、担当者の負担なく実施できるクラウドサービスです。標的型攻撃メール訓練機能、eラーニング機能、セキュリティアウェアネス機能など、従業員のセキュリティ意識を上げる仕組みが搭載されており、月額18,000円から利用することができます。これまでに、従業員10,000名を超える大手企業、グロース市場にIPOを果たしたテクノロジー企業、ベンチャーキャピタルから数十億円の資金調達をしている未上場企業、創業から間もない数名〜10数名の規模の企業まで、累計2,200社の導入実績があります。「セキュリオ」の主な機能は次の通りです。

-標的型攻撃メール訓練
サイバー攻撃を想定したメール訓練ができます。20種類以上の訓練メール例や結果の自動集計でスムーズに訓練が可能です。

-eラーニング
120種類以上の教材で社員のセキュリティ学習をサポートします。テスト採点も自動集計で、受講結果をかんたんに確認できます。

-セキュリティアウェアネス
1回3分の定期テストで継続的にリテラシー向上が図れます。問題は、150問以上から自動的に配信することができます。

-社内アンケート
従業員のセキュリティルール遵守状況をアンケートで確認できます。

 【 LRM代表取締役CEO幸松 哲也氏よりコメント 】

 このたび、日本の情報セキュリティ業界の成長と発展を目的として設立された「日本サイバーセキュリティファンド」の記念すべき第1号案件として、出資をお受けできることを大変光栄に思います。
デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する現代において、情報セキュリティの重要性はますます高まっています。
 しかし、その一方で、サイバー攻撃は高度化・巧妙化し、また、専門人材の不足も深刻な課題となっています。
 このような状況に対し、日本の情報セキュリティ業界全体を牽引し、そのエコシステムを強化していくことを目指す本ファンドは、まさに時代が求める取り組みだと感じています。
LRMはこれまで、情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」と、専門家によるコンサルティングサービスの両輪で、企業のセキュリティ文化の醸成と、情報セキュリティレベルの向上に貢献してまいりました。
 今回の出資は、私たちの事業成長を加速させるだけでなく、本ファンドの投資先となる他のセキュリティ企業との連携を可能にし、日本の情報セキュリティ業界全体の底上げに貢献していく、という大きな使命を帯びていると認識しております。

 LRMは、日本サイバーセキュリティファンドの第1号案件としての責任と期待を胸に、今後も「セキュリオ」の革新と普及、そして高度なコンサルティングサービスの提供に邁進してまいります。
そして、ファンドの目指す「日本の情報セキュリティ業界の成長と発展」に貢献できるよう、事業を通じて全力を尽くす所存です。
今後も、私たちの取り組みにご期待ください。

【 兼松エレクトロニクス株式会社の概要 】

商号:兼松エレクトロニクス株式会社
本店所在地:〒104-8338 東京都中央区京橋2-13-10
代表者:代表取締役社長 渡辺 亮
資本金:90億3,125万円
設立:1968年7月
URL:https://www.kel.co.jp

【 LRM株式会社 】

商号:LRM株式会社
本店所在地:〒650-0023 兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル 5F
代表者:代表取締役CEO 幸松 哲也
資本金:1億円 (資本準備金除く)
設立:2006年12月
URL:https://www.lrm.jp/

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会社概要

URL
https://www.kel.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区京橋2-13-10 京橋MIDビル
電話番号
03-5250-6801
代表者名
渡辺 亮
上場
未上場
資本金
90億3125万円
設立
1968年07月