神戸市が全国に先駆けて取り組むこども・若者のセーフティネット「こども・若者ケアラー(ヤングケアラー)」への支援 ~ 2021年6月の開設から相談・支援窓口には半年で合計117件の相談 ~
神戸は、「*こども・若者ケアラー」当事者や、関係者からの相談を受け付ける相談・支援窓口を、全国で初めて令和3年6月1日に設置。電話・メール・面談等により相談を受け付けており、開設から半年である11月30日までに合計117件の相談がありました。具体的支援を開始しているケースも44件あり、本人のケア状況を把握し、家族へのアプローチ、介護保険・障害サービスの活用などの個別の調整・支援を進めています。
*「こども・若者ケアラー」とは、障がいや病気のある家族、幼いきょうだいなど、ケアを必要とする人がいるために、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っているこどもや若者のことです。
〇相談件数 117件(内訳:電話85件、メール17件、来所15件) 〇対象ケースの相談経路 44件(内訳:関係者2件、関係機関34、当事者5、家族2、その他1) 〇対象ケースの年齢層 こどもケアラー 30件(小学生9、中学生12、高校生6、定時制2、無職1) 若者ケアラー 14件(高校生1、定時制2、専門学校1、大学生2、社会人等8) その他市外からの相談、匿名、30歳以上等からの相談 73件 |
- こども・若者ケアラー同士の交流・情報交換の場「ふぅの広場」開設
10月からは、当事者が気軽に集えて、交流・情報交換できる『ふぅのひろば』を新たにオープンし(毎月第2土曜日)、こども・若者ケアラー同士の交流・情報交換のための居場所づくりを進めています。
10月・11月ともに、自分で調べて参加してくれた方がそれぞれ2名おり、参加者からは、同じように家族をケアしている方々の存在を認知したり、当事者同士で交流や情報交換したりすることで、気持ちの整理やリフレッシュにつながったという声が聞かれました。今後も、情報交換を希望する当事者の方が気軽に参加できる場を提供していきます。
神戸市は子どもの成長過程を通して切れ目のない支援を実施し、子育てしやすい環境づくりに取り組んでいます。今回は、神戸市が官民連携で取り組む「こども・若者ケアラー(ヤングケアラー)」への支援の取り組みの状況をご紹介しました。また、取材のご希望等ありましたら、連絡いただきますようお願いいたします。
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