【竣工】広畑バイオマス発電所建設工事
本工事は、木質チップとパーム椰子殻(PKS)※2を燃料とし、循環流動層(CFB)ボイラ※3を採用した再熱式の高効率なバイオマス専焼発電所の建設で、当社として発電設備および燃料受入・保管・搬送設備一式の設計・機器調達・建設・試運転を初めて一括請負で実施したものです。
また、運転・保守管理業務についても、当社子会社の日鉄環境エネルギーソリューション株式会社が20年間にわたり受託しており、当社グループの強みである計画段階から操業までの一貫したソリューションを提供するとともに、本発電所の安定操業に取り組んでまいります。
当社は、これまで培ってきたエネルギー関連プラントにおける高い専門性に加え、再生可能エネルギー分野での取り組みを通じて獲得した技術・ノウハウを生かし、脱炭素社会の実現へ貢献してまいります。
※1 広畑バイオマス発電株式会社は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、本社:大阪市中央区)の 100%子会社であるDaigasガスアンドパワーソリューション株式会社(代表取締役社長:土井 純二、本社:大阪市中央区、出資比率90%)と、九電みらいエナジー株式会社(代表取締役社長:水町 豊、 本社:福岡県福岡市、出資比率10%)との共同出資による事業運営会社となります。
※2 パームオイルを製造する過程で生じる副産物で、炭素含有量が高く、燃焼時に多量の熱エネルギーを発生するバイオマス燃料。PKSはPalm Kernel Shellの略。
※3 幅広い性状の燃料を燃やすことができ、燃焼効率が高く、排ガス中の有害物質を低減できる蒸気発生装置。CFBはCirculating Fluidized Bedの略。
【案件概要】
事業主体 | 広畑バイオマス発電株式会社 |
所在地 | 兵庫県姫路市広畑区富士町1-79 |
ボイラ形式 | 循環流動層(CFB)ボイラ(再熱式) |
発電端出力 | 約75,000 ㎾ |
発電方式 | 蒸気タービン駆動 |
使用燃料 | 輸入木質チップ、国産木質チップ、パーム椰子殻(PKS) |
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