「採用説明会の拘束」に7割超、「面接の足踏み」に6割超が不満。採用活動における「聞きパ悪化ポイント」を公開<採用競争激化における採用コミュニケーション実態調査>

説明を聞くために費やした集中力やストレスに対して、得られた納得感や意思決定のしやすさの度合いを指す新基準「聞きパ(聞くパフォーマンス)」を改善する研究所「聞きパLab.」が第二弾調査を発表

LOOV Inc.

プレゼンテーションの自動化・資産化によりビジネスコミュニケーションの新しいインフラを社会に実装する「TALKsmith(トークスミス)」を展開する、株式会社LOOV(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:内田雅人、以下当社)が設立した『聞きパLab.』は、直近で新卒採用・中途採用の求職活動を行ったビジネスパーソンおよび学生(計250名)を対象に「採用コミュニケーション実態調査」を行い、その結果を発表いたします。

本調査結果は、聞きパLab.の研究員が解説するVideo Agentで見ることもできます。
https://service.talk-smith.com/s?id=cmrv1bq1i00rp2p1i9ggzw7pa

■ 調査理由・目的

深刻な労働人口の減少により、企業間の採用競争(売り手市場)は激化の一途を辿っています。現在、企業側は優秀な人材獲得のために、スカウトの自動化やオンライン面接など採用プロセスを工夫し、努力を重ねています。こうした中、現代の求職者側はタイパ(タイムパフォーマンス)を重視し、限られた時間の中で“納得度高く企業を理解・判断すること”を求めています。しかし、求職者のタイパ志向に応えようとする企業側(伝え手)の努力や工夫が、皮肉にも求職者側の『聞きパ(聞くパフォーマンス)』※を悪化させ、採用プロセスにおける求職者のサイレント離脱を招く要因となっている可能性があります。このような背景から、聞きパLab.では求職者が企業の選考・入社判断の各プロセスにおいて求職者に生まれる負荷の有無と内容を明らかにするため、第二弾となる実態調査を実施いたしました。 

※「聞きパ」とは、「聞くパフォーマンス」の略。説明を聞くために費やした集中力やストレス(コスト)に対して、得られた納得感や意思決定のしやすさ(パフォーマンス)の度合いを指す新たな基準のこと。

■ 採用コミュニケーション実態調査 サマリー

  • 経験者62%:「なぜ自分なのか」の文脈が分からず自分ごと化できないスカウトメール

  • 経験者62%:「相互理解の場」のはずが、一方的な評価・選考の場だと感じたカジュアル面談

  • 経験者60%:時間を合わせて参加したにも関わらず、採用ページを読めば分かる内容ばかりの説明会

  • 経験者72%:説明会や採用イベントがリアルタイム参加前提で、自分のペースで企業理解を深めづらい 

■ 調査結果(詳細)

【フェーズ:スカウト】伝え手の「接触数・接点優先」が引き起こす悪循環

▼ 「なぜ自分なのか」の文脈が分からず自分ごと化できないスカウトメール

【Q1】「スカウトメールを読んでも、「なぜ自分に届いたのか」「どの経験を評価されているのか」が分からず、自分に関係ある話か判断しづらかったこと」:63.9%の求職者が『ある』と回答(よくある:29.5%、時々ある:34.4%)。

▼ 具体的な業務内容や期待役割の不足による足踏み

【Q2】「スカウトメールや採用ページだけでは、具体的な業務内容や期待役割を十分に理解できなかったこと」:62.3%の求職者が『ある』と回答(よくある:23.0%、時々ある:39.3%)

【聞きパ悪化ポイント】

伝え手側は、少しでも多くの優秀な候補者との接触数を確保しようと、個別最適化よりも「一定共通化したスカウト運用」を選択し、まずは面談接点を作ることを優先したコミュニケーション設計を行っています。しかし、この導線が裏目となり、受け手にとっては「自分に関係がある話か判断しづらい」状態を生み、最も重要な「話を聞いてみたい」と思ってもらう動機づけの機会を失う原因となっているかもしれません。

▼ 日程確定効率を優先した無機質な調整と目的の不透明さが生む不安

【Q3】「面談・面接の日程調整に複数回のやり取りが必要で、調整自体に手間を感じたこと」:62.3%の求職者が『ある』と回答(よくある:23.0%、時々ある:39.3%)

【Q4】「面談前に、担当者の役割や面談の目的が十分共有されておらず、何を話す場なのか分からなかったこと」:62.3%の求職者が『ある』と回答(よくある:18.0%、時々ある:44.3%)

【聞きパ悪化ポイント】

伝え手側の、迅速な対応や日程確定の効率を最優先したシステム的な運用が背景にあり、「この面接で何を聞きたがっているのか」「自分のどこに期待しているのか」という背景や目的の共有が省かれていることで、受け手側に「調整の手間」と「直前までの心理的コスト」を同時に与えてしまっている可能性があります。

【フェーズ:カジュアル面談・説明会】「網羅的な説明と一方的な進行」が引き起こす悪循環

▼ 「相互理解の場」のはずが、一方的な評価・選考の場だと感じたカジュアル面談

【Q5】「情報収集や相互理解の場だと思って参加したにもかかわらず、実際には評価・選考を前提としたやり取りだと感じたこと」:62.3%の求職者が『ある』と回答(よくある:21.3%、時々ある:41.0%)

【聞きパ悪化ポイント】

有限な面談機会の中で、候補者理解と選考判断を同時に進めようとするプロセスが裏目に出ています。また、候補者ごとの関心に合わせた現場でのコミュニケーションが面談担当者の裁量に委ねられている部分が大きいことも、候補者が期待した情報に届かない「足踏み感」を生む原因かもしれません。

▼ 採用ページを見ればわかる内容の音読と、リアルタイムの強制

【Q6】「会社説明会や採用イベントで、採用ページ等を読めば分かる内容の説明が大半を占めていたこと」:60.7%の求職者が『ある』と回答(よくある:19.7%、時々ある:41.0%)

【Q7】「説明会や採用イベントがリアルタイム参加前提となっており、自分のタイミング・ペースで企業理解を深めづらいと感じたこと」:72.1%の求職者が『ある』と回答(よくある:14.8%、時々ある:57.3%)

【聞きパ悪化ポイント】

伝え手側の「自社の魅力を抜け漏れなく、全体へ等しく届けたい」という網羅性の追求や、リアルタイムで熱量を伝えたいという一律の運用が背景にあります。しかし、受け手側が求めているのは「自分の関心に合わせた情報」や「自分のペースでの企業理解」です。事前にWEB等でセルフインテイク(自己摂取)できる内容のためにリアルタイムでの参加を強いる運用が、結果としてタイパを重視する受け手の志望度を削ぐ要因となっているかもしれません。

【フェーズ:選考・内定合意】「一律の選考フローと事務的な案内」が引き起こす悪循環

▼ 毎回似た確認から始まる「選考の足踏み」と事前案内の不足

【Q8】「面接が進んでも毎回似た説明や確認から始まることが多く、本来話したかった深いキャリア観や働き方の話まで進めなかったこと」:65.6%の求職者が『ある』と回答(よくある:9.8%、時々ある:55.8%)

【Q9】「面接前に、選考の流れや面接官情報、準備ポイントなどの案内がなく、不安や心理的負担を感じたこと」:68.8%の求職者が『ある』と回答(よくある:18.0%、時々ある:50.8%)

【聞きパ悪化ポイント】

各選考フェーズの面接官が、それぞれ改めて経歴や志向の確認を丁寧に行うやり方は、従来の採用現場における「標準的なプロセス」だったと言えます。しかし、激化する売り手市場の今、他社と並行して選考が進む候補者に対して、この『足踏み感』を強いる運用はもはや通用しません。面接のたびに同じ確認を繰り返すコミュニケーションは、優秀な候補者が「この企業で働くイメージやキャリアの深まり」を実感する機会を奪い、他社への選考を進めてしまう原因となっているかもしれません。

▼ 自分のキャリアが描けないまま迫られる決断

【Q10】「内定後、入社後の働き方やキャリアの可能性について、「自分にとってどう良いのか」を十分イメージできないまま意思決定を迫られたこと」:60.7%の求職者が『ある』と回答(よくある:19.7%、時々ある:41.0%)

【聞きパ悪化ポイント】

内定提示後、会社の魅力やキャリアの可能性、入社後の働き方を丁寧に伝え、不安や疑問を解消しながら入社意欲を高めるべきタイミングにも関わらず、伝え手側が条件や制度などの必要情報を「漏れなく正確に伝えること」を重視するあまり、案内が一律・事務的になっていることが原因の可能性があります。

■調査結果を受けて ー 聞きパLab.より

今回の調査で浮き彫りになったのは、採用プロセスのあらゆる局面において、求職者の6割以上が「期待した情報にたどり着けない足踏み感」や「時間拘束の不条理さ」を感じているという現実です。 

しかし、私たちはこれを「企業の怠慢や悪意」だとは考えていません。人事・採用担当者の多くは、本来「候補者体験(採用CX)の向上」「ミスマッチを減らしたい」「自社の魅力を丁寧に伝えたい」という強い想いを持っています。問題なのは、「良かれと思って行ったプロセスの最適化や効率化」が、結果として受け手側の『聞きパ』を著しく悪化させる副作用を生んでしまっている点にあります。 

激化する売り手市場の現代において、他社と並行して選考が進む優秀な候補者ほど、企業の「いつも通りの標準的なプロセス」に潜むテンポの悪さや、事務的な対応に敏感です。事前にWEBで確認できる情報の音読に時間を縛られたり、面接のたびに同じ経歴確認で足踏みをさせられたりする体験は、タイパを重視する現代の求職者にとって「選考を辞退するに足る十分な理由」になり得ます。 

これからの時代に求められるのは、企業側の採用工数を増やすことなく、候補者一人ひとりの関心やタイミングに合わせた「コミュニケーションの個別最適化」です。伝え手の効率と、受け手の聞きパを両立させる新たな仕組みこそが、これからの採用競争を勝ち抜く候補者体験(採用CX)のスタンダードになると確信しています。

■調査概要

採用競争激化における採用コミュニケーション実態調査

調査対象:直近で就職・転職活動をおこない、実際に就職・入社に進んだ27歳以下の新卒求職者(学生)100名、および40歳以下の中途求職者(ビジネスパーソン)150名 計250名

調査方法:インターネットを用いたアンケート調査

調査期間:2026年5月25日(月)

※本調査データを引用・転載される際は、出典元として「聞きパLab.調べ」と明記いただきますようお願いいたします。

聞きパLab.について

聞きパLab.は、ビジネスコミュニケーションにおける聞き手側の納得感や意思決定のしやすさの新基準「聞きパ(聞くパフォーマンス)」の改善を研究する専門機関です。

これまで「人にしかできない」とされてきたプレゼンテーション業務を自動化・資産化し、意思決定がスムーズに行われる社会を目指す株式会社LOOVによって設立されました。日本中のビジネスコミュニケーションから「納得に至るまでの不純物」を取り除き、伝え手、聞き手の双方にとってwin-winとなる、次世代の情報摂取のあり方を追究・発信してまいります。

◼️関連リンク

本リリースの内容を 聞きパ研究所研究員が解説するVideo Agentで見る

https://service.talk-smith.com/s?id=cmrv1bq1i00rp2p1i9ggzw7pa

聞きパとは?解説ページ

https://talk-smith.com/about-kikipa/

■会社概要
会社名   株式会社LOOV(ルーブ)
代表者   代表取締役CEO 内田 雅人
所在地   〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-14 コエル渋谷道玄坂 8F
設立    2022年4月
事業内容  プレゼン自動化AI「TALKsmith」の研究開発・提供
URL    https://www.loov.co.jp/

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会社概要

株式会社LOOV

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https://www.loov.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-19-14 コエル渋谷道玄坂 8F
電話番号
-
代表者名
内田 雅人
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月