ax株式会社がAI音声変換を手がけるParakeetと業務提携

Parakeetの提供する音声変換アプリがailia SDKを採用

株式会社アクセル（本社：東京都千代田区、代表者：斉藤昭宏）のグループ会社ax株式会社（本社：東京都渋谷区、代表者：寺田健彦）は、AI音声変換を手がける東大発AIベンチャーのParakeet株式会社（本社：福島県双葉郡広野町、代表者：中村泰貴）と業務提携しました。また、Parakeetの提供する音声変換アプリにailia SDKが採用されたことを発表します。

ax は、アクセルグループのAI事業を推進する企業として2019年5月に設立されました。独自開発したAIフレームワーク ailia SDKを提供するほか、AIの実装コンサルティング、学習支援、さまざまなプラットフォームへのポーティングなど、クライアントの多様なニーズに対応するAI実用ソリューションを提供しています。https://axinc.jp/

Parakeet株式会社は、“2030年までに、「世界で最も傑出した音声合成技術を持つ会社」という評価を確立する。” をミッションとする、能力密度が極めて高い音声AIに特化した研究者集団です。音声合成技術を中心としたAI受託開発、事業開発支援、技術アドバイザリーを行っています。また、最先端のAI音声変換技術を用いて、生まれながらにして変えられない (身体的制約) 個人の声色を自由にカスタマイズできるソフトウェア Parakeet.VCを開発しています。https://www.parakeet-inc.com/

今回Parakeetが提供する音声変換アプリ Parakeet.VCは、エッジデバイス上でリアルタイムに特定の人物の声を他の人物の声に変換することが可能です。オンラインライブ体験と急成長するメタバース空間での需要に合わせて設計され、仮想会議、ゲーム、エンターテイメント、またはその他のオンライン・インタラクションにおいて、カスタマイズされた音声をシームレスに統合し、デジタル時代における個人の表現とコミュニケーションに無限の可能性を提供します。

https://www.parakeet-inc.com/parakeet-vc

この提携におけるailia SDKの採用のポイントは以下の通りです。

・ailia SDKはONNX Runtime®と比較して音声変換モデルの推論速度が3倍以上速い

・ailia Audioによる音声の前処理が可能

・Python®だけでなくRustによる開発も可能

・WindowsやmacOSだけでなく、iOSやAndroid(TM)でも実行可能

・モデルファイルの難読化が可能

ailia SDKは、AI のエッジ推論用フレームワークです。マルチプラットフォームの開発環境で、Windows、Mac、Linux®のデスクトップ向け、iOS、Android のスマートフォン向けの AI アプリケーションソフトウェアの開発が可能です。AI の推論のために、CPU、GPU、専用アクセラレータといったハードウェア資源を最大限活用することで、エッジデバイス上で非常に高速な推論を可能とします。

この業務提携において、axはAIのエッジ実装のノウハウを提供し、ParakeetのAI音声変換技術と組み合わせてモデルとアプリケーションを開発し、AI音声分野で複数のプロダクトを提供することを目指します。

アクセルについて

アクセルは、高度なアルゴリズム開発から製品化を担うソフトウェア・ハードウェア開発まで一貫した開発体制を保有する先端テクノロジー企業です。大規模なLSIの設計開発に加え、機械学習/AIや暗号・ブロックチェーン技術等の先端技術を社会実装することで、デジタル技術によるビジネス改革に貢献します。

https://www.axell.co.jp/

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