あしなが育英会、東日本大震災遺児の心のケア拠点「陸前高田レインボーハウス」を市に譲渡
震災遺児の「心の復興」支えたハウスを地元還元 4月に譲渡式
遺児や親に障がいがある子どもを支援する一般財団法人あしなが育英会(本部:東京都千代田区、会長:村田治、以下「本会」)は、東日本大震災遺児への心のケア(グリーフケア)の拠点の一つである「陸前高田レインボーハウス」を、陸前高田市へ無償譲渡することを決定しました。
譲渡は2026年3月31日付で、4月下旬に譲渡式を行う予定です。

陸前高田レインボーハウスのこれまでの活動
本会は東日本大震災発生直後から現地での活動を開始し、2083人の震災遺児を確認。2011年5月から心のケアをスタートしました。2014年には仙台・石巻・陸前高田の3か所にレインボーハウス(以下、「RH」)が開館し、継続的な支援に取り組んできました。
陸前高田市においては、2011年8月に建設準備室を設置。2014年6月に陸前高田RHが竣工し、今日に至るまで活動を続けてきました。来館利用者はのべ1484人にのぼります(館外での主催プログラムを含む)。

直近では2026年3月11日に「3.11開館日」を催し、震災遺児家庭14人が来館。来館した震災遺児は「ここは第二の家」、「素の自分でいられる場所だった」、保護者は「子どもたちの一番の居場所だった」などと話していました。
譲渡の経緯
仙台・石巻・陸前高田RHの建設は、2011年3月に決定。建設募金には、国内外から約49.8億円のご寄付が寄せられました。
建設構想当初から、「震災遺児の成長を考慮して10年以内を目処に地域に引き渡すこと」を計画・公表しており、いわば地元還元は、建設募金に厚意をお寄せくださった方々との約束です。
当初の想定からは時間がかかりましたが、陸前高田市との交渉がまとまり、かつ震災遺児の大半が成人を迎えていることから譲渡を決定。2026年3月17日に譲渡契約を締結しました。
今後の東日本大震災遺児支援について
震災発生当時に胎児だった震災遺児は、まだ中学2年生です。また、すでに成人している震災遺児からも、引き続き「居場所」を求める声が届いています。
今後も仙台RHは、震災遺児支援の拠点として変わらず運営します(加えて、震災以外で親を亡くした子どもたちのケアも実施)。
石巻RHは、陸前高田同様に地元還元を進める方向です。
陸前高田においては、拠点は無くなりますが、遺児家庭との関係は今後も維持し、交流機会の提供などを継続していきます。
譲渡後の施設の活用について
土地および建物を現状のまま譲渡します。譲渡にあたっては、館内の建設募金ご寄付者銘板や、震災遺児たちの成長の跡が刻まれたあしながさん身長板(写真・来館の度に身長を記録)等を維持する旨の覚書を、市と締結しました。
今後は市による活用を通じて、より地域に根ざした形で子どもたちや住民の支えとなることが期待されます。




譲渡式について(予定)
陸前高田市への譲渡式を、4月下旬に開催します。日時は現在調整中で、決定し次第、リリースでお知らせします。
陸前高田市の佐々木拓市長、本会会長の村田治、陸前高田RHに通った震災遺児家庭などが参加予定です。
ぜひ譲渡式をご取材いただきますよう、お願い申し上げます。
陸前高田RHについて
名称 一般財団法人あしなが育英会 陸前高田レインボーハウス
所在 岩手県陸前高田市高田町鳴石112番地7
構造 S造(鉄骨造)/地上2階建て
敷地面積 2228.50㎡
延床面積 1201.60㎡
竣工年月日 2014年6月29日






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