お供えの基本「五(ご)供(く)」を知っていますか?お彼岸(9月19日~9月25日)に迷わない!お供えマナーをご紹介します
前半:お供えマナー/後半:最新の終活意識調査結果発表 vol.1
■お供えは香・花・灯燭・浄水・飲食の「五供(ごく)」が基本!
宗派によって多少違いはある中、供養の際はお墓や仏壇に花を手向け、香を焚き、お供え物をすることが一般的ですが、お供えは「香」「花」「灯燭(とうしょく)」「浄水」「飲食(おんじき)」の5つからなる「五供(ごく)」が基本とされています。
~「香」~
「香」とは、線香のことです。線香の火は息で吹き消すことはせず、手であおいで消すようにしましょう。これは、口から直接息を吹きかけるのは不浄とされているからです。
~「花」~
仏前に手向ける花は、宗派によって常緑の樒や、生花を用いるのが基本です。以下のような花は供花には不向きとされていますので選ぶ際に注意しましょう。
●トゲのある花
●毒性のある花
●香り(悪臭)の強い花
●ツルに咲く花
~「灯燭(とうしょく)」~
灯燭(とうしょく)とは、ろうそくに火を灯すことを指します。ろうそくは、仏壇の明かりとしてだけではなく、その明かりには暗い煩悩を捨て去り明るい悟りに至ることを讃える意味があります。また、火を消すときは、線香同様口で吹き消さずに手で仰いで消すのがマナーです。
~「浄水」~
浄水(じょうすい)とは、お墓や仏壇に水やお茶を供えることです。仏様に水やお茶や供えるという意味だけでなく、この行為により自分たちの心も浄化されるという意味もあります。宗派によってはお茶や水を供えない場合もありますが、お茶を供える場合は一番茶を供えましょう。
~「飲食(おんじき)」~
飲食(おんじき)とは、仏前にご飯を供えることを指し「仏飯」と呼びます。お墓では菓子や果物などを供えることが一般ですが、仏壇には基本的に家族が食べる主食を供え、朝と夜に自分達が食べる前に仏飯器に盛り付け供えますが、お彼岸や命日など特別な日には、故人の好物や心を込めて作ったお料理を供えることもよいでしょう。ただし、下記のようなものは不向きとされているので控えるようにしましょう。
●生ぐさものと呼ばれる肉類、魚介類など
●においのきついもの
■お彼岸に主人の実家にお参りに行くのですが、何か持って行った方がよいですか?
御仏前としてお金をお包みするか、菓子折りやお線香などお供え物をお持ちしましょう。 品物は決まりがありませんが、故人のお好きだったものや、菓子折り、またはギフト用のお線香もお勧めです。その際の掛紙は、黒白(地域によっては黄白)の結び切りのものを選び、表書きは「御供」とします。
~終活意識調査結果発表 vol.1~
年々終活への意識が高まる中、大野屋では毎月様々なテーマで終活セミナーを開催し好評を頂いております。
今回、セミナー参加者を対象に、終活に纏わるアンケートを実施しました。
2016年8月末集計の終活意識調査結果をご紹介します。
今回の結果報告vol.1では、「終活をはじめたきっかけ」について質問したところ、「年齢的に必要と感じた」と回答した方が最も多く、続いて「友人・知人に話をきいて」。また、「年齢的に必要と感じた」と回答した方の年代を伺ったところ、60代(33%)、70代(33%)の方が多い結果となりました。
終活は、ご自身のためだけでなく、大切なご家族のためにも大切な活動です。満足のいく終活を行うためにも、是非大野屋のセミナー等を活用してプロに相談をしながらじっくりと時間をかけて行っていただくことをお勧めします。
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