WATOWA GALLERY 蓄積・更新を続けるアート”ZOOM” 佐野凜由輔による展示を浅草・渋谷 2会場にて開催

株式会社WATOWA

この度、プロジェクト・プロダクション・コレクティブWATOWA GALLERYは、 画家・佐野凜由輔による展示【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】をWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO にて2023年4月2日(日)から4月16日(日)まで、【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色彩】をelephant STUDIOにて4月9日(日)から4月23日(日)まで開催いたします。

 

  • 開催概要
【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】

会期  2023年4月2日(日)~ 4月16日(日)12:00 - 19:00
会場  WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(東京都台東区今戸1丁目2-10  3F)

来場  ドネーションチケット 500円(税込)〜
              * 4/5(水)、4/12(水)は観覧無料。
              * 右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/4655


【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色彩】

会期  2023年4月9日(日)~ 4月23日(日)12:00 - 19:00
会場   elephant STUDIO(東京都渋谷区渋谷2-7-4 1-2F)

来場  ドネーションチケット 500円(税込)〜
              * 4/12(水)、4/19(水)は観覧無料。
              * 右記 URL からの事前予約制 https://artsticker.app/events/4656


*自身で金額を決定するドネーションシステム(ミニマム 500 円から入場 料を自身で決定し、それが若手アーティスト支援のためのドネーションとなるシステム。アーティスト支援と国内アートシーンの活性化を目的としたアートアワード WATOWA ART AWARD 2023 EXHIBITION に寄付されます。)

イベントページ:http://www.watowa.jp/news/2023/03/Ryusuke-Sano-Exhibition.html
HP:https://watowagallery.com
Instagram:@watowagallery
CONTACT: gallery@watowa.jp

 
  • 主催者より
佐野 凛由輔との出会いは2019年。インスタグラムから熱烈なオファーから、表参道のファッション・セレクトショップでの展示を見に行った。その時の、彼の熱量と作品の荒々しくも、素朴さと、軽快さを覚えてコレクションしたところから始まる。

その時から彼の制作コンセプトは”ZOOM”だった。それは、彼が人生の中で感じる様々な感情や生きている中の風景、時代、がファッションのように時には早く、目まぐるしく変わっていく。深く、浅く、遠く、近く、人のコミュニティや、人が見る風景や世界は、ZOOM in や ZOOM out を繰り返しながら変化している。
彼はそれを客観的、主観的の視点を、繰り返しながら1枚のキャンバスに入れ込んでいく。

その時々の彼自身の身を置いているカルチャーの中で表現されていくアートピースたちは、1枚でZOOM in – out が多様にあるものもあれば、いくつかを並べて空間の中でのZOOMを体験できるような作品群もある。

2020年のWATOWA GALLERYでの初の個展の際、空間の中で平面作品をどう見せるのか?を私は考えてきたが、今回、佐野凛由輔とのミーティングやスタジオビジットした結果、空間全体でのZOOMの思考を体験できるか?
あるいは、展示する場所エリアによって、表現の違い、または、受け取る側の共感の違いは生まれるのか?その違いこそ、ZOOMで表現したい多様な社会の営みではないのか?彼のアートの持つ、思考の一つのチャレンジが、今回実現することになった。

そして、彼の表現のアップデートや、彼の目線は、この時代、この世代における社会やコミュニティを感覚的に表現しているように感じる。

きっと、そんな時代性と感覚のリンクがKing Gnuという日本の現・時代を表現し、熱狂を生んでいるロックバンドとの共作やアートワークを手掛ける事につながっているのだろう。

彼のZOOMは今回で 7回目”ZOOOOOOOOM” と 8回目”ZOOOOOOOOOM” 2会場同時開催をすることになった。展覧会のたびに増殖し続ける「 O 」は彼の移りゆく世界観をある意味表現する言葉として、コンセプトも徐々にアップデートされていくことが伺える。

昨年の10月に香港で開催した個展を期に、多様なエキシビジョンを目指す方向になってきている。本年度、大型の野外展示・インスタレーションも視野に入れている中、今回の展示では、東京という都市の中での多様性をエキシビジョンの場所を変えることで共感は変わるのか?どう共感するのか?の実験として、2会場を選択した。浅草では、新しい新境地長野に制作場を移し出してから垣間見える視点の変化と、大型の作品と小さな作品で リアルなZOOM in outを体感してもらえるような展示。作品群としてもここ最近の制作場を長野県に移したことにより、生活を意識したり、過去やWEBから引っ張って来る画像をランダムに選び取った作品群が並ぶ。都会で制作していたときの人の群れや、FACEシリーズのような大量の顔を中心とした作品郡とはまた変化している。

そして、渋谷では、FACEやANIMALなどのモチーフを中心に、都会の感覚と、それらをアップデートした作品たちとなる。

今回、展示期間を重ねるようにした意図は、浅草・渋谷、大きな空間・小さな空間、新しい視点・ずっと持っている視点、このような、場所によっても異なる”ZOOM”を体験していただきたい。

 
  • コンセプト
"ZOOM ( ZOOM、ZOOOM、ZOOOOOOM...... )"とは画家・佐野凜由輔が柔軟に作品制作を行えるよう自身で確立したコンセプト、あるいはテーマです。その概念は、佐野作品を読み解く上でとても重要になります。彼の経験や記憶、脳裏に蓄積されてきたアーカイブを素地にして、キャンバスへ放出している挙動、それを指し示しています。本人が言うには、現在の情報過多の環境において「積み上げられた多くの事柄を、自分地点から解釈し直す」ことだと。コンテンポラリーアートを通した視覚的実験とも言えるかもしれません。
モチーフをスクラップ・アンド・ビルドしながら描き上げる、正統な構図、基軸や中心をあえて欠いた作風は、鑑賞者の感情や想像力、そして、認識さえ動揺させます。規則性のない表現方法にはフィギュラティブとアブストラクト、ドローイングとペインティングが共存しており、時に色彩の層を重ね、時に主題の具象をバラし、時に抽象をも白に消し去り......レイヤーを成すことで、観る者個々の視点、捉え方によって作品が幾層にも変化しながらも、多角的に理解可能な要素として配置されています。
美術を独学した佐野は特定の様式や手法に偏らず、調和・均衡を崩して、仕上げにシリアスな緊張感を与えます。大胆な彩色がインパクトを担っていますが、一方でトーンを落とした色味との両方を使い、鮮やかな空間に余白を譲ることもあります。それは、各素材の自立性を際立たせ、維持させつつ、包括的なまとまりをもたらせたいためです。
目で見る以上にイメージは重層的。様々に考察できます。観者へ概観するだけでなく、ディテールを飽かず見入らせ、そして、押し迫り、引き込む。 ”ZOOM" はそういった実感を持って対峙したいコンテンポラリーアートシリーズです。

 
  • 【ZOOOOOOOOM/BRUSH WORK】ステートメント
佐野凜由輔作品の持つ“スクラップ・アンド・ビルドな構図”の解釈が、新たな開放へ。
それは、決してこれまで描いてきたコンポジションが喪失した訳ではなく、より確かな成熟へと向かっていることを意味します。ビーチでくつろぐ男たちや積み上げられたテディベア、さらには生い茂った草木が続く庭......
そんな日常として存在しうる“風景”を、モチーフとしベースに落とし込んだ構図は、近年の作品に見る変化の中でも特に注目をしてほしいエレメントです。言わば、インパクトのあるレイアウトに力強いストロークが目立っていた従来の作品に対し、どこか感情へ入り込む巧緻な側面を持ち合わせた、情景的なフィクションへの昇華。
一様ではないテーマを扱う中、アウトプットの技法を熟考しトライし続けることが成果となり、通覧すると特徴は多種多様。再び、ディテールにおいての精妙さを見つめなおせば、ドローイングやストロークなど幅広い手法からなる大胆さと表情の豊かさは変わらずも、より細やかな一つひとつの筆致を追求して、繊細さを所々方々へアプローチすることで、幾ばくにも拡大し縮小する“ZOOM”の奥行と本質が磨き上げられました。
ゆえに、これまで通りの強烈に重なりあう色彩を帯びた無数の象形の蓄積が、相乗的な深みとなり思考を刺激し、原作品どれをとっても其の折でのマスターピースと誇れるものとなりました。

 
  • 【ZOOOOOOOOOM/蓄積する色彩】ステートメント
これまでの“ スクラップ・アンド・ビルド ”な構図から、ノイズを削ぎ落とすかのように執着した色彩。その『蓄積する色彩』は、佐野凜由輔が個性とする「鑑賞者と作品とのパースペクティブに生まれるマクロとミクロの作用し合う “ZOOM” 」を表す上で、切実でピュアな動力性に繋がる新たな要素となりました。
今回の創作は、常にモチーフ、テクスチャーが一分一秒と流動的に姿を変え、時間の不可逆性すら過去⇆現在を行き来できる可逆性に。ひとつのストロークやドリッピング、スプレーイングにおいても確信的な偶発として形成し、キャンバスへ次々とレイヤリングし、グラデーションを丁寧に仕上げることにより、抽象と具象が互いの色相を引き立てます。
そうして自身のオリジナルに幾ばくも立ち返り、それぞれの手法や技法と対峙することによって、本質の雄弁な表現力は揺るぎなく、そして、観る者の情操へ働きかける原作品を完遂させました。

 
  • 佐野凜由輔(Ryusuke Sano)プロフィール/代表作品














Photo by Genki Arata

幼少期はカートゥーン、アニメーション、漫画などに没入し、10代後半でアートに関心を持つ。2016年に文化服装学院を卒業後、画家を志しNYへ渡米。様々なエキシビションやトレードショーへの参加を経て、2018年に初の個展を開催。以後、美術史や私的な記憶に基づくイメージを手繰り、自身の日々積み重なる経験を“ZOOM”と題したコンセプトで精力的に作品を発表している。エンターテインメントやファッションとのコラボ、広告に至るまで幅広く活動中。

WebSite:https://ryusukesano.com
Instagram:@ryusukesano
Twitter:@yulustreet
 

 

 










Ryusuke Sano《JUNGLE》2023年
©︎Ryusuke Sano
 











Ryusuke Sano《ATHOME 》2023年
©︎Ryusuke Sano 

 
  • WATOWA GALLERYとは
WATOWA GALLERYは、現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト/プロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信していきます。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。
WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。2019年より特定の場所を持たないプロデュース集団としての活動をしておりましたが、2022年9月より、初のWATOWA GALLERYの本拠地となる WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOを浅草・今戸にローンチ。

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会社概要

株式会社WATOWA

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URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷 2-7-4-3F
電話番号
-
代表者名
小松隆宏
上場
未上場
資本金
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設立
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