カタール・日本外交関係樹立50周年。カタールと日本に関して考えるワークショップを開催。
企業の最新情報や、ユーザーへのインタビューなどを通して、トレンドを追跡するプロジェクト『トレンドラボラトリー』(株式会社ルーティングシステムズ内)は、カタール・日本外交関係樹立50周年にあたる今年、カタールと日本に関して考えるワークショップを、6月に実施しました。
また、カタール・日本外交関係樹立 50 周年記念 「紙の対話:カタール・日本文化年の遺産」展覧会にて、カタールを代表するアーティストの一人であるヨセフ・アハマド氏と日本人アーティスト西垣肇也樹氏へ話を伺いました。
また、カタール・日本外交関係樹立 50 周年記念 「紙の対話:カタール・日本文化年の遺産」展覧会にて、カタールを代表するアーティストの一人であるヨセフ・アハマド氏と日本人アーティスト西垣肇也樹氏へ話を伺いました。
カタールを代表するアーティストの一人であるヨセフ・アハマド氏による展覧会が、2022年6月10日から6月26日まで、東京・千代田区の「3331 Arts Chiyoda」で開催。
また、「紙の対話(Dialogue on Paper): カタール・日本文化年の遺産」と題した同展覧会では、ヨセフ・アハマド氏と日本人アーティスト西垣肇也樹氏の作品が展示されています。
■カタールという国
メッセージ:私たちは、『知らないことが多すぎる』
今回、ワークショップの参加者は、カタールのことを良く知っている人ではなく、
特にカタールのことを知らない、一般の方々を対象に開催。
そのため、カタールという国が、どんな特徴を持つ国なのかを知っている人は、誰一人いませんでした。
しかし、ワークショップを通じて、カタールという国を理解していくにあたり、参加者には、それぞれ、感じるものがあった。
●参加者コメント
「大人になるにつれて、時間に追われてしまい、自分の身近なことしか考えれなくなってしまっていた。
なんて視野が狭くなってしまっていたのか。生きていくうえで、他国(世界)を知ることは自分の人生を豊かにし、世界をも豊かにすることに繋がるということに、気づかせてくれた」
「カタールは、日本とは、気候も、文化も、暮らしも、まったく異なるが、平和を想う気持ちは一緒なのだと思った」
「カタールに行きたい!いろんなものを見たい!知りたい!と思った。自分は、知らないことが多すぎる。限りのある時間の中で、世界を知ることの大切さを改めて実感した」
「カタールも、他のどの国も、それぞれ、素晴らしい国(場所)なんだと思う。もちろん、私たちが暮らす日本も同じ。お互いのことを良く知ることが大事だと気付かされた」
※ワークショップ時のコメントより抜粋
●展示会や、インタビュー時の話を聞いて
「文化は、国境を越えて、絆を生み出す。国と国の仲を深める大事な言語だと思った」
「相手を傷つけることがない、唯一無二なものが「文化」であり、そのことを感じさせられました。素晴らしい展示会でした」
「お互いの良いところを補うことで、それぞれの暮らしや文化が発展することを改めて感じさせられた」
「芸術に、壁はない。カタールも、日本も、一つなんだと。そして、美しいものは、美しい。ただそれだけだ。
だからこそ、芸術を通じて、例え、違う国の異なる人種であっても、分かち合うことができる。きっとできると思っている」
※ワークショップ時のコメントより抜粋
■カタール・日本外交関係樹立 50 周年記念 「紙の対話:カタール・日本文化年の遺産」展覧会
カタールを代表するアーティストの一人であるヨセフ・アハマド氏による展覧会。
「Years of Culture」の一環として、書に着想を得た新たな芸術作品を紹介しています。
カタールにおけるモダンアートのムーブメントのパイオニアであるアハマド氏は、創作を通じて芸術、歴史、社会を融合します。
そして、今回の展覧会では、ヨセフ・アハマド氏と日本人アーティスト西垣肇也樹氏の作品が展示されました。
アハマド氏と西垣氏は、今回のヤシ製の紙に描かれた一連の書画を通して、日本とカタールが共有する歴史と共通の芸術解釈を想起させる独特な視覚的表現を創造。
展覧会を通じて、カタールと日本の外交関係樹立 50 周年記念を祝うとともに、今後の両国の親交に花を添えました。
「人類が互いに理解するために国家と部族が作られた」
ヨセフ・アハマド、西垣肇也樹作
ヤシとコウゾ混合紙の水墨画
ヨセフ・アハマドの工房にて作成
「カタールの海に照り輝く日本の陽」
ヨセフ・アハマド作、2022年
ヤシとコウゾ混合紙の水墨画
ヨセフ・アハマドの工房にて作成
この作品はヨセフ・アハマドのカタール国と日本国間の異文化交流の視点を描いています。
「ヨセフと肇也樹」
西垣肇也樹作、2022年
ヤシとコウゾ混合紙の水墨画
ヨセフ・アハマドの工房にて作成
この作品は、ヨセフ・アハマドと西垣肇也樹が共同作業をしている場面を描いており、
それぞれの名前がアラビア語と日本語で書かれています。
背後には、ファルコンをカタールの象徴、竜を日本の象徴として描かれています。
なお、本展覧会は、カタールと日本の外交関係樹立 50 周年記念行事の一環として行われ、
日本はカタールが 10 年前に「Years of Culture」を立ち上げた際の最初のパートナー国でもありました。
「Years of Culture」は、カタールと世界との相互の理解と認識、感謝を促進することを目的に、カタール博物館
(Qatar Museums) 議長のシェイカ・アル・マヤッサ・ビント・ハマド・ビン・カリファ・アル=サーニー
(Sheikha Al Mayassa bint Hamad bin Khalifa Al Thani)氏によって立ち上げられたプログラムです。
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