Visit Finland、フィンランドの60の観光地域・企業と共に「観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言」に署名
~今後10年間で観光部門の二酸化炭素(CO2)排出量の半減と2050年までにネットゼロ達成に向けて~
Visit Finland(フィンランド政府観光局)をはじめ、フィンランドの60の観光地域と企業が、「観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言」に署名しました。この宣言に署名した団体は、今後10年間で二酸化炭素(CO2)排出量を半減することを約束し、2050年までに温室効果ガスの排出が正味ゼロを意味するネットゼロの達成を目的としています。
グラスゴー宣言は、観光産業における最も包括的な気候変動に関する声明です。この宣言は、CO2排出量の測定、脱炭素化、生態系や地域の再生、協力関係の強化、開発に必要な資金の確保という5つの多様な観点から観光産業に携わる全ての事業者が協働して取り組む枠組みとなっています。
Visit FinlandのシニアディレクターであるKristiina Hietasaari氏(クリスティナ・ヒエタサーリ)は次のように述べています。
「Visit Finlandはこれらの目標達成に貢献したいと考えております。その目標に向かって、包括的でプロフェッショナルな産業でありながら、2035年までにカーボンニュートラルでサステナブルな旅行先になれるよう努力して参ります。」
観光は今後も可能であり続ける必要があり、観光産業が提供するビジネスチャンスや雇用も守る必要があります。持続可能な観光は、地域経済の発展や気候変動への対策など、国政が目指す重要な目標をサポートします。
Hietasaari氏は次のように述べています。
「フィンランドの観光産業は、気候の温暖化の影響を受けやすくなっています。将来も旅行が可能であるためには、観光資源を保護する必要があります。また、環境負荷の低い旅行の選択肢や体験、目的地を確保する必要があります。フィンランドの観光業界はこの共通の目標に向かって連携し、60の旅行団体が<観光における気候変動対策に関するグラスゴー宣言>に署名しました。」
Visit Finlandの目標は、フィンランドがサステナブルな旅行先として、また持続可能な開発におけるパイオニアとして評価を高めることです。この宣言に署名すること、特に連携しての署名は、責任ある行動へのコミットメントを示す効果的な方法の一つです。地域組織だけでなく、世界中の500以上のあらゆる規模の観光事業者と団体がグラスゴー宣言に署名しています。
GoSaimaa(ゴーサイマー観光局)のディレクター、Katja Vehviläinen(カッタ・ヴェヴィライネン)は次のように述べています。
「フィンランドがサステナブルトラベルの先進国としての地位を確立できるよう支援したいと考えております。そして、地域の観光事業者や関係者に、環境に対する行動は私たち全員に関わり、美しいサイマー湖と自然を未来の世代に残すためには責任ある行動が欠かせないことを示していきたいと思っています。」
Wild About Lapland(ワイルド・アバウト・ラップランド)のCEO、Theo Turner(テオ・ターナー)は次のように述べています。
「サステナビリティは生き方であり、選択できるものではありません。子どもたちの未来は、サステナブルな行動にかかっています。今日の私たちの行動が、彼らの将来に直接影響するのです。」
フィンランドの観光事業者の署名は、2022年6月1日(水)にストックホルムで開催された「One Planet Forum」にて発表されました。
https://www.oneplanetnetwork.org/opnforum2022
Visit Finland (フィンランド政府観光局)について
旅行先としてのフィンランドブランドを発展させ、海外旅行者にフィンランドをプロモーションし、旅行業界の企業のグローバル化を支援しています。旅行先や地域、旅行産業ビジネス、その他の輸出関連企業および大使館と協力しています。Visit FinlandはBusiness Finlandのグループ機関です。
https://www.visitfinland.com/
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