PMMA/ABS複層樹脂板〈パラフォーミング®〉ABSM2を開発
反射光を低減するマットな面状で、松屋店舗のドライブスルー筐体に採用
株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、耐候性と強度に優れたPMMAとABSの複層樹脂板〈パラフォーミング®〉ABSM2を開発しました。2024年8月に試験販売を開始したところ、今般、株式会社松屋フーズが運営する「松屋」店舗のドライブスルー筐体に採用されました。
今後、2025年度中の本格販売開始を予定しています。
1. 開発の背景
近年、さまざまな分野で、軽量化を目的とした金属代替の樹脂の採用が進んでいます。屋外設置の筐体用途の樹脂板には、耐候性と強度に加え、デザイン性の観点からマット調や広幅化が求められていました。
2. 〈パラフォーミング®〉ABSM2の特長
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ABS層にPMMA層を積層することで、成形性と強度に加えて、耐候性を付与しています。
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面状が平滑なマット色で、熱成形後もマット面状は失われません。屋外設置の際に、太陽光や自動車のヘッドライトの反射光を低減できます。
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製品幅は最大1,450mmまで対応可能です(従来の約1.5倍の広幅化)。
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カラーは、骨白、黒、グレーの3色展開。3mm厚、5mm厚のラインアップを予定しています。
3. 想定用途
筐体/農機・建機部品/自動車部品/アミューズメント機器など
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