UiPath、AIとエージェンティックオートメーションに関する2026年のトレンドを発表

~グローバルAI市場における日本地域の台頭を形作る市場横断的な要因~

UiPath株式会社

エージェンティックオートメーションのグローバルリーダーであるUiPath株式会社(本社:東京都千代田区、会長CEO:長谷川 康一、以下「UiPath」)は、本日、レポート「AIとエージェンティックオートメーションに関するトレンド 2026」を発表しました。

アジア太平洋および日本地域(APJ)は、長年にわたってAI導入の先進的な市場として成長を続けており、その勢いは今後も加速すると見込まれています。2025年8月に発表されました、UiPathの委託によって作成されたIDC社のInfoBrief「エージェンティックオートメーション:シームレスなオーケストレーションの実現によるモダンな企業への進化」の予測では、これら地域の企業におけるAI支出は、2025年の900億米ドルから2028年までに1760億米ドルへとほぼ倍増する見込みです。

この支出の多くは、エージェンティックAIに集中しています。実際、日本の企業の40%はすでにAIエージェントを活用しており、50%以上が2026年までに導入を計画していることが本レポートからわかっています。

UiPathによる本特別レポートでは、世界のAI市場における日本の役割を浮き彫りにする、6つの主要なトレンドを厳選してお届けします。これには、アジア太平洋および日本地域が世界のAI発展基盤として台頭している要因や、エージェンティックAIの時代が2026年のビジネスと広範な労働力にどのような変革をもたらすのかが含まれます。

トレンド1:アジア太平洋および日本地域が世界のAI発展基盤として躍進

2026年、アジア太平洋および日本地域は画期的なAIイノベーションを世界へと輸出する態勢を整え、世界のテクノロジー市場における役割が確実に成熟していることを示すことになります。この動きは、これら地域が主にグローバルソリューションの採用者であった立場から、テクノロジーの開発者および輸出国へと変化していることを示唆しています。

世界のAI市場における本地域の台頭の背景には、多様な市場が持つ総合的な強みがあります。中でも日本の先進的な研究開発インフラは、グローバル規模のイノベーションを支えています。アジア太平洋および日本地域の確固たる勢力が、AI技術の限界を押し広げるにあたって必要な深い専門知識とリソースを提供しています。

トレンド2:ブームから真価へ:AI投資に測定可能な成果が求められる

アジア太平洋および日本地域の企業はAIへの投資を強化しており、50%以上が他分野から資金を再配分してAIへの集中投資を進めています。今後2年間にAIエージェントへの投資を計画している企業のうち、約3分の1(29%)はすでに投資計画を立てています。これは、従来の投資から脱却することで将来の成長に資金を投入するという、意図的な戦略判断です。

さらに、いまや企業は、競争が激化する未来において自社の地位を確固たるものにする、具体的で測定可能な成果をAIに期待しています。日本では、経営陣は導入後12~18ヶ月以内に2~3倍の投資対効果(ROI)を求めるようになりました。これにより、AIプロジェクトのライフサイクルのあらゆる段階において、新たなレベルの厳格さと説明責任が生じることになります。

トレンド3:収益から売上へ:AIのビジネスインパクトが拡大

長年にわたり、AIは企業プロセスの自動化、オペレーションの効率化、コスト削減を実現する究極の効率化ツールと認識されてきました。しかし、複雑なワークフローを自律的に推論、計画、実行できるAIエージェントの導入により、新たな可能性が開かれました。

2026年、アジア太平洋および日本地域の企業はAIを成長エンジンとして活用し、コア業務へのAI組み込みや業界全体の変革を通じて、新たな収益源を開拓するでしょう。例えば、金融サービス業界ではエージェンティックAIを活用し、融資処理や保険金請求の検証といったワークフローを効率化できます。これにより、従業員は複雑な案件への対応や、クロスセルやアップセルのチャンスを模索し、お客様一人ひとりに合わせたサービスの提供などに注力する時間が確保できるようになります。製造業においても、サプライヤーや在庫管理、動的な生産スケジューリングといった業務にエージェンティックAIを活用できます。これにより、市場の需要に即時に対応できる柔軟なサプライチェーンが構築され、オンデマンド製造の新たな機会が生まれます。

トレンド4:オーケストレーション:エージェンティックAIが大規模エンタープライズAIを実現

世界と同様に、アジア太平洋および日本地域の企業も投資から真のROIを達成するにはオーケストレーションが重要であることを認識しています。アジア太平洋および日本地域の企業の70%以上が、今後18ヶ月以内にオーケストレーションが大きな競争優位性をもたらすと考えています。

オーケストレーションは分断されたワークフローのギャップを埋め、企業がAIエージェント、RPAロボット、そして人間の作業を、エンド・ツー・エンドのエージェンティックワークフローとシステム全体にわたって調整、制御、最適化できるようにします。この統合的アプローチにより、人、エージェント、ロボットの間でシームレスな連携が実現し、状況に応じた意思決定や、動的なビジネス環境への適応を促進します。

トレンド5:信頼がAI成長の方向性を決める

2026年、エージェンティックAIの時代において「信頼」が新たな価値となります。アジア太平洋および日本地域の企業は、エージェンティックAIの導入を加速させる中、データガバナンスや説明可能性(AIシステムの行動や意思決定の理解)、セキュリティ、コンプライアンスが技術そのものと同様に重要であると認識し始めています。強固な信頼の基盤がなければ、AIの取り組みを拡大することは不可能です。

アジア太平洋および日本地域全体で、公的機関が倫理的かつ責任あるAIイノベーションの拡大に向けた枠組みの構築を推進しています。日本では、内閣府が発表した「AI法」(※1)により、AI規制に「イノベーションファースト」のアプローチを採用し、国内におけるAI技術の研究、開発、利用を促進しています。責任あるAIへの世界的なトレンドを反映した、このような議論の焦点は「どれだけ速く導入できるか」から「いかに責任を持って導入できるか」へと移行しています。

トレンド6:エージェンティックな労働力の時代が到来

エージェンティックAIは、人間、AIエージェント、ロボットの間でタスクを再配分し、仕事の進め方を根本的に変革しています。世界経済フォーラムの「仕事の未来レポート」(※2)によると、調査対象となった雇用主の86%が、2030年までにAIと情報処理技術が自社のビジネスを変革すると予測しています。

未来の職場では役割が再定義されます。AIエージェントは「考え」、ロボットは「実行」し、人間は「指揮」するようになります。未来では、AIエージェントがデータを解釈し、リアルタイムで意思決定を行う一方、従来型のロボットがルールベースの反復作業を自動化します。AIシステムが高度化し信頼度が高まるにつれ、人は直接的な関与から、より高度な監視と管理の役割へと移行し、「ヒューマン・イン・ザ・ループ(人がループ(システム)の中に組み込まれている状態)」から「ヒューマン・オン・ザ・ループ(人がループを管理している状態)」へと移行していきます。

未来の職場では、新たなスキルセットも求められます。2030年までに、大半の職種で必要とされるスキルの70%(※3)がAIの影響で根本的に変化することが予測されています。この劇的な変化は、アジア太平洋および日本地域全体ですでに顕著になっています。日本では、2040年までにAIとロボティクスを専門とする人材が約498万人必要(※4)になると予測されており、職場でこうしたスキルセットを持つ人材への需要が非常に高まっていることを示しています。

まとめ

2026年は、アジア太平洋および日本地域にとって2つの側面から決定的な転換期となり、世界のAI市場への進出の基盤を築く年になります。

アジア太平洋および日本地域内では、個別のパイロットプロジェクトや技術的な概念実証(PoC)の段階を脱し、具体的なビジネス成果をもたらす統合された価値主導型ソリューションの実装が進んでいます。しかし、AIの潜在能力を最大限引き出すには、エージェント、人、ロボットの行動をエンド・ツー・エンドで調整するオーケストレーションの導入、信頼性とコンプライアンスに向けた強固なガバナンスの確立、そしてエージェンティック時代に向けた人材のスキルアップへの取り組みが不可欠となります。

アジア太平洋および日本地域は、大規模なAI投資や膨大な人材、そして急速な技術の成熟に後押しされ、グローバルテクノロジーの消費者から、グローバルテクノロジーの開発者へと変貌を遂げつつあります。この勢いは、アジア太平洋および日本地域が単にエージェント時代に適応するだけでなく、自らそのペースを主導していくことを意味します。

UiPath株式会社 プロダクトマーケティング部 部長 夏目 健 は次のように述べています。

「アジア太平洋および日本地域におけるエージェンティックAIへのパラダイムシフトは加速しています。企業は生産性、効率性、そして事業成長の向上に向け、エージェンティック・オートメーション・ワークフローを活用し、AIエージェントを導入する動きを強めています。2026年にAIで成功する企業は、最も華々しいパイロットプロジェクトを実施した企業ではありません。人材、プロセス、テクノロジーを連携させる最善の導入戦略を持ち、それらすべてを高いガバナンスと信頼性を備えたフレームワークの中で実行できる企業が成功するのです」

詳細については、UiPathによる「AIとエージェンティックオートメーションに関するトレンド 2026」レポートをこちらからダウンロードしてください:

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-whitepapers/automation-trends-report

また、IDC社のInfoBrief「エージェンティックオートメーション:シームレスなオーケストレーションの実現によるモダンな企業への進化」はこちらからダウンロードください:

https://www.uipath.com/ja/resources/automation-whitepapers/unlock-seamless-orchestration-with-agentic-automation

出典:

※1:内閣府「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(AI法)」

※2:世界経済フォーラム「需要増が予測される職種とそれに必要なスキルとは~仕事の未来レポート2025~」

※3:LinkedIn「Work Change Report 2025」

※4:経済産業省「2040年の産業構造・就業構造の推計」

UiPath社について

UiPath(NYSE:PATH)は、エージェンティックオートメーションのグローバルリーダーとして、企業がAIエージェントの可能性を最大限に活かし、複雑なビジネスプロセスを自律的に実行・最適化できるよう支援しています。UiPath Platform™は、コントロールされたエージェントと開発の柔軟性、そしてシームレスな統合を独自に組み合わせることで、組織がエージェンティックオートメーションを安全かつ自信を持って推進できるよう支援します。セキュリティ、ガバナンス、相互運用性を重視するUiPathは、自動化によりAIの可能性が最大限になり、業界に革命を起こす未来へと進んでいく企業をサポートしています。詳細については、www.uipath.com/jaをご覧ください。

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルSPACES
電話番号
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代表者名
南 哲夫
上場
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資本金
-
設立
2017年02月