スタディポケット、新機能「AI辞書」「AI翻訳」のベータ版を提供開始。

研究開発部門「スタディポケット 教育AIイノベーションラボ」を設立し、第一弾として提供

スタディポケット株式会社

スタディポケット株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:鶴田浩之、以下「スタディポケット」)は、学校向け生成AIサービス「スタディポケット」において、新機能「スタディポケット AI辞書」「スタディポケット AI翻訳」のベータ版を、本日より順次提供開始いたします。これらのサービスは、既存のすべての契約ユーザー様および新たにご利用いただくユーザー様に、追加費用なく無償で附帯いたします。

また、教育現場でのAI活用をさらに推進するため、社内横断的な研究開発チーム「スタディポケット 教育AIイノベーションラボ(通称「AIラボ」)」を設立し、ファウンダーである鶴田浩之が研究代表に就任いたしました。今回の2つの新サービスは、本ラボから生まれた第一弾の機能であり、今後も複数の新機能リリースを予定しております。

生成AIが、「特別なツール」から「当たり前の存在」へと変わりつつある実社会において、スタディポケットは、これまでの取組で得た知見を活かし、より自然な学びの体験を実現してまいります。

新サービスの概要

◆AI辞書

「スタディポケット AI辞書」は、日本語・英語の意味や定義だけでなく、「やさしい説明」や、「板書での図解出力*1」に対応。個別最適な学びの補助役として、生徒による調べ学習をサポートします。

【文章の読み取りが苦手な児童生徒、日本語指導を必要とする児童生徒に配慮された辞書】

やさしい説明:用語の意味を理解しやすい「やさしい日本語」を用いた文章で解説。

図解での出力: 黒板に板書するような図解を自動生成。文字情報を概念として理解しやすくする工夫をしています。

*1 図解機能は高度なAI推論モデルを使用するため、月30回までの利用が可能

※「平安時代」で辞書検索した例。「やさしい説明」や「黒板に板書するような図解」を自動生成。


◆AI翻訳

「スタディポケット AI翻訳」は、20言語+「やさしい日本語」にも対応したAI翻訳をサポートしています。入力されたテキストのリアルタイム翻訳結果の表示のほか、音声による読み上げ機能も提供します。

学習に用いる翻訳として、新たなコンセプトをもとに、「学習者モード」を搭載しました。学習者モードでは、翻訳結果と一緒に文法解析や単語の難易度が表示され、語学学習がより効果的になります。

【学習者モード】

■英語への翻訳
・文の構造を色分けして見やすく表示
・単語の働き(主語、動詞など)を解説
・文法ポイントをわかりやすく解説
・CEFRレベル(A1〜C2)で単語の難易度を表示

■日本語/やさしい日本語への翻訳
・日本語の文法構造を色分けして表示
・助詞や語句の役割(主語、述語など)を解説
・JLPTレベル(N5〜N1)で単語の難易度を表示
・読み方(ひらがな)と品詞を表示

※日本語→「やさしい日本語」への翻訳の例。母国語が日本語でない児童生徒の利用を想定。
※日本語→英語への翻訳例。「学習者モード」をONにすると、文法構造の解析結果も生成されます。

「やさしい日本語」への翻訳に対応し、外国語を話す児童生徒の日本語学習や、指導にあたる教職員の校務における「日本語指導を必要とする児童生徒への対応」での活用をサポートします。

(「日本語」→「やさしい日本語」への翻訳。「母国語」→「やさしい日本語」への翻訳など。)

スタディポケット株式会社には、元教員や外国にルーツをもつメンバーが所属しており、日々先生方へのインタビューやヒアリングを重ねながら、本機能の開発に取り組んでまいりました。

今後も、現場の声を反映し、さまざまなニーズに対応してまいります。

「スタディポケット 教育AIイノベーションラボ(通称AIラボ)」について

スタディポケットは、日本でいち早く教育機関向けにセキュアな生成AI環境を提供し、教育現場に特化したプロンプトテンプレートの概念導入、生徒・教員利用が一体化したUIの設計、学習指導要領に基づく最適化された応答の実現など、学校で求められるニーズをもとに新たな価値体験を創造してまいりました。

近年では、ChatGPT や Gemini など大手プラットフォーマーによる学習支援機能も充実しはじめており、生成AIは「特別なツール」から「当たり前の存在」へと変わりつつあります。こうした変化の中で、教育委員会・学校・教職員・自治体における生成AI活用の定着と成功事例の創出には、単なる技術提供ではなく、現場と伴走する支援、より深い課題への解決のアプローチがますます重要となっています。

このような背景を受け、スタディポケットは社内組織として「スタディポケット 教育AIイノベーションラボ(AIラボ)」を設立しました。開発者でありファウンダーの鶴田浩之が研究開発を陣頭指揮し、今後1年以内に10〜20個の高付加価値な新サービスを創出する計画です。AIラボでは、汎用的に使える機能だけでなく、規模は小さいながらも教育現場にとって解決価値の高い課題にも取り組んでまいります。

◆研究代表の鶴田からのコメント

スタディポケット株式会社 代表取締役 兼 AIラボ代表 鶴田 浩之

生成AIは、教育現場においても「特別なツール」から「当たり前に使われる存在」へと変わりつつあります。さらに、子どもたちは大人よりも柔軟で、自ら情報を取捨選択し、上手に使いこなし始めています。私たちは、日本でいち早く学校現場に安全な生成AI環境を届けてきましたが、一貫して大切にしているのは、「導入ありき」ではなく「学びに自然に溶け込むこと」です。

AIラボの設立は、「AIが前提となる時代」の教育を見据え、その可能性を広げるための挑戦です。先生や生徒が意識しなくても、生成AIが日常の学びに溶け込み、自然と価値を享受できる世界を実現したいと考えています。そのために、これから1年以内に10〜20個の新しいサービスを順次創出してまいります。汎用的な機能だけでなく、ニーズは小さいながらも教育現場にとって解決価値の高い課題にも積極的に取り組んでまいります。また、民間企業で活用されている技術を教育現場に適用するためのコスト削減の研究開発も進めており、自治体の財源や教材費の中で、質の高い学びの体験を実現していきます。

スタディポケットは、これからも学校現場とともに歩みながら、学びの可能性を提案してまいります。

会社概要

【会社名】スタディポケット株式会社

【所在地】〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント19F

【代表者】代表取締役 鶴田浩之

【設⽴】2019年7⽉

【事業内容】

・生成AIを活用した教育ソフトウェアの開発事業

・校務DXに関する支援事業

・教育サービス事業

【認定/採択】

・文部科学省「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者 (生成AI分野)

・経済産業省「未来の教室」令和6年度教育イノベーター支援プログラム(EOL)採択企業

・ISMS国際規格「ISO/IEC 27001:2022」認証取得組織

【スタディポケット 公式サイト】

https://studypocket.ai

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会社概要

スタディポケット株式会社

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URL
https://studypocket.ai/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント19F
電話番号
-
代表者名
鶴田 浩之
上場
未上場
資本金
8900万円
設立
2019年07月