東京フィルハーモニー交響楽団が、2024年1月~11月のシーズン定期演奏会ラインナップを発表
東京フィルハーモニー交響楽団が、2024年1月~11月のシーズン定期演奏会ラインナップを発表
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/東京都新宿区、理事長:三木谷浩史)は2024年1月に開幕する2024シーズン定期演奏会のラインナップを発表しました。定期会員券(8公演/6公演の年間通し券)を、11月11日(土)10:00より優先(東京フィルフレンズ会員様対象)ならびに期間限定のWEB優先(~12月4日(月)23:59まで、期間限定でどなたでも1割引き)販売を開始します。
◆2024シーズン定期演奏会、ラインナップ一覧
https://www.tpo.or.jp/concert/2024season-01.php
◆2024シーズン定期会員券について(料金・購入方法など)
https://www.tpo.or.jp/concert/2024season-02.php
◆2024シーズン定期演奏会聴きどころ
https://www.tpo.or.jp/concert/2024season-03.php
ラインナップについて
2024シーズンも東京フィルの3人の指揮者、名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフが来日。桂冠指揮者ダン・エッティンガーは10年ぶりの東京フィル定期登場、そして2022年に東京フィルでデビューを果たした俊英・出口大地は2度めの定期登場で気を吐きます。北欧から始まりロシア、イタリア、ドイツ・オーストリア、フランス、中央アジアから東欧の国々をめぐる音楽の旅は、シンフォニー、協奏曲、大規模な合唱曲やオペラの傑作、そして実演で触れる機会は少ないながらも根強いファンを持つ管弦楽の佳品をバランスよくお楽しみいただけるプログラムです。
ソリストは確かな個性と才能で注目を集める若手奏者からヴェテランまで、盤石の布陣で揃います。協奏曲では1月定期(ミハイル・プレトニョフ指揮)に2021年ショパン国際ピアノコンクール3位入賞、審査過程でもその明るいキャラクターと爽やかな演奏で人気を集め、既に数回の来日を果たしているマルティン・ガルシア・ガルシア、6月定期(チョン・ミョンフン指揮)のメシアン「トゥランガリーラ交響曲」はパリ国立高等音楽院に学ぶピアニスト務川慧悟と、オンド・マルトノ奏者として本作のエキスパート原田節が脇を固めます。7月定期(ダン・エッティンガー指揮)では幅広いレパートリーと豊かな音楽性で絶えず耳目を集める阪田知樹がモーツァルト「ピアノ協奏曲第20番」を、10月定期(出口大地指揮)では、ヴァイオリニスト服部百音がファジル・サイのヴァイオリン協奏曲『ハーレムの千一夜』を引っ提げて鮮やかに登場。2024シーズンファイナルを飾る11月定期(アンドレア・バッティストーニ指揮)は、待望のマーラー「交響曲第7番『夜の歌』」を取り上げます。
3月定期『カルミナ・ブラーナ』、9月定期オペラ演奏会形式・ヴェルディ『マクベス』では、声楽との協演が見どころ。オペラ演奏に長い歴史と実績を誇り、国内外の声楽ソリストはもとより愛好家の皆様からも絶大な信頼を得る東京フィルでこそお楽しみいただける、ドラマティックで質の高い上演をお届けいたします。
▶3月定期キャスト決定のお知らせ(10/6)
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20231006-01.php
3月定期『カルミナ・ブラーナ』ではイタリアからソプラノヴィットリアーナ・デ・アミーチスとバリトンミケーレ・パッティが来日、カウンターテナーには弥勒忠史、迫力満点の合唱は新国立劇場合唱団、児童合唱は世田谷ジュニア合唱団が担います。
マエストロたちと東京フィルの充実、声楽との融合、協奏曲の躍動、どれをとっても期待しかない2024シーズンのラインナップ。ぜひ、一年通じてお楽しみください。
[Tokyo Philharmonic Orchestra's season 2024 subscription concerts lineup announcement]
The Tokyo Philharmonic Orchestra, the biggest & oldest orchestra in Japan, commemorating the 113th year of its foundation, begins the new season in January 2024 with Mo. Myung-Whun Chung, honorary music director, Mo. Andrea Battistoni, chief conductor, Mo. Mikhail Pletnev, special guest conductor, Mo. Dan Ettinger, conductor laureate, and Mo. Daichi Deguchi. The five maestros provide incomparably uplifting performances of passionate works and rich masterpieces throughout the year, bringing the joy of new discoveries and life.
▶for details: https://www.tpo.or.jp/en/concert/2024season-en.php
指揮者
ソリスト
東京フィルハーモニー交響楽団について
1911年創設。2024年に創設113年を迎える、日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフら、世界的指揮者との定期的な共演により世界的にも高く評価されています。放送演奏にも数多く出演し『名曲アルバム』『NHKニューイヤーオペラコンサート』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』のほか国民的音楽番組『NHK紅白歌合戦』などにも出演、さらにはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組にも取り上げられるなど、全国の音楽ファンの皆様に親しまれ高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開しています。
東京フィル2023シーズンの公演評より~
1月定期演奏会(チョン・ミョンフン指揮)
「…第2楽章では静粛ななかから厚みとうねりのある壮麗なブルックナーの音が形成され、ノヴァーク版の輝かしい楽章の頂点に向かう様は賞賛に値する。第3楽章では一転、金管の迫力ある躍動感が特徴。両性格が好対照で併存し、隅々まで自然な呼吸感で成立させていく」(「音楽の友」3月号)
「‥特に後半2楽章における濃密で強靭な推進力は圧巻」(「モーストリー・クラシック」4月号)
「過去に散見された問題を乗り越え、豊穣と俊敏、宗教性と世俗性という相反する要素を止揚させたブルックナーが出現」(「モーストリー・クラシック」4月号)
2月定期演奏会(ミハイル・プレトニョフ指揮)
「プレトニョフが指揮する東京フィルは独特の暖色系の音色で良く鳴る。(…)音圧と粘りを増した弦の豊かな響きの上に自発性に富む木管、力強く輝かしい金管のソロがのり、打楽器が明確なアクセントを刻む。ノスタルジックな旋律を歌い上げ、民族色をはっきりと打ちだし、ドラマを盛り上げながらクライマックスの爆発へとごく自然に導いた」(「音楽の友」4月号)
「ベートーヴェンの《皇帝》ではソリストのイム・ユンチャンが10代とは思えぬ個性的な演奏を聴かせ、音符の一つ一つに新鮮な解釈を導入してただならぬ才能を感じさせた」(「モーストリー・クラシック」)
「内容がやや難解といわれるこの作品を劇的に仕上げたのはさすが」(「音楽現代」5月号)
3月定期演奏会(アンドレア・バッティストーニ指揮)
「オーケストラは指揮者と一体感があり、積極性と技巧の高さを示した。(中略)簡潔ながら、バッティストーニの明快な音楽性と、彼と東京フィルとの相性のよさを示す好プログラム」(「音楽の友」5月号)
5月定期演奏会(ミハイル・プレトニョフ指揮)
「プレトニョフ指揮による東京フィルの演奏は、情景が目に浮かぶような鮮やかな語り口、研ぎ澄まされた鋭い音、豊かな色彩感という共通する特徴がある。ラフマニノフの管弦楽曲でも、これらの長所が発揮された」(「音楽の友」8月号)
6月定期演奏会(尾高忠明指揮)
「尾高の音楽づくりは丁寧で、細かい表情付けに優れ、作曲家のアイディアを隈なく漏らさず掬い取る」(「モーストリー・クラシック」9月号)
7月定期演奏会(チョン・ミョンフン指揮)
「超級の名演!/忘れがたい公演となった「音のみ」の劇的表出」(「音楽の友」9月号)
「壮大なスケールの中でそれぞれの登場人物が心の襞にこまやかに分け入る悲劇を聴かせた/刻々と揺れ動く弱った男の心をしなやかな音色を駆使して表現する場面は圧巻」(「しんぶん赤旗」9月1日付)
「名誉音楽監督チョン・ミョンフンの暗譜による指揮は、揺るぎない自身と生命力に満ちている。冒頭の嵐の場面では、力むことなくアンサンブルのエネルギーを引き出し、次第にボルテージをあげていく。オーケストラは鋭敏に反応し、新国立劇場合唱団は演技なしに声で緊迫感を高め、最後列からのオテロの登場で、クライマックスを迎える」(「日本経済新聞」8月10日付)
「一瞬たりとも聴き逃せない密度の濃い音楽劇空間を現出させた。/注目すべきは、日本人歌手勢も通常の彼らの演唱とは次元を異にする充実を示したことだ」(「モーストリー・クラシック」10月号)
東京フィルハーモニー交響楽団 プロフィール
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い~』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また「音楽の未来遺産」三善晃管弦楽作品シリーズ3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10 月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)、2023年「第20回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞」などを受賞している。
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