「処理より先に、時間をつくる」500㎥タンクから始めた下水処理場の緊急復旧。セイスイ工業、「セイスイラボ」第2回を公開
〜佐賀県玄海町の実例から、下水処理場が止まったときの現場判断と「流入制御→前処理→本処理」の考え方を解説〜
セイスイ工業株式会社(本社:千葉県千葉市若葉区、代表取締役:井本 謙一、以下 セイスイ工業、https://seisui-kk.com)は、2026年9月24日より、実務型ウェビナーシリーズ「セイスイラボ」の第2回「下水処理場が止まった瞬間~佐賀県玄海町の事例から考える」の配信を開始します。

第2回のテーマは、「下水処理場が突然止まったとき、何を基準に次の一手を決めるのか」。
設備故障や事故・災害によって下水処理場の機能が停止しても、下水の流入は止まりません。バキューム車による搬出を続けるのか、一時的に貯留するのか、それとも現地に仮設水処理設備を設置するのか。限られた時間の中で、現場の状況に応じた判断が求められます。
今回は、2025年1月に佐賀県玄海町の北部浄化センターで発生した設備故障を取り上げます。施設の地下が水没し、バキューム車による24時間体制の応急対応でも流入に追いつかない状況から、500㎥の貯留タンク、前処理、生物処理、膜処理、既存設備を段階的に組み合わせ、処理機能を立ち上げた実例です。
セイスイ工業が全国2,650件以上の水処理・汚泥処理で培ってきた経験をもとに、「まず何をするのか」「いつ応急対応から次の処理へ切り替えるのか」という現場判断から、平時に備えておきたいポイントまで解説します。
■ 背景:自治体職員の50.0%が「バキューム車や一時貯留で、どこまで持ちこたえられるか把握できていない」
セイスイ工業が2026年に全国の自治体で下水道業務に携わる職員108名を対象に実施した調査では、50.0%が「バキューム車や一時貯留による対応で持ちこたえられる水量や期間を把握できていない」と回答しました。

また、バキューム車による移送や一時貯留では対応しきれない場合に、次の対応へ切り替える判断基準について、52.7%が「特に定めていない」または「現在検討している」と回答しています。
さらに、仮設水処理設備の設置から運転管理まで相談できる事業者を「確保できていない」とする自治体も38.9%に上りました。


下水処理場は、設備が停止しても流入する下水を止めることができません。応急対応でどこまで持ちこたえられるのか、その限界をどのように見極め、いつ次の処理へ切り替えるのか。
第2回では、実際に設備停止が発生した佐賀県玄海町の事例をもとに、緊急時に処理を継続するための判断と、段階的に仮設水処理を成立させる考え方を解説します。
▼参考:「災害時の下水処理継続と事業者の選び方に関する実態調査」(2026年9月11日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000058301.html
■ 第2回で取り上げる玄海町の事例
1. 下水処理場が止まり、24時間対応でも追いつかない。現場は何を判断したのか
2025年1月、佐賀県玄海町の北部浄化センターで設備が故障し、施設の地下が水没。バキューム車による24時間体制の対応でも、流入する下水に追いつかない状況となりました。
応急対応をどこまで続け、いつ次の処理へ切り替えるのか。設備停止直後に求められた現場判断を振り返ります。
2. なぜ最初に設置したのは「500㎥のタンク」だったのか
現場で最初に設置したのは、水処理装置ではなく500㎥の貯留タンクでした。その狙いは、単に下水をためることではありません。緊急時に重要となる、「処理より先に、時間をつくる」という考え方を解説します。
3. 前処理・生物処理・既存設備を、どう組み合わせたのか
時間を確保した後、Habukiによる前処理、生物処理、膜処理、既存のUV設備を組み合わせて仮設水処理プラントを構築しました。何を前段で処理し、何を既存設備に任せるのか。限られた時間と設備の中で、処理を成立させるための設計判断を紹介します。
4. 約3週間で47㎥/hの処理体制を、どう立ち上げたのか
玄海町では、通常約2カ月かかる微生物処理の立ち上げを約3週間で完了し、1時間当たり47㎥の処理体制を構築しました。その背景にあったのが、最初から完成形を目指すのではなく、「流入制御 → 前処理 → 本処理」と段階的に処理を成立させる考え方です。
5. 設備が止まる前に、平時から何を確認しておくべきか
緊急時の対応力を左右するのは、設備が止まってからの判断だけではありません。
「何時間で何㎥たまるのか」「どの設備は止まっても流入が続くのか」「誰に相談するのか」など、自治体やBCP担当者が平時から確認しておきたいポイントも紹介します。
■ 第2回 番組概要
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名称:セイスイラボ
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第1回テーマ:下水処理場が止まった瞬間~佐賀県玄海町の事例から考える
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出演:セイスイ工業株式会社 代表取締役 井本 謙一
進行:スカイプレジャー株式会社 代表取締役 石橋 拓也
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収録時間:約30分
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配信スケジュール:2026年9月24日(木)より順次配信
※第1回配信:9月24日
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視聴申し込みURL:https://attendee.bizibl.tv/sessions/se1Ye5wuZ1Pe
※初回配信後も順次配信を予定しています。
■ 代表コメント
セイスイ工業株式会社 代表取締役 井本 謙一
「下水処理場は、設備が故障したからといって、流入する下水を止めることはできません。玄海町の現場でも、バキューム車による応急対応が行われていましたが、流入量が多く、24時間体制でも追いつかない状況となっていました。
そこで最初に行ったのは、水処理設備を設置することではなく、500㎥のタンクで流入する下水を受け止め、次の対応を考えるための時間をつくることでした。その後、前処理、生物処理、膜処理、既存設備を組み合わせ、段階的に処理を成立させていきました。
緊急時には、最初から100点の設備をつくることよりも、その時点で何をすれば現場を持ちこたえさせられるのかを判断し、次の処理へつないでいくことが重要です。
第2回では、玄海町で実際に何が起こり、私たちが何を見て、どのような順番で判断していったのかを具体的に紹介します。自治体や水処理施設に関わる皆さまにとって、自分たちの施設が止まった際に『まず何を確認し、次に何をするのか』を考えるきっかけになればと考えています。」
■ 今後の配信予定
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第3回|水処理で成果を出すために——機器選定より大事な“設計”の話
2026年9月下旬公開予定
今後も、水処理・排水処理・汚泥処理、設備更新、工場排水、災害対応など、実際の現場で課題となるテーマを継続的に取り上げる予定です。
※タイトル・内容・配信時期は変更となる場合があります。
■ 関連情報
▼ 「減災ガイドブック」(2026年8月7日公開)
https://seisui-kk.com/download?category=%E6%B8%9B%E7%81%BD%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
▼ 「災害時の下水処理継続と事業者の選び方に関する実態調査」(2026年9月11日発表)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000058301.html
▼ 玄海町下水処理場の水没事故で処理限界寸前に、仮設水処理プラントによる緊急復旧で公共サービスを維持
https://seisui-kk.com/results/case89
■会社概要
会社名:セイスイ工業株式会社
設立:1974年4月
代表取締役:井本 謙一
所在地:千葉県千葉市若葉区上泉町424-18 ちばリサーチパーク内
事業内容:
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排水、汚泥処理のプランニング
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排水、汚泥処理プラントのレンタル
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デカンタ型遠心分離機のレンタル
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各種水処理機器のレンタル
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【NETIS】土木泥水再利用システム(震災対応)
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【NETIS】汚染土壌分級システム(震災対応)
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