UPSIDER、スタートアップ最大規模*となる80億円超のシンジケートローン契約を締結
スタートアップにおける資金調達の選択肢を広げるディール事例に
同時に、5月に子会社「株式会社UPSIDER Capital」を設立し、グロースベンチャー向けの融資プロジェクトを始動すると発表した立場として、日本のスタートアップ企業と金融機関の双方に新たな選択肢を提示する契機にしてまいります。
* 各金融機関に対する聞き取り調査による自社調べ。調査期間:6月1日〜6月25日。
スタートアップ企業にも、大規模融資の選択肢を
現在、日本のベンチャーデット市場は100億円にも満たず、アメリカの100分の1程度とされています(Siiibo証券、2022年10月)。日本経済団体連合会(経団連)が発表した「スタートアップ躍進ビジョン」においても、5年以内に起こすべき変化のための手段として「ベンチャーデット産業の整備や促進」が挙げられています。
この課題に対して当社は、2023年6月に、AIを用いた生産性向上ツール「AI Coworker」のリリース決定および成長企業へ融資を進めていくための子会社「株式会社UPSIDER Capital」設立を発表しました。一方で、既存事業である法人カード「UPSIDER」およびビジネスあと払いサービス「支払い.com」の成長に関しては、売上ベースで前回ラウンドから1年で5倍の成長を果たしています。新規事業への取り組みだけでなく、既存事業の堅調な成長を評価いただき、今回、日本のスタートアップ企業として最大規模となる80億円のシンジケートローン契約を締結いたしました。今回の組成は、法人カード「UPSIDER」事業の成長資金(立替資金)の確保が目的です。
シンジケートローンはこれまで、収益性が高く調達規模の大きい企業が実施できる資金調達手段でした。この度、当社のようなスタートアップが実行したこと自体が、マーケットに対して意味を持つと捉えています。日本のベンチャーデット市場を盛り上げるために、当社自身がまず大きなデット・ファイナンスを実施して事例を創ってまいります。また、培った知見・経験をもとに、UPSIDER Capitalの枠組みで、大手金融機関との融資プロジェクトの取り組みを一層前に進めていく所存です。
当社ミッション「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」を目指し、既存の決済サービスに加えて、生産性と資金調達の両面から企業を後押しし、グローバルでの競争力を高めてまいります。「カード会社」から、「世界で戦える日本企業を生み出し、日本の競争力を再び上げることを支援する総合金融機関」へ。当社は、日本の成長を牽引する世界的なユニコーン企業を複数社生み出すことに今後も貢献してまいります。
シンジケートローン契約締結の概要
・融資額:80億円
・契約締結日:2023年6月22日
・借入実行日:2023年6月30日
・アレンジャー:三菱UFJ銀行
・参加金融機関:三井住友信託銀行、商工組合中央金庫、東京スター銀行、紀陽銀行、あおぞら銀行
・資金使途:法人カード「UPSIDER」事業の成長資金(立替資金)確保のため
代表取締役 宮城徹よりコメント
「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」という当社の挑戦に、多くの金融機関から共感していただけたことを光栄に感じております。そして、20,000社を超えるユーザーの皆様にも、日々ご利用いただき、フィードバックもくださり、心からお礼を申し上げます。
創業以来、常にデット・ファイナンスの難しさに苦労してきた身として、今回のような先行事例を社会に公開することで、少しでもスタートアップ融資の環境が好転することを祈っております。
また、アレンジャーの三菱UFJ銀行様は、もっとも初期から当社をご支援いただいている銀行様であり、先日には国内スタートアップ向け融資に注力することを発表されています。そのような銀行様の先行事例となることを光栄に思うとともに、ともに日本のベンチャーデット市場に大きな波を創って参りたいと思っております。
先日、ブログを公開しましたので、よろしければご一読ください。日本の競争力を再び上げるべく、「法人カードのスタートアップ」から「AI化された総合金融機関」に進化する、というUPSIDERの挑戦を綴っています。
・UPSIDER 公式note:https://note.com/upsider_inc/n/n36e5f1300d5e
金融機関よりコメント
<三菱UFJ銀行 執行役員 地区本部長 本裕一郎氏>
UPSIDERさまのカード事業は、スタートアップ領域における決済手段として日本経済の活性化・持続可能社会の実現に大きく貢献される事が期待されています。三菱UFJ銀行は、ベンチャーデット市場の確かな成長を通じて、社会課題の解決やお客さまの持続的な成長を後押しするチカラとなるよう共に挑戦をしてまいります。
<三井住友信託銀行 常務執行役員 坂上雄彦氏>
私は自分の会社の入館証に、UPSIDERのシールを貼ってます。そこには、"Boost Your Dream" という言葉が刻まれています。真面目に頑張っている人、挑戦している人が報われる世界を作りたい。挑戦者を応援することで、世界で戦える企業を生み出したい・・・素晴らしい企業理念だと思います。三井住友信託銀行は、今年度スタートアップ企業を応援する組織として「成長企業支援部」を立ち上げ、新たな挑戦をスタートさせました。挑戦者を全力で支援し、成長を支えられる存在でいたいという想いは、我々も全く同じです。同じ想いを持つ「同志」として、三井住友信託銀行はUPSIDERを全力で応援して参ります。
<商工組合中央金庫 ソリューション事業部 スタートアップ支援室長 髙橋幸一氏>
UPSIDER様はすでに多くの成長企業から高い評価を受けており、プロダクトの優位性はさることながら、「挑戦者を応援する」熱意ある姿勢・ビジョンに共感し、今回サポートをさせていただくに至りました。商工中金は、スタートアップ企業を応援することを注力領域として掲げており、引き続き多くの企業の発展を実現できるよう尽力してまいります。
<東京スター銀行 法人金融部門 執行役 齋藤崇浩氏>
日本を変えるプロダクトとビジネスを前に進めていく強いチーム、多くのステークホルダーを巻き込んでいく力。これらを総合的に勘案し、当社に対する支援を決定しました。当行として当社の今後の成長をサポートできることを嬉しく考えております。官民一丸となってスタートアップ企業を支援する昨今の情勢も踏まえ、挑戦者を応援する当社ビジネスと同様に、当行もベンチャーデットを中心とした金融サービスで業界の活性化に貢献していく所存です。
<紀陽銀行 大阪堂島営業部 副部長 植木園正志氏>
UPSIDER様のミッションとして、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」を掲げておられるなか、弊行グループとしましても、スタートアップ企業向けデットファイナンスをはじめ、2021年にVC(紀陽キャピタルマネジメント㈱)を設立する等、革新的な事業に挑戦しているスタートアップ企業への資金供給に取り組んでいます。UPSIDER様の取組は弊行のビジョンに合致する事から、今回の支援決定に至りました。また、今回の資金調達はスタートアップ企業としては大規模で、スタートアップ業界の資金調達活性化の一助になると考えており、そのようなプロジェクトとご縁をいただけた事に感謝しております。今後も、UPSIDER様をはじめとし、スタートアップ企業への融資支援を通じ、国内経済の発展に努めてまいります。
<あおぞら銀行 営業第八部長 山口雅史>
法人カードというフィールドの中で、ユーザーにスケール感と優れたUI/UXを通じた新たな価値を提供しています。業界の先駆者として、確かな実績を積み上げ大きく成長されています。
引続き、業界のリーディングカンパニーとして、法人カード業界とスタートアップ業界の成長を牽引する存在となり続けることを期待しております。弊行としても、更なる成長のサポートに寄与したいと考えております。
ファイナンスチームで採用強化中!
最大1億円以上の利用限度額の法人カード「UPSIDER」でユーザーに提供することで、「実績のないスタートアップ企業は資金調達が難しい」という常識を変えてきた当社。今回、「スタートアップは高額なシンジケートローンが組めない」という常識に挑戦し、日本で最大規模のシンジケートローンを実現しました。これを金融業界の新しい常識として、世の中に広げていくことを目指します。
当社の「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」というミッションを実現していくため、当社自身も、ファイナンスチームも常に挑戦を続けています。今後も、前例のない規模・手法による資金調達に取り組んでいき、日本のベンチャーデット・ファイナンスの市場を切り拓いく原動力になっていきたいと考えています。当社ファイナンスチームでは、デット・ファイナンスの経験や興味がある方の採用を強化しています。
詳細は下記のURLよりご確認ください。
・ファイナンスチーム ご応募はこちら:https://herp.careers/v1/upsider/7sX38Ya8xeTR
・そのほかの職種のご応募はこちら:https://career.up-sider.com/
法人カード「UPSIDER」について
当社は、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに、法人カード「UPSIDER」およびビジネスあと払いサービス「支払い.com」を提供しており、両サービスの利用社数は20,000社を超えています。
UPSIDERは、当社が提供する利用限度額や会計処理などの財務課題を解決する法人カードです。特に、最大1億円以上の利用限度額(前払い・後払い)や、バーチャルカードの発行・管理機能、会計処理の早期化を助けるSaaS機能が好評で、アクティブな利用企業は数千社以上、利用継続率は99%以上、累計決済額は1,000億円を突破しています。
・サービスページ:https://up-sider.com/lp/
さらに、上場企業のお客様が急増しています。決済だけではなく、決済前の利用先制限・上限設定・稟議申請など決済前の手続きから、決済後の利用履歴の即時管理画面反映、証憑回収・紐付け、稟議への紐付け、Slack連携による通知・証憑提出といった、一気通貫した幅広い機能が好評で、法人カードを安全に運用することが可能になっています。ガバナンスやアカウンタビリティーが重要な上場企業のお客様にとって、全社的な支出管理の厳格化、経費精算業務の簡略化、会計処理の早期化に繋げられます。
ビジネスあと払いサービス「支払い.com」について
個人事業主・法人企業を対象とした「支払い.com」は、企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いを、ユーザーがお持ちのクレジットカードで決済できるサービスです。お支払いをクレジットカードのお引落日まで延長することで、ユーザーは資金繰りの改善が可能となります。また、ユーザーは書類の提出や面談、審査は必要ありません。
会社概要
・社名:株式会社 UPSIDER
・設立:2018年5月
・代表者:宮城 徹、水野 智規
・資本金:8,794百万円(資本準備金等含む)
・本社所在地:東京都港区六本木 7-15-7
・加入協会・認定: 一般社団法人日本資金決済業協会、セキュリティ認定 PCI DSS v3.2.1
本件に関するお問い合わせ先
ご導入のご相談や、取材申し込み、提携のご連絡は、pr@up-sider.com までご連絡ください。
※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。
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