将来世代の声を聞き、社会のウェルビーイングを推進する「FR(Future Generations Relations)」活動を開始
~これからの“美”について、将来世代と対話~
将来世代(Future Generations)とともに、これからの“美”について考える
株式会社ポーラ・オルビスホールディングスは、日本経済新聞社が公益財団法人Well-being for Planet Earthおよび有志の企業や有識者・団体等と連携し2021年3月に立ち上げた「Well-being Initiative」に参画してまいりました。 本イニシアチブでは、Well-being(実感としての豊かさ)を測定する新指標開発やウェルビーイング経営の推進、政府・国際機関への提言、Well-beingをSDGsに続く世界的な政策目標に掲げることを目指しています。
現在、将来世代と企業が積極的に対話することが、事業を通じた顧客や社員、社会全体のウェルビーイングの向上や、持続可能な事業成長と社会との共存の両立を求める投資家の評価においても重要になっています。このような状況を受け、「Well-being Initiative」では、重要なステークホルダーである株主・社員・顧客・取引先・地域住民などに、未来を担う「将来世代」を加え、継続的に対話をしていく「FR」活動を展開する運びとなりました。「FR」は、株主や投資家向けに行う活動「IR(Investor Relations)」に対する造語で、将来世代(Future Generations)と対話し関係性(Relations)を築く活動を意味しています。
当社のFR活動のテーマは、「これからの“美”」です。将来世代と美について思うことや気になっていることを共有し合いつつ、ぶらぶら研究員(※1)が収集した世界の事例を交えながら、それぞれの持つ美の価値観や「これからの“美”」について対話し、一緒に考えていく予定です。本アクションは、ポーラ・オルビスグループがグループ横断プログラム「美を紡ぐ」(補足資料3)で実施した内容をもとに、大学や他企業と連携をしながら、対象を将来世代へ拡大する形で、2024年より随時行っていきます。
当社は今後、FR活動に取り組む企業と連携し、本活動を通して将来世代の意見や考えを学び、その知見を経営にも取り入れてまいります。
※1 マルチプルインテリジェンスリサーチセンターに所属し、世界各地からの情報収集等やアライアンスの促進を行う専任の研究員。
【補足資料1】 FR(Future Generations Relations)活動について
これからの日本を生きる若い世代のウェルビーイングを高めていくために、企業が出来ることとして、 我々は、「対話」から始めるべきだと考えました。未来を生きる当事者たちと同じ目線で対話を重ねながら、 意見を聞き、学び、経営に活かしていく。私たちはそんな活動を、株主や投資家と対話を重ねるIR(Investor Relations)活動とは異なる「“FR(Future Generations Relations) ”活動」と定義し、プロジェクトを進めていきます。 IR活動が今や一般的になったように、 将来世代との対話であるFR活動が、これからの当たり前なっていくことで、日本のウェルビーイングは高まっていくと考えています。当社は、美を扱う会社として、「これからの“美”」をテーマにFR活動を行います。我々が考える美について一方的に伝えるのではなく、現在の若い世代の価値観を対話を通して知り、未来についてともに考える活動としていきます。
【補足資料2】 Well-being Initiativeについて
日本経済新聞社が公益財団法人Well-being for Planet Earthおよび有志の企業や有識者・団体等と連携し2021年3月に立ち上げた企業コンソーシアム。 本イニシアチブでは、Well-being(実感としての豊かさ)を測定する新指標開発やウェルビーイング経営の推進、政府・国際機関への提言、Well-beingをSDGsに続く世界的な政策目標に掲げることを目指しています。
公式サイト: https://well-being.nikkei.com/
【補足資料3】「美を紡ぐ」活動について
ポーラ・オルビスグループでは、「感受性のスイッチを全開にする」をグループ理念に掲げています。「美を紡ぐ」は2018年から実施しているグループ横断プログラムで、一人ひとりの美意識や感受性を磨く活動として、京都の西陣織の老舗、株式会社細尾の細尾真孝氏による監修のもと、日本の伝統工芸から世界各国のトレンド事例・思想に至るまで美に関するさまざまな情報を蒐集(しゅうしゅう)(※2)し、理解を深めてきました。
その活動の一環として、企業のコンセプトおよびビジネス戦略をコンサルティングする、デンマークの Bespoke 社(所在地:デンマークコペンハーゲン)と連携して、“美”に関する世界中の事例をもとに各自の視点を持ち寄りディスカッションすることで、当グループが創出すべき「美」の指針を体系化しています。
また、その他にも、日本と中国に共通する文化や美意識を切り口に美を見つめなおし、“未来に向けて提案したい美”を体現するプロダクトのプロトタイプを展示する「美を紡ぐ展」(会期:2023年11月29日~12月25日、会場:ポーラ ギンザ 1 階 〒104-0061 中央区銀座1-7-7)を開催しています。本展示会では、中国のクリエイターたちや日本の伝統工芸を担う方々と作成したプロダクトに加え、本活動で蒐集してきた美の価値観や美意識、未来に向けてこれから目指す美をまとめた書籍(非売品)を展示しています。
※2 寄せ集めること。コレクションすること。
■ 関連リリース
・「ポーラ・オルビスグループ横断プログラム『美を紡ぐ』をスタート “伝統工芸”や“食”などをテーマとし、文化と人を通じて『美』を考える」(2018年3月26日)
https://ir.po-holdings.co.jp/news/news/news7373798256745820868/main/0/link/20180326_newprogram.pdf
・「ポーラ・オルビスグループ横断プログラム『美を紡ぐ』活動の場を世界に拡大 これからの『美』をグローバル視点で考える」(2019年3月28日)
https://ir.po-holdings.co.jp/news/news/news-1837035464908297217/main/0/link/20190328_MIRCprogram.pdf
・「ポーラ・オルビスグループ横断プログラム『美を紡ぐ』展示を銀座で開催 未来に残していきたい美について問いかける」(2023年11月22日)
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