検索エンジンによる情報収集のクオリティが低下、エフセキュアが注意喚起
~より精度の高いレピュテーションサービスを提供するには~
スパムのようなウェブサイトやコンテンツ事業の増加により、ウェブのクオリティが急低下しており、まるで巨大なゴミ捨て場の様になっています。
フィンランド、ヘルシンキ発 ―2011年4月7日:
エフセキュア・コーポレーション (本社: ヘルシンキ、フィンランド 以下エフセキュア) が提供している 「ブラウザ保護 (※1)」 によるウェブレピュテーションのデータベースに、毎月数百万ものクオリティの低いウェブサイトが新しく追加されていることを受け、Googleなどの検索エンジンによる精度の高い情報収集が困難になっていると警鐘を鳴らしています。
カリフォルニア大学バークレー校の客員研究員を務めているヴィヴィック・ワンドワ(※2) は、コンテンツ事業者が発信しているクオリティの低いウェブサイトやスパムによって、生徒がGoogleによる検索で然るべき情報収集ができなかったことを題材に、今年の元旦に大討論会を催しました。彼は、同討論会において、次のように述べました。「コンテンツ事業者やスパム業者が、ウェブを巨大なゴミ捨て場にしています。そのようなウェブサイトの多くは、TechCrunchなどのコンテンツをただ単にそのまま転載しており、Googleはそれを見て見ぬふりをしています。なぜならスパム業者は、Googleの広告主だからです。」
それ以来、Googleは、クオリティの低いウェブサイトが検索結果の上位に上がらないよう、アルゴリズムを修正しました。Googleによると、この対策を講じたことで11.8%のウェブサイトが影響を受け (※3)、それと同時にイギリス医師会雑誌 (British Medical Journal) やGoogle自らが提供しているGoogleプレイスなどの信頼できるウェブサイトまでもが検索結果の上位に上がらないという問題を引き起こしました。(※4)
Googleに限らず、様々なセキュリティ サービスや製品を提供している企業においても、悪意のあるウェブサイトを特定するために注力しており、エフセキュアでもクラウドテクノロジベースのレピュテーションの精度を高め、データベースの充実を推進しています。またエフセキュアでは、日々増乱立するウェブサイトを迅速に評価し、その判定に基づいて「ブラウザ保護 (※1)」 機能の強化を図っています。
エフセキュアのレピュテーション データベースは、過去15ヶ月にわたり劇的に変化しており、2009年の末頃に4,400万だったデータベースは、今年の2011年3月の終わりまでに1億2,000万まで膨らんでいます。エフセキュアは、常に数千万単位でURLを収集、更新しており、ユーザによる評価を含め、膨大なデータベースをユーザと共有することで、より精度の高いリアルタイムな防御を可能にしています。
エフセキュアのセキュリティ研究所でセキュリティ アドバイザーを務めるショーン・サリバンは、次のように述べています。「スパム業者は、広告収入を得る為にコンテンツを無闇に二次利用したり、クオリティの低いコンテンツをばらまいており、インターネットによる情報収集がますます難しくなっています。エフセキュアのデータベースの専門家は、増加し続けるゴミの海から、信頼できる島を迅速に見つけ出すために、より精度の高い評価システムを開発しています。我々が開発したシステムは、毎日数百万ものURLを入手しており、それらを評価、フィルタリングしていますが、今後は、その数が億単位になると予測しています。」
「検索エンジンによる情報収集は、以前にも増してアクセス元や状況に依存するようになっています。たとえば、スパマーなどの攻撃者は、IPアドレスを特定されないよう、より高度な技術を用いて国を転々としていますし、ある国では安全に見えるウェブサイトでも、ほかの国や人によっては危険なものであることも十分あり得るのです。」
今後、ウェブサイトのレピュテーションをより正確に判定するには、グローバルな観点、つまり国やアクセス状況によって判定に差が出るということを加味しなければなりません。エフセキュアは、既にこのレピュテーション システムの構築を進めており、「ブラウザ保護 (※1)」の更なる強化を図って参ります。
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※1
「ブラウザ保護」は、悪意のあるウェブサイトによる攻撃からユーザを守るクラウド テクノロジベースの機能で、ユーザが危険なサイトにアクセスするのを未然に防ぐことができます。ユーザが危険なサイトへアクセスしようとすると、警告ページを表示することで注意を促し、ドライブバイダウンロードやSEOポイズニングなどによって個人情報を盗む悪質なウェブサイトからユーザを守ります。 クラウド テクノロジは、無限のデータベースをユーザと共有することで、より精度の高いリアルタイムな防御を可能にしています。
「ブラウザ保護」を搭載しているエフセキュア製品は、「エフセキュア クライアント セキュリティ」、「エフセキュア プロテクション サービス ビジネス ワークステーション」、「エフセキュア インターネット セキュリティ」の3製品です。
※2
http://wadhwa.com/2011/01/29/the-future-of-search-who-will-win-the-spam-wars/
※3
http://googleblog.blogspot.com/2011/02/finding-more-high-quality-sites-in.html
※4
http://www.guardian.co.uk/technology/blog/2011/feb/28/google-changes-sites-affected
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*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
スパムのようなウェブサイトやコンテンツ事業の増加により、ウェブのクオリティが急低下しており、まるで巨大なゴミ捨て場の様になっています。
フィンランド、ヘルシンキ発 ―2011年4月7日:
エフセキュア・コーポレーション (本社: ヘルシンキ、フィンランド 以下エフセキュア) が提供している 「ブラウザ保護 (※1)」 によるウェブレピュテーションのデータベースに、毎月数百万ものクオリティの低いウェブサイトが新しく追加されていることを受け、Googleなどの検索エンジンによる精度の高い情報収集が困難になっていると警鐘を鳴らしています。
カリフォルニア大学バークレー校の客員研究員を務めているヴィヴィック・ワンドワ(※2) は、コンテンツ事業者が発信しているクオリティの低いウェブサイトやスパムによって、生徒がGoogleによる検索で然るべき情報収集ができなかったことを題材に、今年の元旦に大討論会を催しました。彼は、同討論会において、次のように述べました。「コンテンツ事業者やスパム業者が、ウェブを巨大なゴミ捨て場にしています。そのようなウェブサイトの多くは、TechCrunchなどのコンテンツをただ単にそのまま転載しており、Googleはそれを見て見ぬふりをしています。なぜならスパム業者は、Googleの広告主だからです。」
それ以来、Googleは、クオリティの低いウェブサイトが検索結果の上位に上がらないよう、アルゴリズムを修正しました。Googleによると、この対策を講じたことで11.8%のウェブサイトが影響を受け (※3)、それと同時にイギリス医師会雑誌 (British Medical Journal) やGoogle自らが提供しているGoogleプレイスなどの信頼できるウェブサイトまでもが検索結果の上位に上がらないという問題を引き起こしました。(※4)
Googleに限らず、様々なセキュリティ サービスや製品を提供している企業においても、悪意のあるウェブサイトを特定するために注力しており、エフセキュアでもクラウドテクノロジベースのレピュテーションの精度を高め、データベースの充実を推進しています。またエフセキュアでは、日々増乱立するウェブサイトを迅速に評価し、その判定に基づいて「ブラウザ保護 (※1)」 機能の強化を図っています。
エフセキュアのレピュテーション データベースは、過去15ヶ月にわたり劇的に変化しており、2009年の末頃に4,400万だったデータベースは、今年の2011年3月の終わりまでに1億2,000万まで膨らんでいます。エフセキュアは、常に数千万単位でURLを収集、更新しており、ユーザによる評価を含め、膨大なデータベースをユーザと共有することで、より精度の高いリアルタイムな防御を可能にしています。
エフセキュアのセキュリティ研究所でセキュリティ アドバイザーを務めるショーン・サリバンは、次のように述べています。「スパム業者は、広告収入を得る為にコンテンツを無闇に二次利用したり、クオリティの低いコンテンツをばらまいており、インターネットによる情報収集がますます難しくなっています。エフセキュアのデータベースの専門家は、増加し続けるゴミの海から、信頼できる島を迅速に見つけ出すために、より精度の高い評価システムを開発しています。我々が開発したシステムは、毎日数百万ものURLを入手しており、それらを評価、フィルタリングしていますが、今後は、その数が億単位になると予測しています。」
「検索エンジンによる情報収集は、以前にも増してアクセス元や状況に依存するようになっています。たとえば、スパマーなどの攻撃者は、IPアドレスを特定されないよう、より高度な技術を用いて国を転々としていますし、ある国では安全に見えるウェブサイトでも、ほかの国や人によっては危険なものであることも十分あり得るのです。」
今後、ウェブサイトのレピュテーションをより正確に判定するには、グローバルな観点、つまり国やアクセス状況によって判定に差が出るということを加味しなければなりません。エフセキュアは、既にこのレピュテーション システムの構築を進めており、「ブラウザ保護 (※1)」の更なる強化を図って参ります。
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※1
「ブラウザ保護」は、悪意のあるウェブサイトによる攻撃からユーザを守るクラウド テクノロジベースの機能で、ユーザが危険なサイトにアクセスするのを未然に防ぐことができます。ユーザが危険なサイトへアクセスしようとすると、警告ページを表示することで注意を促し、ドライブバイダウンロードやSEOポイズニングなどによって個人情報を盗む悪質なウェブサイトからユーザを守ります。 クラウド テクノロジは、無限のデータベースをユーザと共有することで、より精度の高いリアルタイムな防御を可能にしています。
「ブラウザ保護」を搭載しているエフセキュア製品は、「エフセキュア クライアント セキュリティ」、「エフセキュア プロテクション サービス ビジネス ワークステーション」、「エフセキュア インターネット セキュリティ」の3製品です。
※2
http://wadhwa.com/2011/01/29/the-future-of-search-who-will-win-the-spam-wars/
※3
http://googleblog.blogspot.com/2011/02/finding-more-high-quality-sites-in.html
※4
http://www.guardian.co.uk/technology/blog/2011/feb/28/google-changes-sites-affected
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*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。