「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」、第Ⅲ期いよいよ刊行開始!最新刊は太平洋戦争前夜までを描いた超絶技巧の作家たちの傑作・名作ぞろい!
最新刊『近現代作家集 Ⅰ』はこの100年の間に書かれた傑作・名作ぞろいのアンソロジー。
豪華ラインナップを彩る帯装画は草間彌生!
累計39万部を突破した大好評の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(河出書房新社刊)。第Ⅲ期のはじまりは、収録作家の全容が明らかにされていなかった『近現代作家集 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』の第1弾『近現代作家集 Ⅰ』(3月14日発売)。
この100年の間に書かれた傑作、いまこそ読むに値する名作12篇を精選したアンソロジー。作品の書かれた年代順でなく、“作品の時代背景順”(Ⅰ巻は平安末期から昭和初期まで)に構成されており、今までのアンソロジーにはない画期的な試みとなっている。
また、豪華ラインナップを彩る帯装画は現在、国立新美術館で大規模個展開催中の草間彌生の作品「こんにちは」。
今後も5月にⅡ巻、7月にⅢ巻の刊行を予定。Ⅲ巻には村上春樹の作品収録も予定されている。
【池澤夏樹「ぼくがこれを選んだ理由」】
「開国を機に西洋の文学を学び始め、その一方で日本の古典にも多くを負って近代の小説というものを作った文学者たち。更にそれを継承して大正と昭和の文学の中核を成した十数名の作家の佳品を、それぞれの作品が扱う時代順に並べる。一篇ずつを文学として楽しむ一方、連ねて世相の変化を追う読みかたもできる。」
【『近現代作家集 Ⅰ』収録作家・作品一覧】
久生十蘭「無月物語」
神西清「雪の宿り」
芥川龍之介「お富の貞操」
泉鏡花「陽炎座」
永井荷風「松葉巴」
宮本百合子「風に乗って来るコロポックル」
金子光晴「どくろ杯(抄)」
佐藤春夫「女誡扇綺譚」
横光利一「機械」
髙村薫「晴子情歌(抄)」
堀田善衞「若き日の詩人たちの肖像(抄)」
岡本かの子「鮨」
【書誌情報】
「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」
第26巻『近現代作家集 Ⅰ』
池澤夏樹 編
2017/3/14発売
ISBN: 978-4-309-72896-4
●本体価格:2800円(税別)
●46変形判/512頁
月報:荒川洋治・中島京子 解説:池澤夏樹
帯装画:草間彌生 こんにちは(1989)
明治から現代までの作家の名品を、作品の時代背景順に収める『近現代作家集』。I巻には久生十蘭、泉鏡花、金子光晴、髙村薫など。
●第Ⅲ期以降の刊行予定●
2017/5 (27)『近現代作家集 Ⅱ』
2017/7 (28)『近現代作家集 Ⅲ』
2017/9 (04)『源氏物語 上』角田光代訳
2018/5 (05)『源氏物語 中』角田光代訳
2018/12 (06)『源氏物語 下』角田光代訳
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