【未来の家プロジェクト】横浜市、NTTドコモ、相鉄グループと共同で、IoTスマートホーム生活モニタリング実験を開始!
~IoT機器やセンサーで住む人の生活を丸ごとスキャン~
「未来の家プロジェクト」とは、IoT機器やセンサーなどを実装したIoTスマートホーム™を用いて実証実験を行い、収集された各種時系列データに基づいて、家がリラックス度や活動量など居住者の生活状態を可視化することで気づきを与え、将来的には居住者の状態に合わせて人工知能(AI)を通じてIoT機器を自動制御し、快適な室内環境の自動調節と健康管理もしてくれる未来の家の実現を目指すプロジェクトです。
本実証実験では、IoTスマートホーム™に被験者※3が1週間居住し、温度・湿度・照度など室内環境センシングと、食事・活動量・睡眠など生活状態センシングを行い、センシングデータを居住者にフィードバックすることで健康に対する意識変化や行動変容について評価を行います。また、ドアの開閉記録やIoT家電の使用状況などを解析し、日常の生活パターンとの比較により、離れて暮らす家族を安心して見守ることができる環境づくりについても評価・検証を行います。
今後、当実証実験の評価結果等を通じて、人工知能(AI)およびIoTを活用した、誰もが健康で快適な生活を送れる未来の住環境の実現をめざします。
【「未来の家プロジェクト」実証実験概要】
場所 | そうてつローゼンミニさちが丘店 敷地内 (神奈川県横浜市旭区さちが丘47-1、二俣川駅下車6分) |
実証期間 | 平成29年12月25日(月)~平成30年2月28日(水) |
実証実験内容 | 被験者がIoTスマートホーム™で、自宅にいるときと同じように1週間生活をし、実験前後での被験者の状態変化、意識変化、行動変容について評価・検証する。 ※ 本人同意の上、収集したデータは匿名化して今後の実証実験の参考にします。 |
IoTスマートホームの主な機能 | ・室内環境(温度、湿度、照度、空気質など)センシング ・バイタルデータ(体重、血圧、活動量、摂取カロリー・栄養素、ストレス、睡眠時間など)センシング ・生活動線(ドア開閉、滞留点など)センシング ・スマートフォンを利用したアプリや対話による家電の一元操作・センシングした情報の可視化(アプリや鏡への表示) |
今後 | 本実験で得られた成果をもとに、平成30年4月以降も条件や場所を変えて実験を行っていきます。 |
【プロジェクトメンバーの役割】
and factoryは本プロジェクトにおいて、IoTスマートホーム™の居住者のユーザー体験設計と、居住者に便利に快適に生活してもらうためのUI設計、アプリ開発を行っております。また、今後協業する企業様との事業検討、企画を行い、実証実験から事業化を推進し、IoTスマートホーム™を普及させていく役割を担っていきます。
メンバー | 役割 |
横浜市 | 市内6000社の製造業、3000社のIT産業との連携や、協業いただける企業への呼びかけ |
NTTドコモ | IoTスマートホーム™の提供、様々なIoT機器を一元的に管理、制御可能な クラウド「IoTアクセス制御エンジン」の提供、データの管理・解析 |
and factory | 居住者がIoT機器を操作するためのUI,UXデザイン、本プロジェクトで生 まれたIoTプロダクトの事業化および事業化に関するノウハウ提供 |
相鉄グループ | 実証場所の提供 |
富士通コネクテッドテクノロジーズ | 被験者の健康状態(ストレス度、血管年齢、心拍数)を測定し、健康状態に合わせたアドバイスを提供するデバイスを設置 |
■and factoryの取り組み
2016年8月19日に福岡市にて近未来の生活を体験できる最先端デバイスを1カ所に集結させた日本初のスマートホステル「&AND HOSTEL※4」をプロデュースしました。客室に設置されたあらゆるIoT製品をひとつのアプリから操作、制御するプラットフォームアプリ「&IoT」を起点に、あらゆるシーンでIoT体験が可能で、部屋自体がエンターテイメント空間となり、宿泊体験を観光目的の一つとして楽しめる宿泊施設です。第1号店に続き、2017年4月に浅草北エリアに2号店を、5月に上野エリアに3号店をプロデュースし、IoT体験ができる宿泊施設を多店舗展開しています。
本プロジェクトにおいても「&AND HOSTEL」のプロデュース経験とプラットフォームアプリ「&IoT」の開発実績が活かされております。
従来、健康管理に関わるバイタルデータや食事などのデータは、各種多様なデバイスを用いて収集、計測は行われていますが、それぞれのデータを一元的に見ることができないことや、使用者自身がデータ入力するのが手間になり、継続して使われづらいという課題がありました。IoTスマートホーム™では、複数のデータをクラウド上に収集し、スマートフォンなどの一つの管理画面で可視化されるため、居住者は手軽に健康や生活状態を把握できます。さらに、居住者はIoT機器などを一括で制御、管理できるアプリケーションを用いて、手軽に家の中に設置されているIoT機器などの操作が可能になります。
アプリケーションイメージ
AIを通じて居住者の状態に合わせた快適な室内環境へ自動調節する未来の家イメージ
【未来の家プロジェクト Webサイト】
【横浜市、NTTドコモとIoTスマートホームを活用した「未来の家プロジェクト」を開始】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000014185.html
※1 「I・TOP横浜」とは、横浜市が2017年4月に立ち上げた横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等を活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等の場となる「IoTオープンイノベーション・パートナーズ(I・TOP横浜)」のことです。
※2 「IoTスマートホーム™」はNTTドコモの商標です。
※3 NTTドコモ社員を含む実証実験関係者8名を予定
※4 「&AND HOSTEL」はand factory株式会社の商標または登録商標です。
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